LukeD氏制作のもので、現在のバージョンは0.7.3。複数のミッションと操作コマンドが追加される。
インストールとフォルダ/ファイル構成
インストールは以下のフォルダにCollouts+のファイルとフォルダをコピー又は移動すれば完了。削除はその逆。
- Grand Theft Auto IV or EFLC (メインフォルダ)
- LCPDFR (LCPDFRのフォルダ)
- plugin (プラグインのスクリプトファイルを格納するフォルダ)
- Callouts+.dll (スクリプト)
- Callouts+.pdb (プログラムデータベースファイル)
- CalloutsPluse.ini (構成設定ファイル)
- audio (音声ファイル格納フォルダ)
- PoliceScanner (無線音声ファイル格納フォルダ)
- SUSPECT.wav,ON_FOOT.wav (略)
音声ファイルはaudioフォルダごとLCPDFRフォルダにコピーするのが手っ取り早い。
構成設定ファイル (CalloutsPlus.ini) と編集
構成設定ファイルはCallouts+の動作や操作の設定をするファイル。この内容を編集することで、動作や
キーアサインの変更を行うことができる。以下で各項目の説明をしていくが、数値や設定は何れも規定値のもの。
基本動作設定
[MAIN]
ParamedicPlayerHealthBelow=75
QuickSpawnMethod=False
AutoVehicleCheck=False
- ParamedicPlayerHealthBelowは、救急救命士が回復できるプレイヤー体力の上限値。0~200の間で設定できる。
- QuickSpawnMethodは、救急隊やレッカー車の呼び出しを行った際の設定。ここをTrueに変更すると、自分の直ぐ傍にそれらが現れる。標準のFalseでは、救急隊やレッカー車はプレイヤーが目視できない、少し離れた場所からやってくる。
- AutoVehicleCheckは、交通違反の取締りなどで一般車を停車させた際、ナンバープレートの確認を自動的に行うかどうかの設定。ここをTrueに変更すると、自動的に確認を行うようになる。標準のFalseでは自動では行われず、後述するキー入力を行い手動で確認を行う。
酒気帯び検査の設定
[TRAFFICSTOP]
DrinkDriveLimit=35
- DrinkDriveLimitは呼気アルコール濃度の上限値。標準では35mg/100mlに設定されている。後述する
パトカー車内での質問
で呼気検査をした際、この上限値を超過している運転手はResult=Fail(結果=呼気上限値超過)と表示される。
キー設定
[KEYBINDS]
RequestParamedic=M
RequestParamedicModifier=LControlKey
RequestRemoval=X
RequestRemovalModifier=LShiftKey
RevivePed=Z
RevivePedModifier=LShiftKey
RepairEngine=E
RepairEngineModifier=LShiftKey
VehicleHazards=None
VehicleHazardsModifier=None
VehicleCheck=Y
VehicleCheckModifier=LControlKey
TowTruck=I
TowTruckModifier=LShiftKey
PlaceBarrier=U
PlaceBarrierModifier=LShiftKey
QuestionSuspect=Q
QuestionSuspectModifier=None
各機能へのキー割り当て。機能は上から救急出場要請、車両の撤去要請、心肺蘇生、プレイヤーによるエンジン修理、ハザードランプ、ナンバープレートの確認、レッカー車要請、バリケードの設置、車内での質問メニューの表示。~Modifierと書かれている行はシフトキーの設定。キー設定の意味は次の通り。
- アルファベット:文字キー
- LShiftKey:左シフト(Shift)キー
- LControlKey:左コントロール(Ctrl)キー
- None:割り当てなし
キーを変更した場合は "=" の後ろ側を書き換える。例えば車内での質問メニューを "L" に変更したければ、"Q" の部分をそれに書き換える。
追加されるミッション
このプラグインには以下のミッションが含まれている。
- ストリートレース (Illegal street race)
- パトカーの盗難 (Stolen police car)
- 殺人事件発生 (Murder)
- 指名手配者の発見 (Manhunt/Wanted Person on Foot)
- 路上での故障車 (Brakedown)
- 交通事故 (Road Traffic Collision, RTC)
- 警官が負傷 (Officer down)
- 盗難車の追跡 (Tracker theft)
- 各所で起きる粗暴犯への対処 (Location Events)
車両系の犯罪が多く、特にストリートレースではハイスピードなカーチェイスが発生する。殺人事件はそれを捜査するわけではなく、死体を処理するだけである。
盗難車の追跡 - Tracker Theft -
概要
高級車盗難事件への対応。盗難車には発信機が搭載されており、受信した電波の強さで我彼の距離を測ることができる。電波の強さを見ながら盗難車を捜索し、発見次第追尾を開始、被疑者を確保する。指令で盗難車の車種が説明されるので、できればそれを覚えておいたほうがやり易い。
指令を受理するとミッション開始。まずは盗難車が最後に確認された場所(黄色い円で指示された場所)へ向かう。到着すると捜索が開始される。画面下側に表示される Signal Strength が発信機の電波の強さの表示。数字が大きくなる(電波が強くなる)方へ向かう。尚、ここで捜索している車種は COMET である。
盗難車も移動している。数字が小さくなっているのは、我彼の距離が遠くなっているということ。異なる方向へ向かっているということなので、方向転換し数字が大きくなる方へ向かおう。
盗難車視認(▼がついている)。追跡を開始する。
盗難車は歩道に乗り上げて横転、被疑者が外に出てきたところを逮捕した。
追加コマンド
Callout+では以下の独自コマンドが追加されている。
- 救急出場要請 (負傷者の近くで左Ctrl+M)
- 車両回収係の出動要請 (回収したい車の傍で左Shift+X)
- 心肺蘇生 (倒れている人の傍で左Shif+Z)
- 車のエンジンを直す (ボンネットの前で左Shift+E)
- ハザードの点灯 (初期割り当てなし)
- 車のナンバープレート照会 (左Ctrl+Y)
- レッカー要請 (撤去したい車の近くでShift+I)
- バリケードの設置と撤去 (左Shift+U)
- パトカー後部座席に乗せた被疑者に質問 (Q)
※いずれも構成設定ファイルの編集で変更可能
救急出場要請
倒れている人の近くでShift+Mを押すと救急隊に出場要請が出される。レーダーに●で表示されているのは、こちらへ向かっている救急車。ちなみに要救助者は自殺を試みた者で、説得に失敗してビルから飛び降りた。
救急隊が現着。直ちにCPRを開始し要救助者を連れて行く。尚、救命士が目標となる要救助者を正確に認識するためには、自分がその近くにいなければならない。
レッカー要請
消火栓の傍に駐車している乗用車。まずは違反切符を切る。
車の傍でShift+Iを押すとレッカー車の要請ができる。レーダーに●で表示されているのはレッカー車。
レッカー車が到着。
レッカー車の運転席から作業員が降り、車両に近づいて回収して行く。救急隊と同じく、自分がその近くにいる必要がある。
パトカー車内での質問
このコマンドを使えるのはShiftを押して車両を停車させ(pull over)た時のみ。既に逮捕しているか否かに関わらず質問を行うことができる。相手を後部座席に乗せた状態でQ(標準)を押すと、画像左上に質問メニューが表示される。メニューは呼気検査(F9)、車両を押収(F10)、相手を解放(F11)、メニューのキャンセル(F12)の四つ。
呼気検査を行った場合。F9を押すと検査が始まる。この場合の結果はFAIL(違反)。呼気100ml中35mgまでは大丈夫だが、容疑者は62mgのアルコールが検知された。法定基準の2倍未満である。法定基準は構成設定を編集することで変更可能。
最終更新:2016年09月16日 22:13