「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-28c

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だれでも歓迎! 編集
 走る
 走る、走る、走る
 人波に逆らうように、青年は走り続けていた
 じゃらじゃらと、その全身に身につけたシルバーアクサセサリーが、音を立てる
 彼の前方に…今、まさに、路地から手を伸ばそうとしている、「夢の国の黒服」の長い手が、見えて

 がしり
 青年は、その腕を無造作に掴んだ

「----っ!!??」

 じゅうううううう
 青年の手に、「夢の国の黒服」は焼かれていく
 ひらり、青年はそのまま路地に入り込み…「夢の国の黒服」の腕を掴んだまま、逆の手を相手の顔へとむけた
 がしり、顔を鷲掴みにされ…「夢の国の黒服」は、高温で焼かれていき
 …その存在は、静かに掻き消える

「っけ……ったく、どれだけいやがるんだ…!」

 もう、けっこうな数を焼いてきたはず
 しかし、「夢の国の黒服」の数は一向に減っていないように思えた
 一体一体がさほど強くないから、先日契約した「厨二病」による進化させた「日焼けマシンで人間ステーキ」の炎の力を使わないですんでいるだけ、マシとしようか

 「夢の国」が侵攻を開始してから
 青年は、ほぼ休み無く、街中を走り回っていた
 休んでいる暇など、ない
 一体でも多く、「夢の国」の戦力を削らなければ

「…あぁ、畜生」

 毒づく
 あの黒服は、Tさんとやらの手伝いをして、「夢の国」の中枢に殴り込みをかけるらしい
 …そんな危険なことを、手伝わせやがって!!
 しかし、あの黒服は元々、「夢の国」に因縁がある
 もしかしたら、誘われなくても…自ら望んで、そちらを手伝った可能性があるが…

 だとしても、気に食わない
 父のように慕う黒服。彼の戦闘能力は、自分たちと契約し、力を増した状態でも…決して、高くはないのだ
 元々、彼は戦闘向きではないのだから

 …黒服たちに、付いていく事はできない
 作戦を知らされていない自分がついていっても、邪魔になるだけだ
 だから、青年はついていくのを堪える
 ただ、黒服の無事を祈る事しかできない

「Tさんだかなんだか知らねぇが…あいつに何かあったら、ただじゃおかねぇぞ…!」

 毒づきながらも、彼は街中を走る
 …あの黒服は、犠牲者が出ることをを望まないだろう
 ……だから、青年は「夢の国」の戦力を削ぐ
 一人でも多く、犠牲者を減らす為に
 街中を走り続け、目標を見つけ次第、排除する

「さぁ、来やがれ、化け物共…!」

 パレードでもなんでも、かかってきやがれ
 みんな、俺が焼き尽くしてやる……!!






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