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尊師MMD
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尊師MMD
概要
尊師MMDとは、MikuMikuDance(MMD)を使用して制作された、
「尊師」と呼ばれるキャラクターおよび恒心教文化を題材とした
MMD動画・MMDモデル・二次創作群の総称である。
「尊師」と呼ばれるキャラクターおよび恒心教文化を題材とした
MMD動画・MMDモデル・二次創作群の総称である。
2015年ごろからニコニコ動画を中心に急速に広がり、
恒心教における代表的な創作ジャンルの一つとなった。
恒心教における代表的な創作ジャンルの一つとなった。
特に大きな転換点となったのが、
「第14回MMD杯」
への参加である。
それまで恒心教の創作文化では、
- AA
- コラ画像
- 替え歌
- 音MAD
- パカソン
- イラスト
などが盛んだったが、
3DCGモデルの登場によって「キャラクターを実際に動かす」という
新しい表現方法が急速に普及した。
3DCGモデルの登場によって「キャラクターを実際に動かす」という
新しい表現方法が急速に普及した。
その後は単なるダンス動画だけではなく、
- ドラマ
- アクション
- 特撮パロディ
- アニメOP/EDパロディ
- 映画パロディ
- 音MADとの組み合わせ
- オリジナルストーリー
- 他作品とのクロスオーバー
など非常に多様な作品が制作された。
一方で尊師MMDの歴史は、
当時ニコニコ動画で開催されていた大型MMDイベント
「MMD杯」との対立とも深く関係している。
当時ニコニコ動画で開催されていた大型MMDイベント
「MMD杯」との対立とも深く関係している。
ランキング工作やジャンル対立、
大会運営による作品の取り扱い、
公式マイリストからの除外などをめぐり、
第14回以降のMMD杯では複数回にわたって大きな騒動が発生した。
大会運営による作品の取り扱い、
公式マイリストからの除外などをめぐり、
第14回以降のMMD杯では複数回にわたって大きな騒動が発生した。
そのため尊師MMDは、
「恒心教の創作文化」
であると同時に、
「2010年代中盤のニコニコ動画およびMMD文化を象徴するネット文化」
の一つとして見ることもできる。
- 尊師MMD
- 尊師MMDとは
- 誕生
- 第14回MMD杯
- 「一般男性」という呼び方
- MMD杯とは
- MMD杯以前から存在した問題
- ランキング工作問題
- 「作品の人気」と「工作」の問題
- なぜMMD杯と揉めたのか
- 第14回MMD杯での衝突
- 第15回MMD杯
- ランキング方式の弱点
- 恒心教側にも問題はあったのか
- 運営側にも問題はあったのか
- 公式マイリスト除外
- 第16回~第17回
- 第18回MMD杯
- 第19回~第20回
- MMD杯の衰退
- 後継イベント
- 尊師MMDモデルの発展
- 恒心綜合大学3DCG学部Wiki
- 恒心教との関係
- 芸術路線
- 音MADとの融合
- 他ジャンルとのクロスオーバー
- 尊師MMDがネット文化に与えた影響
- 現在から見た尊師MMD
- MMD杯騒動を中立的に見る
- 尊師MMDとMMD杯の時系列
- よくある誤解
- 検索用関連キーワード
- 関連項目
- まとめ
尊師MMDとは
尊師MMDは、
MikuMikuDanceを利用した恒心教系の3DCG創作文化である。
MikuMikuDanceを利用した恒心教系の3DCG創作文化である。
MikuMikuDanceは本来、
初音ミクなどの3Dモデルを踊らせる目的から誕生したソフトである。
初音ミクなどの3Dモデルを踊らせる目的から誕生したソフトである。
しかしユーザーによって大量のモデルやステージ、
モーションなどが制作されるようになり、
モーションなどが制作されるようになり、
VOCALOID
↓
東方Project
↓
アイドルマスター
↓
アニメ・ゲーム
↓
実在人物をモデルにしたパロディ
などへ利用範囲が急速に拡大した。
その流れの中から登場したものの一つが尊師MMDだった。
誕生
尊師MMD文化が本格的に始動するのは2015年。
2015年1月、
Altailによって初期の尊師MMDモデルが制作された。
Altailによって初期の尊師MMDモデルが制作された。
このモデルは後に登場する多数の改変モデルの基礎となり、
尊師MMD文化の原型となった。
尊師MMD文化の原型となった。
その直後に開催されていた、
「第14回MMD杯」
へモデルを使用した動画が投稿された。
ここから尊師MMDは急速に注目を集めることになる。
第14回MMD杯
第14回MMD杯は、
尊師MMD史を語る上で非常に重要なイベントである。
尊師MMD史を語る上で非常に重要なイベントである。
当初、恒心教側ではMMDそのものへの関心はそれほど高くなかった。
しかし尊師モデルを使用したMMD杯予選作品が投稿されると、
恒心教コミュニティで急速に話題となった。
恒心教コミュニティで急速に話題となった。
その結果、
「尊師をMMDで動かす」
という新しい創作方法そのものが注目されるようになる。
「一般男性」という呼び方
第14回MMD杯では、
「尊師MMDが大会から除外されるのではないか」
という噂が流れた。
その過程で、
「これは尊師ではなく一般男性をモデルにしたMMDである」
というジョークが生まれた。
ここから尊師MMDを、
「一般男性MMD」
と呼ぶ文化も広がっていった。
この「一般男性」という表現は、
その後も尊師MMD関連で頻繁に使用されるネットミームとなった。
その後も尊師MMD関連で頻繁に使用されるネットミームとなった。
MMD杯とは
MMD杯とは、
MikuMikuDanceおよびその派生ソフトを使用した動画作品を投稿する
ニコニコ動画上の大型ユーザーイベントである。
MikuMikuDanceおよびその派生ソフトを使用した動画作品を投稿する
ニコニコ動画上の大型ユーザーイベントである。
2008年から開催され、
長期間にわたってMMD文化を代表するイベントの一つだった。
長期間にわたってMMD文化を代表するイベントの一つだった。
参加者は設定されたテーマから一つを選択して作品を制作。
予選と本選に分けて動画を投稿し、
マイリスト登録数などを基準としてランキングが形成された。
マイリスト登録数などを基準としてランキングが形成された。
また単純な順位だけではなく、
運営や選考委員による各種賞も存在した。
運営や選考委員による各種賞も存在した。
MMD杯以前から存在した問題
尊師MMDとMMD杯の対立について語る際、
注意する必要がある。
注意する必要がある。
MMD杯をめぐる問題のすべてが、
尊師MMDの登場によって発生したわけではない。
尊師MMDの登場によって発生したわけではない。
尊師MMDが参入する以前から、
- ランキング工作への懸念
- マイリスト数を競争指標とすることへの批判
- ジャンル間対立
- 人気ジャンルへの票の集中
- 運営方針をめぐる議論
などが存在していた。
尊師MMDは、
すでに存在していた問題を非常に目立つ形で表面化させた側面もある。
すでに存在していた問題を非常に目立つ形で表面化させた側面もある。
ランキング工作問題
尊師MMDとMMD杯を語る際、
避けられない問題がランキング工作である。
避けられない問題がランキング工作である。
当時のニコニコ動画では、
大量のアカウントなどを利用して
マイリスト数やランキング順位を人為的に変化させる行為が問題となっていた。
大量のアカウントなどを利用して
マイリスト数やランキング順位を人為的に変化させる行為が問題となっていた。
尊師MMDについても、
第三者による大量のマイリスト登録が行われた作品が存在する。
第三者による大量のマイリスト登録が行われた作品が存在する。
特に第14回MMD杯では、
一部尊師MMD作品が大量のマイリスト登録によって
ランキング上位へ浮上した。
一部尊師MMD作品が大量のマイリスト登録によって
ランキング上位へ浮上した。
これは非常に大きな論争となった。
「作品の人気」と「工作」の問題
ここで問題となったのが、
「実際に人気を集めた作品」
と
「工作によって順位が上昇した作品」
をどのように区別するかという点だった。
尊師MMDそのものにも多数の視聴者・制作者が存在したため、
「尊師MMDだから工作」
と単純に判断することはできない。
一方で、
実際に大規模なランキング工作が行われたケースも存在した。
実際に大規模なランキング工作が行われたケースも存在した。
そのため、
尊師MMD支持者
MMD杯参加者
大会運営
ランキング工作を行う第三者
など複数の立場が入り乱れる非常に複雑な状況となった。
なぜMMD杯と揉めたのか
尊師MMDとMMD杯の対立には、
一つだけではなく複数の原因が存在する。
一つだけではなく複数の原因が存在する。
主な争点は、
- ランキング工作
- 大会運営による尊師MMDの扱い
- ジャンル間対立
- 運営批判
- 公式マイリストへの掲載/除外
- 恒心教側による大会への大量参加
- 一部ユーザーによる荒らし
- 大会ルールそのものへの批判
などだった。
したがって、
「MMD杯運営が一方的に尊師MMDを排除した」
あるいは、
「恒心教が一方的にMMD杯を荒らした」
という一方向だけの説明では、
一連の騒動を正確に説明することは難しい。
一連の騒動を正確に説明することは難しい。
第14回MMD杯での衝突
第14回では、
尊師MMD作品がランキング上位へ大量に登場した。
尊師MMD作品がランキング上位へ大量に登場した。
これによって、
「大会として認めるべきなのか」
「ランキング工作された作品をどう扱うのか」
「ジャンルそのものを除外するべきなのか」
などの議論が発生。
一方、
尊師MMD側では大会で作品が十分に扱われていないとして
不満を持つユーザーも現れた。
尊師MMD側では大会で作品が十分に扱われていないとして
不満を持つユーザーも現れた。
この段階から、
MMD杯運営
と
恒心教・尊師MMDコミュニティ
の関係は急速に悪化していく。
第15回MMD杯
2015年夏に開催された第15回MMD杯でも、
尊師MMDは引き続き多数投稿された。
尊師MMDは引き続き多数投稿された。
この大会でもランキング工作が大きな問題となった。
一部作品には大量のマイリスト登録が行われ、
最終的に上位へ進出。
最終的に上位へ進出。
結果をめぐって、
「工作された作品を優勝として扱うのか」
という問題が発生した。
この時期になると、
尊師MMD
対
その他MMDジャンル
という単純な構図ではなく、
大会運営への批判
ランキングシステムへの批判
工作そのものへの批判
などが混在するようになる。
ランキング方式の弱点
MMD杯では、
マイリスト登録数が順位に大きな影響を与えていた。
マイリスト登録数が順位に大きな影響を与えていた。
しかしこの仕組みは、
大量アカウント
組織票
外部コミュニティからの投票
などによって結果が大きく変化する可能性があった。
尊師MMD騒動は、
このシステム上の弱点を極端な形で可視化したとも評価できる。
このシステム上の弱点を極端な形で可視化したとも評価できる。
恒心教側にも問題はあったのか
あった。
中立的に歴史を整理する場合、
恒心教側の問題行動も無視できない。
恒心教側の問題行動も無視できない。
一部ユーザーによる、
- ランキング工作
- 対立煽り
- 荒らし
- 大会関係者への過度な攻撃
- 他ジャンルへの敵対的行動
などが発生している。
ただし、
「尊師MMDを制作していた人」
「動画を普通に楽しんでいた人」
「ランキング工作を行った人」
「荒らしを行った人」
は必ずしも同一ではない。
そのため、
「尊師MMD参加者全員が荒らしだった」
とする説明も正確ではない。
運営側にも問題はあったのか
MMD杯運営側の対応についても、
当時から批判が存在した。
当時から批判が存在した。
特に問題となったのが、
- 作品の扱いに一貫性があるのか
- ランキング工作への対策が十分だったのか
- 特定ジャンルを事実上排除していないか
- 運営批判作品をどこまで認めるのか
などだった。
後期MMD杯では、
尊師MMD作品が公式マイリストから除外されるケースも発生。
尊師MMD作品が公式マイリストから除外されるケースも発生。
これがさらに対立を激化させる原因となった。
公式マイリスト除外
第18回以降になると、
尊師MMDの一部作品、
特に運営批判を含む作品などが
公式マイリストから除外されたとする記録が残っている。
尊師MMDの一部作品、
特に運営批判を含む作品などが
公式マイリストから除外されたとする記録が残っている。
第19回、第20回でも除外問題は継続した。
これについて恒心教側では、
「特定ジャンルへの排除」
として強く批判された。
一方で運営側から見れば、
過去のランキング工作や荒らしなどを背景として
大会運営を維持するための措置だったと解釈する余地もある。
大会運営を維持するための措置だったと解釈する余地もある。
このため評価は立場によって大きく異なる。
第16回~第17回
第16回・第17回でも尊師MMD作品は参加を継続。
一部作品は実際に賞を獲得している。
このことからも、
「尊師MMDが最初から全面的に参加禁止だった」
という説明は正確ではない。
大会によって扱いが変化しながら、
徐々に対立が深刻化していったと考えた方が実態に近い。
徐々に対立が深刻化していったと考えた方が実態に近い。
第18回MMD杯
第18回になると、
運営批判を含む尊師MMD作品の除外が大きな問題となった。
運営批判を含む尊師MMD作品の除外が大きな問題となった。
恒心教側では、
「作品内容ではなくジャンルによって差別されている」
という批判が強まった。
それまでMMD杯に比較的穏健に参加していた制作者・視聴者にも
不満が広がったとされる。
不満が広がったとされる。
ここから、
「大会へ参加する」
という目的より、
「MMD杯運営そのものを批判する」
という方向性の作品も増加していった。
第19回~第20回
第19回以降になると、
尊師MMD作品は予選段階から
公式マイリストに掲載されないケースが増加。
尊師MMD作品は予選段階から
公式マイリストに掲載されないケースが増加。
第20回でも同様の対応が続いた。
この頃には、
尊師MMD
と
従来のMMD杯
の共存は事実上困難な状態になっていた。
MMD杯の衰退
MMD杯は第20回を最後に、
従来形式での開催が途絶えている。
従来形式での開催が途絶えている。
ただし、
「尊師MMDがMMD杯を潰した」
と単純に説明することには注意が必要。
MMD杯には、
- ランキング工作問題
- 運営への不満
- 参加者の減少
- ニコニコ動画文化そのものの変化
- MMDコミュニティの分散
- イベント運営上の問題
など複数の要因が存在した。
尊師MMD騒動は、
その衰退過程で発生した非常に大きな事件の一つではあるが、
唯一の原因と断定することは難しい。
その衰退過程で発生した非常に大きな事件の一つではあるが、
唯一の原因と断定することは難しい。
後継イベント
従来型MMD杯の終了後も、
MMD文化そのものが終了したわけではない。
MMD文化そのものが終了したわけではない。
MMD杯ZEROなど、
別の形式によるMMDイベントが開催されるようになった。
別の形式によるMMDイベントが開催されるようになった。
これは、
ランキング競争
よりも
作品発表イベント
としての側面を重視する動きとして見ることもできる。
尊師MMDモデルの発展
最初期モデルの登場後、
多数の改変モデル・派生モデルが制作された。
多数の改変モデル・派生モデルが制作された。
初期モデルをベースとして、
- 表情モーフ追加
- 体型変更
- 衣装変更
- AA再現
- デフォルメ
- ネタキャラクター化
などが行われた。
これによって尊師MMDは、
単一モデルを使用するだけの文化から、
単一モデルを使用するだけの文化から、
「独自の3DCGキャラクター文化」
へ発展していった。
恒心綜合大学3DCG学部Wiki
尊師MMD文化が巨大化すると、
MMDモデルや素材を整理する専門Wikiまで作られた。
MMDモデルや素材を整理する専門Wikiまで作られた。
「恒心綜合大学3DCG学部wiki」では、
- MMDモデル
- 派生モデル
- ステージ
- アクセサリ
- 配布データ
などが整理されている。
これは尊師MMDが一時的な一発ネタではなく、
多数の制作者が参加する創作文化へ発展したことを示す資料の一つでもある。
多数の制作者が参加する創作文化へ発展したことを示す資料の一つでもある。
恒心教との関係
尊師MMDは恒心教文化から生まれた。
恒心教では、
インターネット上で発生した出来事や人物、
AA、楽曲などを素材として
大量の二次創作が制作されてきた。
インターネット上で発生した出来事や人物、
AA、楽曲などを素材として
大量の二次創作が制作されてきた。
その代表例として、
- パカソン
- 音MAD
- イラスト
- ゲーム
- MMD
- AA
- 動画
などが存在する。
尊師MMDは、
その中の「3DCG路線」に相当する。
その中の「3DCG路線」に相当する。
芸術路線
恒心教では、
創作活動を「芸術路線」と呼ぶ場合がある。
創作活動を「芸術路線」と呼ぶ場合がある。
尊師MMDもその代表例の一つ。
単純なネタ動画から始まったものの、
制作者の技術向上によって、
制作者の技術向上によって、
モデリング
↓
モーション制作
↓
映像編集
↓
エフェクト
↓
ストーリー制作
へと高度化していった。
そのため後期になると、
通常のMMD作品と比較しても
技術的に凝った作品が多数制作されるようになった。
通常のMMD作品と比較しても
技術的に凝った作品が多数制作されるようになった。
音MADとの融合
尊師MMDは、
同じ恒心文化で発達した音MADとも非常に相性が良かった。
同じ恒心文化で発達した音MADとも非常に相性が良かった。
音MADだけでは音声と映像素材中心だったものが、
MMDによってキャラクターを自由に動かせるようになった。
MMDによってキャラクターを自由に動かせるようになった。
これによって、
音楽
+
3DCG
+
ネットミーム
+
3DCG
+
ネットミーム
という独特な映像文化が形成された。
他ジャンルとのクロスオーバー
MMDは異なる作品のモデルを
同じ3D空間へ配置できる。
同じ3D空間へ配置できる。
そのため尊師MMDでも、
VOCALOID
東方Project
艦隊これくしょん
アニメ
ゲーム
特撮
など、
他ジャンルとのクロスオーバー作品が多数制作された。
他ジャンルとのクロスオーバー作品が多数制作された。
この「何でも同じ舞台に登場させられる」という性質は、
MMD文化そのものの特徴でもある。
MMD文化そのものの特徴でもある。
尊師MMDがネット文化に与えた影響
尊師MMDの最大の特徴は、
「ネットミームを3Dキャラクター文化へ変換した」
ことにある。
画像
↓
AA
↓
音MAD
↓
3DCGモデル
↓
という形で、
ネットミームの表現領域を拡張した。
ネットミームの表現領域を拡張した。
これは現在の、
VRChatアバター
VTuberモデル
3Dミーム
などにも通じる発想である。
ただし、
尊師MMDとこれらの文化に直接的な系譜関係があるという意味ではない。
尊師MMDとこれらの文化に直接的な系譜関係があるという意味ではない。
あくまで、
「ネット上のキャラクター/ミームを3Dモデル化して動かす」
という表現方法が共通している。
現在から見た尊師MMD
現在では尊師MMDの最盛期は過ぎている。
しかし2015~2017年前後のニコニコ動画文化を調べる場合、
- MMD杯
- ランキング工作
- 恒心教
- 音MAD
- ネットミーム
- MikuMikuDance
などを横断する重要な事例として残っている。
特に第14回MMD杯以降の騒動は、
ユーザー主催イベントにおける、
ユーザー主催イベントにおける、
「ランキングをどう管理するか」
「荒らしと一般参加者をどう区別するか」
「特定ジャンルを排除してよいのか」
「運営批判をどこまで許容するか」
という問題を考える事例にもなった。
MMD杯騒動を中立的に見る
尊師MMDとMMD杯の騒動は、
どちらか一方だけを完全な被害者・加害者として説明すると
実態を捉えにくい。
どちらか一方だけを完全な被害者・加害者として説明すると
実態を捉えにくい。
恒心教側では、
- ランキング工作
- 荒らし
- 対立煽り
などが問題となった。
一方MMD杯側では、
- 工作への対策不足
- 作品除外基準
- 運営判断の透明性
- 特定ジャンルへの対応
などが批判された。
さらに、
普通にMMD作品を制作していた尊師MMD制作者
普通に大会へ参加していた一般MMD制作者
ランキング工作を行った人物
荒らし目的で参加した人物
大会運営
などは、それぞれ別の主体である。
これらをすべて、
「恒心教」
対
「MMD民」
という二つの集団だけにまとめると、
歴史を単純化しすぎることになる。
歴史を単純化しすぎることになる。
尊師MMDとMMD杯の時系列
2015年1月
尊師MMDモデルが登場。
尊師MMDモデルが登場。
↓
2015年冬
第14回MMD杯へ尊師MMDが参加。
第14回MMD杯へ尊師MMDが参加。
↓
ランキング上位へ進出。
↓
ランキング工作問題・ジャンル対立が激化。
↓
尊師MMDモデル・動画制作が急増。
↓
2015年夏
第15回MMD杯でも多数参加。
第15回MMD杯でも多数参加。
↓
ランキング工作・大会運営をめぐる対立が継続。
↓
第16回・第17回
尊師MMD作品が引き続き参加。
一部作品が受賞。
尊師MMD作品が引き続き参加。
一部作品が受賞。
↓
第18回
運営批判を含む作品などの除外をめぐり対立が激化。
運営批判を含む作品などの除外をめぐり対立が激化。
↓
第19回
予選段階から一部尊師MMDが公式マイリストから除外。
予選段階から一部尊師MMDが公式マイリストから除外。
↓
第20回
同様の状況が継続。
同様の状況が継続。
↓
従来型MMD杯の開催が途絶える。
↓
MMD杯ZEROなど別形式のイベントへ。
よくある誤解
「尊師MMDは最初からMMD杯荒らしのために作られた」
必ずしも正確ではない。
初期モデルはMMD作品を制作するための3Dモデルとして登場し、
その後MMD杯への参加によって急速に広まった。
その後MMD杯への参加によって急速に広まった。
ただし後に、
大会への対抗・運営批判を目的とした作品や行動も登場している。
大会への対抗・運営批判を目的とした作品や行動も登場している。
「尊師MMD作品はすべて工作だった」
誤り。
実際にランキング工作が行われた作品は存在するが、
尊師MMD作品そのものとランキング工作は同義ではない。
尊師MMD作品そのものとランキング工作は同義ではない。
多数の制作者が通常の創作活動としてMMD動画を制作していた。
「MMD杯は最初から尊師MMD全面禁止だった」
誤り。
第14回以降も尊師MMD作品は大会へ参加し、
第16回・第17回などでは受賞作品も存在した。
第16回・第17回などでは受賞作品も存在した。
後期になるにつれて除外が強化された。
「尊師MMDだけが原因でMMD杯は終了した」
断定は困難。
尊師MMDとの対立は重要な出来事だったが、
MMD杯にはランキング工作、
運営問題、
参加者減少、
ニコニコ動画やMMD文化の変化など複数の要因が存在した。
MMD杯にはランキング工作、
運営問題、
参加者減少、
ニコニコ動画やMMD文化の変化など複数の要因が存在した。
検索用関連キーワード
- 尊師MMD
- 尊師 MMD
- 一般男性MMD
- 一般男性 MMD
- MMD杯 尊師
- 第14回MMD杯 尊師
- 第15回MMD杯 尊師
- 第16回MMD杯 尊師
- 第17回MMD杯 尊師
- 第18回MMD杯 尊師
- 第19回MMD杯 尊師
- 第20回MMD杯 尊師
- 尊師MMD 歴史
- 尊師MMD モデル
- 尊師MMD MMD杯
- MMD杯 騒動
- MMD杯 問題
- MMD杯 工作
- MMD杯 ランキング工作
- MMD杯 除外
- 恒心教 MMD
- 恒心教 MMD杯
- 恒心教 芸術路線
- 恒心綜合大学3DCG学部
- ニコニコ動画 尊師MMD
- ニコニコ MMD杯
- MikuMikuDance 恒心教
- MMD杯ZERO
- 2015年 ニコニコ動画
- ニコニコ動画 ネットミーム
- 3DCG ネットミーム
関連項目
まとめ
尊師MMDとは、
2015年ごろからニコニコ動画を中心に発展した
恒心教系MikuMikuDance創作文化である。
2015年ごろからニコニコ動画を中心に発展した
恒心教系MikuMikuDance創作文化である。
初期の尊師MMDモデルが制作され、
第14回MMD杯へ作品が投稿されたことを契機として急速に普及。
第14回MMD杯へ作品が投稿されたことを契機として急速に普及。
多数の派生モデルや動画が制作され、
恒心教の「芸術路線」を代表するジャンルの一つとなった。
恒心教の「芸術路線」を代表するジャンルの一つとなった。
一方で、
MMD杯ではランキング工作、
ジャンル対立、
運営による作品の取り扱いなどをめぐって
大きな騒動が発生。
MMD杯ではランキング工作、
ジャンル対立、
運営による作品の取り扱いなどをめぐって
大きな騒動が発生。
第14回から第20回にかけて、
尊師MMDとMMD杯運営の関係は徐々に悪化していった。
尊師MMDとMMD杯運営の関係は徐々に悪化していった。
ただし一連の歴史を、
「恒心教がMMD杯を荒らした」
または
「MMD杯が尊師MMDを一方的に弾圧した」
という単純な二項対立だけで説明することは難しい。
ランキング工作を行った人物、
通常の尊師MMD制作者、
一般のMMD制作者、
大会運営など、
複数の主体が関係した複雑なネット文化上の騒動だった。
通常の尊師MMD制作者、
一般のMMD制作者、
大会運営など、
複数の主体が関係した複雑なネット文化上の騒動だった。
現在では、
2010年代中盤のニコニコ動画、
MMD文化、
恒心教文化、
ユーザー主催イベントの問題を知る上で
重要なネット文化史の一つとなっている。
2010年代中盤のニコニコ動画、
MMD文化、
恒心教文化、
ユーザー主催イベントの問題を知る上で
重要なネット文化史の一つとなっている。









