結局俺はあのままビスカルチェ兄弟に対してまともで現実的で
常識的でメルフェン・ファンタジーの類じゃない答えを引き出せずに
編集部にまで帰ったところでやけを起こしてしまい普段の俺らしくもなく
ファンタスティック・クレイジー・バトルを一つも漏らさず書ききって、
マッスル編集長のチェックを待つことなく帰路について無断欠勤をしてしまった。
今から思えば俺はなんてことをしでかしてしまったんだと思ったんだが
いやだがしかしあんなものを目撃してしまったらしょうがないだろと言い訳をさせてもらう。
まあだからといって結果が変わるわけでもなく、つまり簡潔に言えば俺はバカだった。
本当にまずかった。
まさかのノー・リテイクでマッスル編集長は俺の書いた記事を掲載してしまい
その結果今週号の週刊『BAKI’n』の売上は歴代トップの上増版決定、
さらに次週号にも同記事を掲載するという偉業を達成してしまったのだ。
おいおいファッキン・ベイベそれはないだろう偉業というよりあれは異形で
俺が獲ったビスカルチェ三兄弟の肉体はやはりどう見てもマチョズムすぎてクレイジー。
胸筋と身長が同じ長さで二メートル超えとかもはやモンスターなのに
表紙まで飾っちゃってるんだからもうなんで誰も止めなかったんだって状態だ。
いやまあ本気になったミスター・マッスル編集長を止めれる人間なんて
うちの編集部に存在するわけないしうちの部署はマッスル編集長のワンマンで動いてる。
文句を言ったら物理的にも社会的にもボディ・ブローじゃすまない打撃を受ける。
というかなんで無条件で俺がその記事担当なのかって聞いたらただ一言、
「えっ?」
・・・・え、かよ。
何一つ疑問すら浮かべていないマッスル編集長の考えに俺も脱帽。
まあ本人がマチョズムに傾向してる同僚のマーカスならいざ知らず
ごくごく普通の人間性しか持っていない人間にあの兄弟を合わせるのはなんというか酷だ。
最悪人間性が崩壊してそいつ自身がマチョ化するか俺が恨まれて
真夜中に銃で暗殺される可能性も決して否定はできない。
まあ、死ぬよりはましだと思えば少なからずは救われる。
「君も鍛えたらどうかね、ナイトフィーバー金曜日」
うるさい、余計な御世話だ。
「乗るしかない、このビッグ・ウェーブに。
流れは来ているんだ、アメリカにマチョズム・ブームが!」
おいやめろ。
「彼らにも一つコラムを頼んでみてはくれないか?
その場合、健康神団(仮)の布教をうちがやってもいい」
無心に旅行支度を続ける俺にマッスル編集長が話しかけてくるが
俺の耳のフィルターはそれらを全部シャット・アウト。
馬に念仏聞く耳もたず。
俺はまだ常識人でいたいから、とにかく必死に耐え抜こう。
俺のマチョズム受難はこれからだ・・・・。
常識的でメルフェン・ファンタジーの類じゃない答えを引き出せずに
編集部にまで帰ったところでやけを起こしてしまい普段の俺らしくもなく
ファンタスティック・クレイジー・バトルを一つも漏らさず書ききって、
マッスル編集長のチェックを待つことなく帰路について無断欠勤をしてしまった。
今から思えば俺はなんてことをしでかしてしまったんだと思ったんだが
いやだがしかしあんなものを目撃してしまったらしょうがないだろと言い訳をさせてもらう。
まあだからといって結果が変わるわけでもなく、つまり簡潔に言えば俺はバカだった。
本当にまずかった。
まさかのノー・リテイクでマッスル編集長は俺の書いた記事を掲載してしまい
その結果今週号の週刊『BAKI’n』の売上は歴代トップの上増版決定、
さらに次週号にも同記事を掲載するという偉業を達成してしまったのだ。
おいおいファッキン・ベイベそれはないだろう偉業というよりあれは異形で
俺が獲ったビスカルチェ三兄弟の肉体はやはりどう見てもマチョズムすぎてクレイジー。
胸筋と身長が同じ長さで二メートル超えとかもはやモンスターなのに
表紙まで飾っちゃってるんだからもうなんで誰も止めなかったんだって状態だ。
いやまあ本気になったミスター・マッスル編集長を止めれる人間なんて
うちの編集部に存在するわけないしうちの部署はマッスル編集長のワンマンで動いてる。
文句を言ったら物理的にも社会的にもボディ・ブローじゃすまない打撃を受ける。
というかなんで無条件で俺がその記事担当なのかって聞いたらただ一言、
「えっ?」
・・・・え、かよ。
何一つ疑問すら浮かべていないマッスル編集長の考えに俺も脱帽。
まあ本人がマチョズムに傾向してる同僚のマーカスならいざ知らず
ごくごく普通の人間性しか持っていない人間にあの兄弟を合わせるのはなんというか酷だ。
最悪人間性が崩壊してそいつ自身がマチョ化するか俺が恨まれて
真夜中に銃で暗殺される可能性も決して否定はできない。
まあ、死ぬよりはましだと思えば少なからずは救われる。
「君も鍛えたらどうかね、ナイトフィーバー金曜日」
うるさい、余計な御世話だ。
「乗るしかない、このビッグ・ウェーブに。
流れは来ているんだ、アメリカにマチョズム・ブームが!」
おいやめろ。
「彼らにも一つコラムを頼んでみてはくれないか?
その場合、健康神団(仮)の布教をうちがやってもいい」
無心に旅行支度を続ける俺にマッスル編集長が話しかけてくるが
俺の耳のフィルターはそれらを全部シャット・アウト。
馬に念仏聞く耳もたず。
俺はまだ常識人でいたいから、とにかく必死に耐え抜こう。
俺のマチョズム受難はこれからだ・・・・。