fmn137・DKアーティスト・スマブラ×カービィのエアライダー×ソニック×アマペディア けもどらローリングタートル拳!!
Qumu(音楽アーティスト)
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kemonowikii
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Qumuとは何者か
Qumu(クム)は、主にYouTubeを拠点とする音楽アーティストであり、ゲーム作品を題材にしたファンメイドのアレンジやリミックスで知られている。任天堂作品のBGMをピコピコ風やローファイ調に再構築する手腕で注目されてきたが、後にGoogle公式のゲームにも関与するに至った。
Champion Islandにおける役割
Qumuが一躍注目されたのは、GoogleのDoodle企画として2021年に公開された「Doodle Champion Island Games」にて、全楽曲を手がけたことである。このゲームは和風の世界観とミニゲームを組み合わせた内容で、BGMにはスポーツ競技ごとの熱量や、日本的情緒を織り込む構成が求められた。Qumuはその要求に応え、「スケートボード」「アーチェリー」「芸術水泳」など競技ごとの楽曲を制作し、場面ごとの躍動感を音楽面から支えた。
ファンアレンジから公式へ至るまでの構造
もともとQumuはファンアレンジ文化から出発しており、個人のYouTubeチャンネルにて数多くのゲーム音楽リミックスを公開してきた。ピクミン、星のカービィ、スプラトゥーンなどの楽曲を中心に、原曲のメロディを残しつつ大胆なリズムアレンジを加えることで、既存ファンから高い評価を得ていた。これらの積み重ねが、Googleとの公式案件へとつながった構造がある。
ケモナー的意義と文化的接続性
Champion Islandは「日本神話」や「妖怪」的モチーフを多く含み、ケモノ的存在(猫の主人公ラッキー、亀の漕ぎ手、鬼など)も多数登場する。そのため、Qumuの手がけた音楽もまた、ケモナー的解釈において身体性・動物性・記号性の媒体として扱うことができる。とくに芸術水泳などの楽曲は、ケモノキャラの流麗な動きを音楽で増幅する演出構造となっている。
記録対象としての価値
Qumuの音楽は、単なるBGMにとどまらず、ファンカルチャーと公式コンテンツの橋渡しとなる象徴的存在である。とくにChampion Islandは一時的なGoogle Doodleゲームであったため、楽曲や文化的意味を記録しないまま消失するリスクも高い。そのため、ケモナー視点での「音楽×キャラクター×動作」の関係性を記録として整理することは、ファンダムと記録文化の双方にとって極めて重要となる。