カーベルト・フラール
登場作品:天結いラビリンスマイスター
解説
メフィ公国内において有数の名家であるフラール家の現当主。
公国第二の都市である、
夜神の街ラジェル・リノトの統治を任される程の位の高い魔術師。
他者への気遣いを忘れず、常に優雅に振る舞う貴族然とした人格者であり、恵まれた自身の環境を活かして孤児を保護する事業も行なっている。
フラール家に
リルを養子として迎え入れたのもその事業の一環。
人としては真っ当な行いをしているが、孤児の面倒を見る為に魔術の腕を磨く時間すら削る生き方は魔術を第一とする
メフィ公国の在り方には反しており、
その行いを評価されないどころか、逆に公国内におけるフラール家の評価を下げてしまってもいる。
元々は他の多くの魔術師と同じく、魔術の探求を第一と考えており、子育てよりも自身を延命させて魔術研究を行うという方針に関しても肯定的だったが、
病で妻を失ったのをきっかけとして愛する者との間に子を成し、自分の血や考えを後世に伝える事の大切さに気付いた。
また現在の
メフィ公国の様に子育てを放棄し、子供の数が減る事は将来的に国にとっても大きな損失になると考える様になり、孤児の面倒を見る事を決意させた。
ただし一人の魔術師としては
メフィ公国の在り方を否定してはおらず、自分の生き方が国内では評価されない事も理解しており、それを受け入れてもいる。
リルが迷宮の暴走を引き起こしていた件には一切関与していないが、彼女の目的が孤児を保護する自分の様な生き方が否定される
メフィ公国の在り方を変えようとしている事だと予測はしており、
ラジェル・リノトを訪れた
アヴァロ達に対してもそれを語っている。
リルが強行的な手段で国を変えようとした点については否定的であり、後に
ギアリーに裏切られて自分の元へ戻ってきた彼女に対してもそれに関しては諌めているが、
魔術以外のものの価値に気付かせて国をより良くしようとする、その理想自体にはやはり共感する部分もあるらしく、
理想実現の為に再起した
リルへの協力を約束すると共に自身の行動を省みて成長した彼女を次期当主に任命した。
ベルガラード王国との戦いでは最前線に赴き、
サクリファと共に敵軍の司令官
ガッシュと戦い足止めをするなど
アヴァロ達を援護した。
雑感・考察
上記解説は
ベルガラード王国ルートのもの。
もう一方のルートでは戦争自体が発生しない為、当然
ガッシュと戦う機会は無い。
また
シヴァに乗っ取られた
リルがよりやらかしてしまう為か、彼女を次期当主に任命もしない。
どちらのルートでも同行して戦闘に参加してくれる訳では無いが、色々とサポートはしてくれるのは同じ。
最終更新:2024年04月17日 08:54