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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - わが町のハンバーグ-07

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「来たか」「…僕が逃げるとでも?」

久々の獲物。しかも向こうからコンタクトを取ってくるとは。

「しかしまぁなんでこんな体育館を選んだんだい?警備に見つかったらまずいんじゃないかい?」
「なぁに、広いほうが俺にとっては戦いやすいからな」

僕にとっては、戦いにくい。ちょこまかと動かれると、僕の能力が使いづらいから。
でも、僕の能力が負けるはずはない。そういう確信があるからこそ、僕は彼の提示した場所へと赴いたのだ。

「さ、無駄話もなんだからな。さっそくバトル開始といこうじゃないか」そう言って彼は僕へ向けて小さなクッションを投げた。

「……」慌てることもなく僕はいつもの道具をクッションに押し当てる。
その瞬間。僕、そして彼の前からクッションは姿を消した。

「……それが、お前の能力か」
「そうだよ。これが僕の能力、『夢の国』だよ。まぁ僕のはその中でもだいぶ特殊な部類だけどね。
 聞いたことあるでしょ?夢の国は自分たちの顔を使われるのが嫌いなんだよ」

僕の能力は『夢の国の人物の絵を描いた物は消される』という能力。
まぁ、都市伝説の部類かは微妙だが、僕が契約できている以上は都市伝説なのだろう。

「君の能力も教えてよ。僕が教えるだけじゃフェアじゃないよ?」
「…そうだな。俺の都市伝説は『蠢く羽毛布団』って奴だ。まぁクッションとか座布団とかでもいいんだが…」
あぁ、羽毛布団は蛆虫がたくさんわいて動くってやつか。とすると、蛆虫をぼくにぶちまけるってのか。
「…ずいぶんとしょぼいんだね。そんなんじゃ僕の強大な『夢の国』には勝てないよ?」
「さぁ、それはどうだかね」「なんでそんなに余裕なの?君にこのスタンプを押しつけたら君も消されるんだよ?」
そういって僕は彼にネズミのスタンプを見せる。これを押されたモノはなんでも消える。
恐怖におののくかと思っていた彼の口からは、予想外の言葉が出た。


「そっちも余裕ぶっこいてていいのか?そろそろ奴らが暴れだす頃だぜ」

「は?何言ってるの?君の能力はもう封じたも同z…?」ボトッ
僕の頭上から何かが落ちてきた。「…ゴキ○リ?」
僕の見たものは黒光りするアイツ。しかしなぜここに…?

「知らないか?『体育館の天井裏にはゴキブリがひしめいてる』っていう都市伝説」「!?」
聞いたこともない。マイナーな話なのだろうか。でもいま重要なのはそこじゃない。
「…まさか」

…コイツ、複数の都市伝説と契約してやがる…!

気付いた時にはもう遅かった。
天井から降りそそぐ無数のG。普通の人が見たら気絶ものだろう。そしてそのGたちは俺の体にまとわりついてくる。
「くっ!こんな奴ら…!」ポンっ、ポンっ。
消せども消せども、Gの数は消えない。それどころが、どんどんと増えて、俺の体を覆い尽くそうとしている。
「…っ!てめぇ!卑怯だぞ!」

「教えたじゃねえか、一つ目は。お前だって一つだけだろ?」

っコイツ…!
「…だったら!」
僕は足でGたちを踏みつぶす。だが、潰しても、その状態で動き回り、僕の体にまとわりつく。

「…なんで、何でなんだ!?何で潰しても死なないんだ!?」
「おいおい、無知って怖いな。『ゴキブリは死なない』って都市伝説、しらねぇか?」

…三つめ?…そんな、そんなのズルイ。

そう思いながら、抵抗をやめた僕の体はG達に飲み込まれていった。



「やっぱり、多重契約はきついな…」
こいつらと契約してから2週間。ずいぶんと戦い慣れしたもんだ。
前々から虫は好きだったものの、これだけの量のGはさすがに鳥肌が立つ。
「…ま、これもあいつのため、か…」



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