雪山での邂逅
~ 某所ロシア軍基地・司令部 ~
コンコンッ。コンコンッ。
「マリア=スミノフ少尉、印度軍のサティ=マハールと共に入室します」「うむ、入室を許可する」
重厚な木製ドアを開けて入って来たのは小柄な銀髪の少女。そして、その後ろで物珍しげに室内をキョロキョロ見回す褐色の肌の少女。
脇腹へのさりげない肘打ちで挙動不審のサティを牽制しつつ、マリアが口を開く。
脇腹へのさりげない肘打ちで挙動不審のサティを牽制しつつ、マリアが口を開く。
「それで、今回の任務についてお尋ねしたいのですが」
「うむ。まずはこれを見てくれたまえ」
「うむ。まずはこれを見てくれたまえ」
モニターが点灯し、壮大な雪山の光景を映し出す。そして望遠レンズがズームし、山腹にある異物 ~塔状の建造物~ を拡大してゆく。
「・・・これは?」
「この近くの山にアムステラ軍が打ち込んだ建造物だ。君達にはこれの調査、可能ならば破壊を命じる。詳しい資料はこちらだ」
「なるほど・・・」
「この近くの山にアムステラ軍が打ち込んだ建造物だ。君達にはこれの調査、可能ならば破壊を命じる。詳しい資料はこちらだ」
「なるほど・・・」
渡された資料に素早く眼を通すマリアの横から、サティが口を挟む。
「でも、ガンダーラやゴーリキーでそこまで歩いてくのって大変だヨ?」
「現地近くまでは『レプカ(репка:大きな蕪の意)』で空輸する。現在、近隣に敵航空兵力の反応は無いから、まず大丈夫だろう」
「れぷか?」「うち(ロシア軍)の超大型VTOL輸送機よ。機動マシン運搬用に開発された航空機なの」
「現地近くまでは『レプカ(репка:大きな蕪の意)』で空輸する。現在、近隣に敵航空兵力の反応は無いから、まず大丈夫だろう」
「れぷか?」「うち(ロシア軍)の超大型VTOL輸送機よ。機動マシン運搬用に開発された航空機なの」
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普通に聞くだけだと、いくら山腹にある施設とはいえ、たった2機のロボットで強襲を掛けるというのは無謀な感がある。
しかし、アムステラ軍が用いる操兵、及び地球側が対抗して開発した機動マシンは、戦闘概念に一種の先祖返りを生じさせていた。
しかし、アムステラ軍が用いる操兵、及び地球側が対抗して開発した機動マシンは、戦闘概念に一種の先祖返りを生じさせていた。
その一つが、『 一 騎 当 千 』 である。
彼女らが駆る特製の機動マシンは、アムステラの一般的な操兵・羅甲などとは比べ物にならぬ性能を誇る。
極端な例えではあるが。『三国志』や『水滸伝』の英雄達の如く、雑兵をものともせず戦場を蹂躙する能力があるのだ。
極端な例えではあるが。『三国志』や『水滸伝』の英雄達の如く、雑兵をものともせず戦場を蹂躙する能力があるのだ。
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~ 現地山腹 ~
建造物の死角から降下し、雪山を踏み締めつつ接近する2機の大型機動マシン。目標の塔を発見したマリアが口を開く。
「・・・これがアムステラタワーね。こいつはちょっとした要塞だわ」
「アタシには、ちっちゃな小屋にしか見えないけどネ?」
「アタシには、ちっちゃな小屋にしか見えないけどネ?」
ゴーリキーが無言でガンダーラの肩を掴み、傍にあった山小屋から塔の方へと向きを変える。
「行くわよ、サティ!」「任せてちょうだい!」
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~ アムステラタワー内 ~
塔への突入は想像以上に容易であった。迎撃兵器はあったが、ゴーリキーとガンダーラの重装甲相手には歯が立たなかったのだ。
そして塔に入ってしまえば強力な火器は使えぬ為、有効な攻撃は皆無と言っても良い。
そして塔に入ってしまえば強力な火器は使えぬ為、有効な攻撃は皆無と言っても良い。
「マリアー、こっちには何かでっかい機械があるだけだヨ」「こっちは居住区みたいね・・・今は誰も居ないけど」
壁や天井を豪快にブチ抜き、上層階の探索を行う2機。ある程度、状況を把握した所でマリアが下へ行こうと提案する。
「えっ、下に?」「資料によると、この下に巨大な地下空洞があるみたいなのよ」
この塔は橋頭堡としての運用目的の様だが、その戦力が補充される前に強襲を掛けるのに成功した。そこに無意識の油断があったのか。
地下の暗闇をライトで照らしつつ進む中で突如、センサーに動体反応が! 同時に闇を裂く光線!
地下の暗闇をライトで照らしつつ進む中で突如、センサーに動体反応が! 同時に闇を裂く光線!
「きゃっ!」「マリアっ?!」
闇から現れたのは、鉄機蜘蛛を小型にした様な羅甲サイズの機体。試作自動迎撃機・火尖蜘蛛であった。
鉄機蜘蛛と同様、全方位を見通す機体構造を持ち、主火力は機体中央部に装備された轟雷砲。回転砲座により真上・真下以外は攻撃可能。
火線を絞った轟雷砲は、周囲への余分な被害を避けつつ、的確に敵を射抜く威力を持っている。
鉄機蜘蛛と同様、全方位を見通す機体構造を持ち、主火力は機体中央部に装備された轟雷砲。回転砲座により真上・真下以外は攻撃可能。
火線を絞った轟雷砲は、周囲への余分な被害を避けつつ、的確に敵を射抜く威力を持っている。
ゴーリキーは咄嗟にかざした左腕でそのビームを受けており、運悪く肘近くを直撃貫通した。まだ腕が動くだけマシではあるが。
「 こ っ の お ぉ お !! 」 ゴ ギ ャ ア ァ ン !!
だが、マリアの反応は素早かった。ビームを受け止めると同時にゴーリキーは火尖蜘蛛に肉薄し、その拳を胴体中央に叩き込んだのだ!
ゴーリキーの腕が半ばめり込む程の一撃で、火尖蜘蛛は機能を停止した。
ゴーリキーの腕が半ばめり込む程の一撃で、火尖蜘蛛は機能を停止した。
「・・・ほう、中々やる。随分と思い切りの良い攻撃じゃな」
「 ! ? ! 」「 誰 ネ ッ ?! 」
「 ! ? ! 」「 誰 ネ ッ ?! 」
突然、闇の中から老人の声が響く。2人の誰何の声に応じて、洞窟の天井に据え付けられた照明が洞窟内を照らし出す。
そこに居たのはゴーリキーやガンダーラに匹敵するサイズの操兵一機。6本の腕を持つ異形の機体である。
そこに居たのはゴーリキーやガンダーラに匹敵するサイズの操兵一機。6本の腕を持つ異形の機体である。
「暇に飽かして視察に来ていたのじゃがな。これは良い場所に居合わせたものよ」
「そして、お主らが突入した時には既にスタッフを逃がしておる。これで存分に力を振るえるのう」
「そして、お主らが突入した時には既にスタッフを逃がしておる。これで存分に力を振るえるのう」
こう言うなり素手のまま構えを取り、掌を上向けてチョイチョイと手招きする。
「さ、遠慮は要らん。掛かって参れ」
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~ 地下空洞内 ~
読者の皆様はもう既にご存知だろう。そう、この操兵の名は『岩鉄』。乗り手はアムステラの軍神にして快皇『テッシン』である。
その事実を知ってか知らずか。いや、たとえ知らずとも彼の放つ威圧感は彼女らを圧倒していた。
その事実を知ってか知らずか。いや、たとえ知らずとも彼の放つ威圧感は彼女らを圧倒していた。
「・・・サティ、下がっていて。こいつの相手は私がするわ」「マ、マリアッ?!」
「・・・むっ? ワシは2人掛かりでも一向に構わんぞ?」
「問題無いわ。 私 が 、 お 相 手 す る ! 」
「・・・むっ? ワシは2人掛かりでも一向に構わんぞ?」
「問題無いわ。 私 が 、 お 相 手 す る ! 」
ガンダーラをその場に押し留め、ゴーリキーが岩鉄の前へと進み出た。
「 ダ ヴ ァ イ !!(давай:いくぞっ!)」
ゴーリキーが猛然とダッシュ! 右腕を振り上げて大振りのダッシュフックを繰り出す・・・が、まだ遠い!
勢い余って岩鉄に背中を向けるゴーリキー。直後、そこから布の塊が投網の様に広がった!
勢い余って岩鉄に背中を向けるゴーリキー。直後、そこから布の塊が投網の様に広がった!
「 む っ ? ? 」
「 喰 っ ら え ー っ !! 」
「 喰 っ ら え ー っ !! 」
実は下山時の崖に対応する為、パラシュートを背負って居たのだ。それを展開させて岩鉄を包み込んだ!
間髪入れず繰り出される左の裏拳! 右のショートフック! 左のアッパーカット! 右! 左! 右! 左! 連打! 連打! 連打!
間髪入れず繰り出される左の裏拳! 右のショートフック! 左のアッパーカット! 右! 左! 右! 左! 連打! 連打! 連打!
ガ ス ッ ! ガ キ ッ ! ゴ ス ッ ! バ キ ッ ! ガ ス ッ ! ガ キ ッ ! ゴ ス ッ ! バ キ ッ !
・・・ガ キ ィ ィ ィ ン !!
布で覆われ、一方的に殴られるばかりと見えた岩鉄が、布越しに繰り出した一撃。
その一撃はゴーリキーの巨体をいとも容易く吹き飛ばし、火尖蜘蛛の残骸へと叩き付けた。
その一撃はゴーリキーの巨体をいとも容易く吹き飛ばし、火尖蜘蛛の残骸へと叩き付けた。
その間に悠々と布を引き剥がした岩鉄が、左右の腕一本ずつに持つ盾を掲げてみせた。
「ヌシが今、楽しそうに殴っておったのはこれじゃ」
何と、布越しに来る攻撃を全てその盾で受けてみせたと言うのか。
一方のゴーリキー。吹き飛ばされた衝撃から立ち直り、よろよろと立ち上がる。
「・・・予想通り・・・まさに予想通りね」
だが、マリアの戦意はまるで萎えていなかった。
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「知っていたわ・・・こうなること・・・これでいい。ここまではこれでいい・・・」
そう言いながら、火尖蜘蛛の残骸から轟雷砲をもぎ取るゴーリキー。
「ビーム砲か・・・無駄じゃよ。第一、電源はどうする? ・・・むうっ?!」
バ リ バ リ バ リ バ リ !!
己の左腕に空いた風穴に指を突っ込んだゴーリキーが、腕の動力配線と轟雷砲の配線を無理矢理に接続したのだ。
「 イ ィ ィ ヤ ア ァ ァ ァ !! 」B E E E A A A M M M M !!!
光線の乱舞が何度も岩鉄を薙ぎ払う。そして遂に、無理な接続に耐え切れなくなった轟雷砲が爆発し、同時にゴーリキーの左腕も
過負荷に耐え切れずに肘から爆発。煙を引きながら岩鉄の背後へと吹き飛んでいった。
過負荷に耐え切れずに肘から爆発。煙を引きながら岩鉄の背後へと吹き飛んでいった。
・・・だが、しかし。 岩 鉄 は 無 傷 !!
「戦艦砲でも持って来ねば、この黒銅鋼の盾は貫けんよ」
「そ、そこまで見切っているなんて・・・」
「そ、そこまで見切っているなんて・・・」
万策尽きたか? ペタンと尻もちをつくゴーリキー。その右手が大地を掴んだかと思えば、掴んだ土塊をそのまま岩鉄に投げ付ける。
「くっ・・・ 来 る な ー ! 来 る な ー ! 」バ シ バ シ ッ ! バ シ バ シ ッ !
マリアの態度の急変に、瞬時あっけに取られるテッシン。だが直ぐに、怒気を帯びた猛烈な闘気を噴き出した!!
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その時、恐怖で取り乱したかと思われたマリアが静かに呟く。
「あんたは次に、『闘いを侮辱するな、小娘』と言う」
「 闘 い を 侮 辱 す る な 、 小 娘 ッ !! ・・・ ハ ッ !! 」
「フフッ。少し気を逸らしてる間に上手くいったみたいね」
「何っ? 一体何を・・・!!」
「何っ? 一体何を・・・!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・!!
「・・・そう。狙いは始めからこの地下空洞の天井・壁面。上手くヒビを入れてやれば、積雪の圧力で空洞は崩壊する!」
「そしてその機体! 上半身のバランスが悪すぎよっ!!」
「そしてその機体! 上半身のバランスが悪すぎよっ!!」
圧力に押された積雪が、壁や天井のヒビを広げながら空洞内を侵食してきた。雪はまず、彼らの機体の足首を押し流してゆく。
これにはテッシンも苦笑い。マリアに一本取られた事を素直に認めた。
これにはテッシンも苦笑い。マリアに一本取られた事を素直に認めた。
「フ、フフフ・・・すっかり騙されたわ。しかしの、ヌシも片腕ではバランスが悪かろう?」
「 そ こ は ア タ シ が 、 補 う ネ ! 」
その時。横合いから声を張り上げたのはサティ。大地に独鈷剣を突き立てて錨とし、もう片腕でゴーリキーを抱き抱えた。
雪の高さは既に、彼らの膝上。機体を押し流そうとする圧力は強まっている。
雪の高さは既に、彼らの膝上。機体を押し流そうとする圧力は強まっている。
「あら、よく判ってるじゃないサティ」
「こんな無茶苦茶な作戦、マリアじゃなきゃやらないヨ」
「あははっ。それに付き合えるアンタも相当よ」
「こんな無茶苦茶な作戦、マリアじゃなきゃやらないヨ」
「あははっ。それに付き合えるアンタも相当よ」
「・・・悪いが、それならワシにも出来るぞ?」
テッシンがそう言うのと同時に、岩鉄が一対の剣の片割れ、狼牙を抜く。そして積雪を貫き、大地に深々と突き立てた。
「・・・、・・・むっ? ・・・!!」
引きつった顔で岩鉄のその行動を見ていたマリアとサティが、怪訝な顔をする。
「お、お主・・・これも計算の内だと言うのか・・・?」
愕然とした声でテッシンが問う。地に突き立てた筈の狼牙の切っ先が宙に浮く・・・深々とゴーリキーの左前腕を刺したまま。
直後。胸下まで埋まるほどの雪の圧力に耐え切れず、岩鉄だけが空洞の先へと押し流されて行った。
直後。胸下まで埋まるほどの雪の圧力に耐え切れず、岩鉄だけが空洞の先へと押し流されて行った。
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~ テッシン視点 ~
「 え ぇ 、 そ う よ ! 全 て 私 の 計 算 の 内 よ !! 」
雪崩に押し流されつつも、マリアの叫びを聴き取ったテッシン。
その声に潜むハッタリに気付き、微笑ましく感じながらも空洞の終点、崖に面した壁面へと押し流されて行く。
その声に潜むハッタリに気付き、微笑ましく感じながらも空洞の終点、崖に面した壁面へと押し流されて行く。
「 噴 っ ! 」
岩鉄は流されながら突き当りの壁面を破壊。勢い良く空中へと飛び出した。
流石にそのまま落ちれば、たとえ岩鉄と言えども破壊必至なのだが。テッシンは極めて冷静であった。
流石にそのまま落ちれば、たとえ岩鉄と言えども破壊必至なのだが。テッシンは極めて冷静であった。
ゴスッ! ゴスッ! ゴスッ! ゴスッ!
岩鉄は、落下しつつも手足で崖面を叩き、落下のスピードを徐々に削って行く。
・・・ズシン!
そして、落下ダメージを受ける事無く両の足で着地したのである。
「 ヌ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ッ !! 」
と、テッシンは快笑する。
「ま、今日は大人しく帰るとしようか。いずれ再び、合間見える事もあろうて」
そう言って、彼はその場を立ち去って行った・・・。
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~ マリア・サティ視点 ~
「 え ぇ 、 そ う よ ! 全 て 私 の 計 算 の 内 よ !! 」(ホントは違うけど、悔しいからそう言ってやるわ!)
「マリア、ホントに?」「・・・ゴメン、嘘」
だが、サティの素直なツッコミに、あっさりと馬脚を表したマリアであった。
そして雪崩が終わった後も未だ、問題は残っていた。雪崩の所為で脱出路が崖に面した風穴、つまり岩鉄の落下先しか無かったのだ。
更に、彼女らにはテッシンの様な武術は無い。故に素で飛び降りたら破壊必至であった。
更に、彼女らにはテッシンの様な武術は無い。故に素で飛び降りたら破壊必至であった。
「どうしよう・・・」「・・・飛ぶネ!」
打開策を見出せず悩むマリアに、サティがシンプルに言い放った。
「ちょ、飛ぶって。パラシュートは無いのよ?」そう。ガンダーラが背負って居たバックパックも、先の雪崩で失われて居るのだ。
「いいから、さっさと飛び出すネ!」
「いいから、さっさと飛び出すネ!」
「ブライアンのおっちゃん直伝!」 ガ コ ッ !!
躊躇うゴーリキーの背を、ガンダーラがケンカキックで蹴り飛ばした。
そのまま宙に浮いたゴーリキーを追って、ガンダーラもジャンプ。ゴーリキーを背後から抱え込んだ。
そのまま宙に浮いたゴーリキーを追って、ガンダーラもジャンプ。ゴーリキーを背後から抱え込んだ。
「ちょっと! 大丈夫なの?!」「大丈夫だってガンダーラが教えてくれたヨ!」「えっ??」
すると、ガンダーラの後光を模したパーツが輝きを帯びる。それと同時に2機の落下速度が緩和され、やがて静かに着地した。
「・・・一体、何? 今の」
「知らないヨ。ガンダーラが何とかしてくれたネ」
「知らないヨ。ガンダーラが何とかしてくれたネ」
今回の任務は一応達成した。だが、六本腕の強敵の存在、ガンダーラの謎など、今後の為に対処すべき問題は山積みである。
しかし今すぐじゃなくて良い。まずは下山して報告を済ませてから、ゆっくり休んでから考えよう・・・と、マリアは思った。
しかし今すぐじゃなくて良い。まずは下山して報告を済ませてから、ゆっくり休んでから考えよう・・・と、マリアは思った。