赤い月のころ龍が舞う

柳沢はその名の柳のように飄々とした奴や。まず何考えているか分からん。まぁこういうタイプの奴って何か考えていそうでその実、何も考えてない奴が多いけどな。

隼では上位打線や下位打線の主力打者として活躍しとるけどな、打ってもあっさり遊撃手に取られて出塁できないこともある。そうかと思ったら涼しい顔して外野に強力な球を叩き込むんや。こないだなんて蜥蜴の倉科に真芯食らわせて二塁まで走っとったで。 

で、その柳沢が気になったのが犬の椎名君や。自分とそんな打撃能力は変わらない、むしろテクなら勝っておるのに何でいつも柳沢はスタメン入りなんやろ・・・ってな。最近椎名君は池田や佐田、ヘンドリクスにスタメン取られる事が多いからな。

椎名君は聞いたんや「スタメン奪還のためコツを教えてください」ってな。そしたら柳沢はな「椎名さん、私がスタメンにいる事が出来るのは貧打の隼だからですよ」って答えたんや。元も子もないが事実や。しかし椎名君が去ろうとした時柳沢は続けたんや。 
「実は私、隼に入れるよう色々と根回ししたんです」ええーっそこまでしたんか!椎名君はびっくりや。でも確かに椎名君はこのまま犬にいるよりは他の球団の方が活躍できるんやないか・・・と思ったんや。 
柳沢が目の前におるから隼が真っ先に思い浮かんだが、隼は駄目や。内野・外野が強力で結局スタメンを争うことになる。内野・外野の弱い象は逆に強打じゃないと採用されないから駄目や。猿も足速くないから駄目や。 
金のない鮫を削ると、残るは蜥蜴と亀・・・この二つや!蜥蜴は安定感のある選手が欲しいってこないだ情報通の堀田が言っておったし、亀ならデュランの座を奪えるやんけ。ちょっと考えとこ。 

でもな、柳沢はぼそっとつぶやいたんや。・・・「柳の下のどじょう」ってな。


さぶっ!まぁ要は今年中、おやじギャグは控えた方がええで。椎名君、頑張りや。


- 蜥蜴相手にツーアウトから片野坂がヒット、雑賀の代打丸居が打って走者一塁、三塁。ここで打てば逆転や。

柳沢、男見せたれやと思ったら渋谷が珍しく直球3回ストライクゾーンに投げ込んで打ちとられてしもた。 
渋谷のどや顔を背に柳沢はさらっと「急にボールが来たので」。・・・これそういうスポーツなんやけど。 


まぁそろそろ許したれ。仲悪い友達とも仲直りできそうな年になりそうや。


そういやその次の回で渋谷バテとったな・・・なんや待球しとったのか。ほんまに何考えとるのか分からん奴や。


- 柳沢はダジャレで有名や。 でもな、ある試合で審判にダジャレを言ったんや。 そしたら、それが侮辱行為と取られてしまい、退場処分になってしもうたんや。

今年はダジャレを言わないほうがええで。  
最終更新:2013年08月05日 18:21
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