…思ったよりは集まった、とそう将門は考えていた
特に、「組織」から思った以上に来ているようだ
……最悪、あの黒服くらいしか来ないのでは、とも考えていたが
まぁ、いい
このような宴は、人数が多い方がいいに決まっている
まぁ、あの戦いに参加しなかった連中に混ざってはほしくないが
あの戦いに参加していた連中が集まって騒いでいてくれているのなら、それでいい
特に、「組織」から思った以上に来ているようだ
……最悪、あの黒服くらいしか来ないのでは、とも考えていたが
まぁ、いい
このような宴は、人数が多い方がいいに決まっている
まぁ、あの戦いに参加しなかった連中に混ざってはほしくないが
あの戦いに参加していた連中が集まって騒いでいてくれているのなら、それでいい
「はぁい、将門様」
「ん、あぁ」
「ん、あぁ」
…ちゃぷり
スーツの女が、杯に酒を注いでくる
多種多様な酒を集めてはいるが、注がせているのは日本酒だ
やはり、この酒が一番、体に合う
スーツの女が、杯に酒を注いでくる
多種多様な酒を集めてはいるが、注がせているのは日本酒だ
やはり、この酒が一番、体に合う
「それでは、私、料理をとってまいりますわねぇ」
「あぁ」
「あぁ」
すくり
スーツの女が立ち上がり、きょろきょろと会場を見回していた少女の生首を連れ、将門から離れる
代わりに、将門の傍には、滝夜叉がやってきた
スーツの女が立ち上がり、きょろきょろと会場を見回していた少女の生首を連れ、将門から離れる
代わりに、将門の傍には、滝夜叉がやってきた
「父上、今の時代は、甘い食べ物が多いのじゃな。妾はうれしゅうございます」
「くくっ、そうだろう?あの青年が作った菓子は美味いからな。食べて見ればいい」
「はい!このすいーとぽてとなる物、甘くておいしゅうございます」
「くくっ、そうだろう?あの青年が作った菓子は美味いからな。食べて見ればいい」
「はい!このすいーとぽてとなる物、甘くておいしゅうございます」
嬉しそうに、菓子に食いついている娘の姿に、将門は目を細める
…数百年ぶりに顔を合わせた娘
記憶の中の娘は、小さな少女のままだったが…こんなにも、大きく成長して、美しく育ったものだ
妙な男に、目をつけられなければ良いのだが
…数百年ぶりに顔を合わせた娘
記憶の中の娘は、小さな少女のままだったが…こんなにも、大きく成長して、美しく育ったものだ
妙な男に、目をつけられなければ良いのだが
「父上の自慢の部下の料理ですもの。味あわせていただきます」
「あぁ、あいつも、我の自慢の部下だからな」
「あぁ、あいつも、我の自慢の部下だからな」
忙しく、会場内を動き回っている金髪の青年の姿を眺めつつ、将門は笑う
…つい最近見せられた女の姿をした様子が大変と似合っていたから、いっそ、女の姿をさせて配膳させようとも思ったのだが
非常に残念な事に、あの青年が気に入っている黒服に
…つい最近見せられた女の姿をした様子が大変と似合っていたから、いっそ、女の姿をさせて配膳させようとも思ったのだが
非常に残念な事に、あの青年が気に入っている黒服に
「あの子をあまり虐めないように。あまりあの子で遊ばないでください」
と、釘をさされたばかりだ
…虐めているつもりは、毛頭、ないのだが
遊んでいる自覚はあるが
……また、鬼の気迫に似たそれを背負った状態で説教など受けたくないから、自重しておくとするか
…虐めているつもりは、毛頭、ないのだが
遊んでいる自覚はあるが
……また、鬼の気迫に似たそれを背負った状態で説教など受けたくないから、自重しておくとするか
「父上」
「どうした?」
「父上も、どうぞ」
「どうした?」
「父上も、どうぞ」
す、と
滝夜叉は、自分が食べていたその甘そうな菓子を一口、将門にも差し出してきた
あぁ、と将門はそれを受け取り、口に放り込む
甘味が、口の中一杯に広がる
滝夜叉は、自分が食べていたその甘そうな菓子を一口、将門にも差し出してきた
あぁ、と将門はそれを受け取り、口に放り込む
甘味が、口の中一杯に広がる
「なるほど、甘いな」
「でしょう?」
「でしょう?」
嬉しそうに笑う、滝夜叉
娘のその幸せそうな笑顔を肴に、将門は杯の中の酒を、一気に煽る
娘のその幸せそうな笑顔を肴に、将門は杯の中の酒を、一気に煽る
……娘と、また共に生きられる幸せを
静かに、静かに、噛み締めながら
静かに、静かに、噛み締めながら
終われ