2014年5月9日、ELS V8 が発表された。後述するように今までとはかなり異なった部分があるものの、従来からあるELS対応の車両MODであれば何にでも適用できる。
主な変更点
点灯パターンの読み込み方が変わった事で、車体全体が擬似無敵状態にならなくなった。
操作・表示系が以下のように変わった。Wail、Yelp、Hyper Yelpの切り替えを、アサインされたキーを押すことで随時変更できるようになった。
現在作動しているライト及びサイレンの表示レイアウトが変わった。
キー操作音が新しくなった。
構成するファイル及び、ELSの設定内容が変更された。
他のスクリプトMODなどとキーアサイン が被っていても、正常に入力できるようになった。
インターフェイス及び
ファイル・フォルダ構成 に関しては
ELS V7 のマイナーチェンジ版のような趣だが、なんと言っても1の変更が非常に大きい。これまでは点灯パターンが変わるたびに車体全体のコンポーネンツを読み込んでいたため、ドアの開閉時にバタバタしたり、衝突したり攻撃を受けても擬似的な無敵状態になるなどしていた。ELS V8からはこれがなくなり、ゲーム上ではデフォルトの車両とほぼ同様に使えるようになったのだ。勿論、エクスプレスモードを使えば操作面でもデフォルトの車両と同様である。
4も細かい点ながらありがたい改善である。V7まではキーアサインが被っている場合、例えばSNTのショートカットキーやテンキーが典型だが、ELSの入力が上手くできなかった。その為、ELSを使う時は他のMODを無効化する必要があったのだが、ELS V8からはこれが不要になった。
フォルダ・ファイル構成
基本的にはELS V7と同じだが、一部が変更されている。
Grand Theft Auto IV or EFLC (メインフォルダ)ELS.ini (ELS全体の構成設定)
ELS.asi (スクリプト本体)
ELS (詳細を設定するファイルが入ったフォルダ)_SLOTCONTROL.ini (どの車両にELSを適用するかを設定するファイル}
default_config.ini (詳細な警光灯及びサイレンの動作設定(Vehicle config File、VCF)で、デフォルトのもの)
ユーザーやMOD制作者が任意で用意したVCF (MOD製作者が用意したり、自分の好みで作成するもの)
インストール
インストールは以下の手順で行う。
準備
既存のELSが入っている場合は関連するファイル・フォルダを全て削除しておく。
またELSは以下の二つのプログラムを必要とするので、予め入れておくこと。
もっとも、既にLCPDFR1.0で遊んでいる場合は、これら二つも導入済みのはずである。
本体のインストール
ELS V8の圧縮ファイルに入っているINSTALLATION FILES の中身をGTA IV又はEFLCのメインフォルダにコピーする。
それらの内、ELS.asi、ELS.ini、ELSフォルダと中身に関しては、上記のフォルダ・ファイル構成を参考にしてコピー。Advancedhook.dll も置き換えコピー。既にLCPDFRなどが入っていてAdvancedhook.dllがあったとしても、ELS V8付属のものに置き換えること。Scripthook.dllは置き換え必須ではないようだが、上手く動かない場合は付属に物に置き換える。LCPDFRはELS V8付属のAdvancedhook.dll及びScripthook.dllでも問題なく作動する。
尚、各種構成設定はELS V7のものと似た内容に思えるかもしれないが、実際は細部が異なっており互換性が全くない。ELS V7で使っていた設定を流用したい場合は、ELS V8構成設定を土台にするなどして、新規にファイルを作成しなければならない。
設定
各構成設定の内容及び設定の仕方は以下の通り。引用文の括弧内は行の説明である。
ELS.ini
以下の引用文のうち、コントロールの項目の*** はファンクションキーとして使うもの、** はコンボキー同時押し、* は情報パネル表示時のみを意味する。
+
CONTROL
[ CONTROLS ]
Toggle_LSTG = 74 // J by default (ライトステージ切り替えスイッチ)
Toggle_SECL = 75 // K by default (セカンダリーライトスイッチ)
Toggle_WRNL = 76 // L by default (ワーニングライトスイッチ)
Toggle_SRN = 71 // G by default (サイレンスイッチ、ファンクション同時押しでハンズフリーモードのON/OFF)
Toggle_InfoPanel = 77 // M by default ** (情報パネルスイッチ)
Toggle_Hazlights = 186 // ; by default ** (ハザードライトスイッチ)
Toggle_Takedowns = 221 // ] by default (テイクダウンライトスイッチ)
Toggle_Cruise = 219 // [ by default (クルーズライトスイッチ)
Chng_Pat_PRML = 85 // U by default * (プライマリーライトの点灯パターン変更)
Chng_Pat_SECL = 73 // I by default * (セカンダリーライトの点灯パターン変更)
Chng_Pat_WRNL = 79 // O by default * (ウォーニングライトの点灯パターン変更)
Horn_Manu = 84 // T by default (手動吹鳴)
Horn_Airh = 89 // Y by default (エアホーンを鳴らす)
SirenTone_WL = 49 // 1 by default (サイレンをWailに変更)
SirenTone_YP = 50 // 2 by default (サイレンをYelpに変更)
SirenTone_A1 = 51 // 3 by default (サイレンをHyper Yelp 1に変更)
SirenTone_A2 = 52 // 4 by default (サイレンをHyper Yelp 2に変更)
FunctionKey = 18 // Alt by default *** (ファンクションキー、同時に他の何かを押して使用)
ComboKey = 17 // Ctrl by default (コンボキー、同上)
ToggleExpressMode = 8 // Backspace by default ** (エクスプレスモード切替)
全てキーアサインを設定するもの。今までと同じく= の前が設定項目、後の数字がキーを意味している。キーは付属のpdf説明書に記載されている対応一覧表を参照のこと。
+
INTERFACE
[ INTERFACE ]
LocationDisplay = onalways
PanelOnColorR = 218
PanelOnColorG = 142
PanelOnColorB = 21
位置情報を表示するかどうかの設定。一行目は表示についての設定で、標準はonalways であり、常に表示される設定になっている。
残りの三行は情報パネルの文字色を決める三原色の設定。例えば、
PanelOnColorR=255
PanelOnColorG=0
PanelOnColorB=0
だと真っ赤になる。
+
ENV LIGHTING
[ ENV LIGHTING ]
Range_PRML = 30
Inten_PRML = 6
Range_SECL = 3
Inten_SECL = 7
Range_WRNL = 3
Inten_WRNL = 7
Range_TKDN = 13
Inten_TKDN = 8
IntMult_Crnas = 1.0
EnvMult_Morning = 0.2
EnvMult_Evening = 0.4
EnvMult_Night = 1.0
+
MISC SETTINGS
[ MISC SETTINGS ]
FlashSoundFx = on
FlashDelay_Sp = 2 // (0-5) Lower value for faster ELS lights in SP
FlashDelay_Mp = 2 // (0-5) Lower value for faster ELS lights in MP
Els_Range_Pl = 800
Els_Range_Ai = 500
Ai_Els_Sp = on
Ai_Els_Mp = on
MaxElsCarsAtOnce = 20
ClearRandAiExtrasSp = on
ClearRandAiExtrasMp = on
ClearAiExtrasDist = 500
Lstg3LightsMoveTraf = off
_SLOTCONTROL.ini
従来はELS.iniに記載されていたもの。どの車両にELSを適用するかを設定する。
+
ELS VEHICLE SLOT CONTROL FILE
[ AMBULANCE ] (救急車)
Status = on
File = default_config
[ FBI ] (FIBの覆面パトカー)
Status = on
File = default_config
[ FIRETRUCK ] (消防車)
Status = on
File = default_config
[ NOOSE ] (NOOSEのパトカー)
Status = on
File = default_config
[ NSTOCKADE ] (NOOSE用装甲車)
Status = off
File = default_config
[ POLICE ] (パトカーのPOLICE CRUISER)
Status = on
File = default_config
[ POLICE2 ] (パトカーのPOLICE PATROL)
Status = on
File = default_config
[ POLICE3 ] (EFLCに出てくるBUFFALOタイプのPOLICE CRUISER)
Status = off
File = default_config
[ POLICE4 ] (EFLCに出てくるPOLICE STINGER)
Status = off
File = default_config
[ POLICEB ] (EFLCに出てくる白バイ)
Status = off
File = default_config
[ POLPATRIOT ] (NOOSEのPATRIOT)
Status = on
File = default_config
[ PSTOCKADE ] (LCPD用装甲車)
Status = off
File = default_config
この部分の内容自体は
ELS V7 と同じ。
Status の部分が適用を設定する行で、
on が適用、
off が不適用。ELS対応車のみonにする。
File はVCFを設定する行で、標準状態では全車に
default_config が割り当てられている。車両MOD制作者が用意した、又は自分が作成したVCFを使用する場合は、VCF名をそれに変更する。
VCF
VCFは
ELS V7 から登場したものと機能は同じで、車種毎に細かな警光灯及びサイレンの動作設定をするもの。既述の通り、設定項目となる行がV7から変更されているので、V7用とV8用のVCFは互換性全くない。
+
MISC
[ MISC ]
Slicktop = off (スリックトップ、つまり頭に警光灯が載っているものかどうかの設定。普通はoff)
LstgActivationType = default (ライトステージ切替の順送り、逆送り)
EnableArrowBoard = off (矢印表示器がついて車のみ使用。ディレクショナルライトとは異なるもの)
AllowTakedowns = on (テイクダウンライトを使うかどうかの設定)
UseCoronaTakedowns = off (テイクダウンライトの視覚効果を使うかどうかの設定)
殆どのものは弄らなくても良いが、覆面パトカーなど頭に警光灯が載らない車種の場合はSlicktop = on にする。
+
CRUISE
[ CRUISE ]
DisableAtLstg3 = off (ライトステージ3で自動的に切るかの設定)
UseExtra1 = on (プライマリーライトの点頭部1を使うかどうかの設定)
UseExtra2 = off (同じく2)
UseExtra3 = off (同じく3)
UseExtra4 = on (同じく4)
クルーズモードの設定。1行目は通常off に設定されているが、意味するところはライトステージ3になってもクルーズモードは自動解除されない。
2~4行目はクルーズモード作動時に、プライマリーライトのどの部分を点灯させるかの設定。1~4のそれぞれがどのように割り当てられているかはMOD毎に異なるので、自分が導入した車両MODを見て確認して欲しい。
+
SOUNDS
[ SOUNDS ]
HRN_Type = ahrn (エアホーンのスイッチを押した時になる音の設定。通常はエアホーン)
HRN_SrnToneForMan2 = yelp (手動吹鳴2の操作をした時に鳴る音の設定)
SRN_DefaultMode = stby (吹鳴の標準設定を決める。ここがhdsfにすると標準でハンズフリーモードになる)
SRN_ResetSrnTone = on (onになっていると、サイレン音を変更してもサイレン消で自動的にWailにリセットされる)
SRN_AllowToneYelp = on (Yelpを使うかどうかの設定)
SRN_AllowToneAlt1 = on (Hyper Yelp1を使うかどうかの設定)
SRN_AllowToneAlt2 = on (Hyper Yelp2を使うかどうかの設定)
警笛やサイレン音の設定。
+
CORONAS
[ CORONAS ]
Headlights = off, 0
Taillights = off, 0
IndicatorsF = off, 0
IndicatorsB = off, 0
Reverselights = off, 0
ゲーム標準のコロナ(光が輝いて見える効果)とは別に、警光灯に連動したコロナを使うかどうかの設定。
+
WRNL
[ WRNL ]
Type = leds (発光タイプの設定。標準でLED)
UseScnNotTkd = off (ウォーニングライトをテイクダウンとして使うかの設定)
ForcePatForLstg = off (ライトステージ毎に点灯パターンを決めるかどうかの設定)
PatId_Lstg3 = 0 (前行をonにした場合、ここに設定する番号を書く)
ワーニングライトの設定。
PatId~ の行は通常はライトステージ3のみだが、同じ様式で1や2でも設定することができる。
+
PRML
[ PRML ]
Type = leds (発光タイプの設定。標準でLED)
ForcePatForLstg = off (ライトステージ毎にパターンを決めるかどうかの設定。offでランダム)
PatId_Lstg2 = 0 (ライトステージ2でのパターンを定める)
PatId_Lstg3 = 0 (ライトステージ3でのパターンを定める)
Lstg2ActiveExtras = 2and3 (ライトステージ2で、プライマリーライトのどの部位を点灯させるかの設定)
ExpressModeRandPat = off (エクスプレスモードにした時に、点灯パターンをランダムにするかどうかの設定)
ForcePatForSrnTones = off (サイレン音を切替えた時に、プライマリーの点灯パターンを連動させるかの設定)
PatId_Yelp = 0 (上記のYelp時)
PatId_Alt1 = 0 (上記のHyper Yelp1時)
PatId_Alt2 = 0 (上記のHyper Yelp2時)
プライマリーライトの設定。
概ね
ELS V7 に準じた内容になっている。
+
SECL
[ SECL ]
Type = leds (発光パターン)
DisableAtLstg3 = off (onになっていると、ライトステージ3で自動的に消える)
ForcePatForLstg = off (ライトステージ毎のパターン設定)
PatId_Lstg1 = 0
PatId_Lstg2 = 0
PatId_Lstg3 = 0
セカンダリーライトの設定。多分これの変更が一番多いと思われる。基本的には
ELS V7 と同じ。
標準ではLEDになっているが、よく使われるディレクショナルライトでは
drct になり、最近増えている電光掲示板になっているものは
marq にしなければならない。ディレクショナルライトとは異なる矢印タイプの電光板であれば
arrw になる。これらの設定によって点灯パターンが全く異なる。
ELS V7 及びV8で必須となるこれらの設定ではあるが、ELS V6までに製作されたMODの場合、そのMODの製作者がVCFを公開しない場合も珍しくない。VCFがないのであればユーザーが自分で設定しなければならないのだ。
+
ENV LIGHT COLOR
[ ENV_LIGHT_COLORS ]
Extra_1 = red
Extra_2 = red
Extra_3 = red
Extra_4 = red
Extra_5 = white
Extra_6 = white
Extra_7 = amber
Extra_8 = amber
Extra_9 = amber
ライトの拡散光色の設定。Extra_1~9 の番号は、それぞれワーニング、プライマリー、セカンダリーの各ライトに設定されているもの。どの番号がどれに割り振られているかは、付属のpdfマニュアルと、自分が入れた車両MODの様子を比較して参考にして欲しい。一般的には1~4がプライマリーライト、5~6はワーニングライト、7~9はセカンダリーライトに割り当てられることが多い。
これもまた、古いMODだと自分で調べて設定しなければならないものである。例えばNYPDに倣った青文字の電光掲示板が搭載されているもので、MOD製作者がVCFを公開していないのであれば、拡散光色も自分で設定しなければならないのである。
ちなみにこうった電光掲示板の場合、大抵はセカンダリーライトとして搭載されているので7~9が割り当てられていることが多い。その場合は、
Extra_7 = blue
Extra_8 = blue
Extra_9 = blue
としておけばセカンダリーライトが光った時に青い拡散光色になる。
+
ENV LIGHT ACTIVE
[ ENV_LIGHT_ACTIVE ]
Extra_1 = on
Extra_2 = on
Extra_3 = on
Extra_4 = on
Extra_5 = off
Extra_6 = off
Extra_7 = on
Extra_8 = on
Extra_9 = on
先述の拡散色を使うかどうかの設定。
「回転光(rota)やテイクダウンライトに相当する部分には適用するな」
と説明書には書いてある。ゲームが重くなるからか?。一応それらでもonにしておけば動く。
+
ENV LIGHT POS
[ ENV_LIGHT_POS ]
Extra_1 = -3.5, 0.0, 3.0
Extra_2 = -0.5, 0.0, 3.0
Extra_3 = 0.5, 0.0, 3.0
Extra_4 = 3.5, 0.0, 3.0
Extra_5 = -0.5, 3.25, 0.2
Extra_6 = 0.5, 3.25, 0.2
Extra_7 = -0.8, -1.2, 1.3
Extra_8 = 0.0, -1.2, 1.3
Extra_9 = 0.8, -1.2, 1.3
拡散色の位置設定。多分前から(X,Y,Z)軸になっていると思われ、数値的に考えられるのはXが左右、Yが前後、Zが上下であろう。特に弄る必要はないはず。
コントロール
以下はデフォルトのもの。
キー
ELS.ini準拠の表記
機能説明
J
Toggle_LSTG
ライトステージ切替え。 押すたびに消灯→ステージ1→ステージ2→ステージ3 と切り替わる。 通常は順送りだが、設定変更で逆送りも可能。
Alt+J
FunctionKey +Toggle_LSTG
設定の逆送りでライトステージ切替え。
K
Toggle_SECL
セカンダリーライト単独のスイッチ。
Alt+K
FuncitonKey +Toggle_SECL
特殊な機能を作動させる時に使う。対応車両のみ有効。
L
Toggle_WARL
ワーニングライトのスイッチ。
G
Toggle_SRN
サイレンスイッチ。
標準サイレンキー (エクスプレスモード)
ゲーム標準の車両と同じ操作で、サイレンと警光灯が同時作動。
Alt+G
Functionkey +Toggle_SRN
サイレンモード切替え。スタンバイモード(STBY)とハンズフリーモード(HDSF)が切り替わる。 ハンズフリーにするとライトステージ3でサイレンが自動吹鳴し、 警光灯OFFでサイレンも自動的に停止する。
[
Toggle_Cruise
クルーズモードスイッチ。
]
Toggle_Takedowns
テイクダウンライトスイッチ。
Alt+J
Functionkey +Toggle_Takedown
ブラックアウトモードスイッチ。
Alt+[
Functionkey +Toggle_Cruise
夜間用車内灯(Night Light)スイッチ。 赤い車内灯の点灯/消灯が切替えられる。
U
Chng_Pat_PRML
プライマリーライトの点灯パターン変更。
Alt+U
Functionkey +Chng_Pat_PRML
上記の逆送り。
I
Chang_Pat_SECL
セカンダリーライトのパターン変更。
Alt+I
Functionkey +Chang_Pat_SECL
上記の逆送り。
O
Chng_Pat_WRNL
ワーニングライトのパターン変更。
Alt+O
FunctionKey +Chng_Pat_WRNL
上記の逆送り。
T
Horn_Manu
サイレン停止時は手動吹鳴。これを押している間だけサイレンが鳴る。 吹鳴している時に押すと、サイレンの音を切替える。 切替えはWail→Yelp→Hyper Yelp1→Hyper Yelp2 の順。
Alt+T
FunctionKey +Horn_Manu
サイレン音の変更の逆送り。
Y
Horn_Airh
警笛を鳴らす。警笛音はデフォルトでエアホーン。
Alt+Y
FunctionKey +Horn_Airh
セカンダリーサイレンのスイッチ。 セカンダリーサイレンが鳴るのは、プライマリーサイレン(通常のサイレン)の吹鳴時のみ。
1
SirenTone_WL
サイレン音をWailにする。
2
SirenTone_YP
サイレン音をYelpにする。
3
SirenTone_A1
サイレン音をHyper Yelp1にする。
4
SirenTone_A2
サイレン音をHyper Yelp2にする。
T+Y
Horn_Manu +Horn_Airh
セカンダリーサイレンの手動吹鳴。
Ctrl+Backspace
Combokey +ToggleExpressMode
エクスプレスモードの切替え。
Ctrl+M
Combokey+Toggle_InfoPanel
情報パネルの表示/非表示切替え。
Scroll Lock
ELS対応キーのスイッチ。 押すとキーにELSが反応しなくなり、もう一度押すと戻る。 パトカーのMDTに免許証の氏名を入力する時などに使う。
情報パネル
情報パネルの基本的なデザインはV7までと似ているが、機能が変更されたことで表記も変更されている。
LSTG ライトステージ
0 / 1 / 2 / 3 選択中のステージ
AB / CR / TL / NL / BL 選択中のその他照明及び特殊なモード。 AB:矢印表示版(対応車のみ) CR:クルーズモード TL:テイクダウンライト NL:夜間車内灯 BL:ブラックアウトモード
WRNL ワーニングライト
ON / OFF
選択中のパターン 「発光タイプ - パターン」の意味
作動表示
PRML プライマリーライト
ON / OFF
同上
同上
SECL セカンダリーライト)
ON / OFF
同上
同上
SRNM サイレンモード
ON / OFF
STBY / HDSF スタンバイ / ハンズフリーの表示
WL / YP / A1 / A2 M1 / M2 / AH / X2 何れもサイレン音やホーンのと作動状態表示 WL:Wail YP:Yelp A1:Hyper Yelp1 A2:Hyper Yelp2 M1:Manual1 M2:Manual2 AH:エアホーン X2:セカンダリーサイレン
情報パネルの表示例。夜間車内灯を点灯した場合。 車内灯が赤く光り、情報パネルのNL の部分が点灯している。
ELS V8はどうやって作動しているか?
※この項目の内容は、編集者の独自研究に基づきます
既に述べた通り、点灯の仕方が
従来のもの とは異なっている。従来のものは車体のコンポーネンツ機能を流用し、点灯部位が切り替わる度に車体のコンポーネンツを読み込んでいた。その為に擬似無敵状態になったり、ドアを開閉するたびにドアがバタバタしていたわけだ。
今回もやはりコンポーネンツを読み込んではいるのだが、車体全体ではなく、点灯部位のテクスチャだけを読み込んでいるのが特徴である。
OpenIVなどを使って.wtdファイルの中身を見ると、emergelights_emis などという名前の画像ファイルが入っている。これはELSに対応した点灯部位のテクスチャをまとめたもので、一つ一つのセル(色のついた長方形のもの)が発光のテクスチャになっている。警光灯が作動すると各セルがコンポーネンツに応じて表示・非表示が繰り返され、ライトの明滅になるわけだ。
従来型ELSはそのセルを車体丸ごと読み込んでいたのだが、ELSはセルだけを読み込んでいる。よって何かにぶつかれば車体はへこみ、窓や車体に弾痕が残り、ドアも通常通り開閉するようになった。
但しセルをコンポーネンツとして読み込んでいる関係上、デフォルトのパトカーとは違って警光灯が破壊されても点灯は続く。警光灯が銃で撃たれるなどすればライトカバーは損壊するものの、点灯部はずっと点滅し続ける。ここはデフォルトのパトカーと異なる点と言えるだろう。
点灯テクスチャの例。Lt.Caineの
V Interceptor Vector-Type
のもの。 上段のSTATIC は点灯テクスチャのサンプル、下段のDYNAMIC が点灯部位への割り当て。 長方形の柄一つ一つが割り当てで、DYNAMIC欄の上からグリル内ライト、ライトバー、リアダッシュライトの順。 ELSのスイッチを入れると、このセルが表示/非表示を繰り返すことで点灯を再現している。
最終更新:2014年06月25日 00:15