「----ううん」
「お目覚めになられましたか?」
「お目覚めになられましたか?」
かけられた声に、少女ははっ!?と一気に目を覚ました
視界に飛び込んできたのは、黒服の顔
そして、後頭部に感じる感覚は……膝?
視界に飛び込んできたのは、黒服の顔
そして、後頭部に感じる感覚は……膝?
この状況は、即ち
黒服に、膝枕されている?
黒服に、膝枕されている?
「え、あ………え!?」
「ユニコーンの角の粉末を飲ませましたので…アルコール成分は、体内に残っていないはずですが」
「ユニコーンの角の粉末を飲ませましたので…アルコール成分は、体内に残っていないはずですが」
大丈夫ですか?と
改めて、尋ねられて
現在の状況がはっきりとつかめないまま、少女は頷いた
改めて、尋ねられて
現在の状況がはっきりとつかめないまま、少女は頷いた
「…私…えぇと…?」
「覚えていませんか?」
「覚えていませんか?」
…何だろう?
何やら、とても幸せな事があったはずなのに…覚えていない
そして、何故だろう
とても幸せな事のはずだったのだけれども、同時に、恥ずかしいような気がするのは
思い出したいはずなのに、思い出したくないような
そんな、奇妙な感覚を少女は覚える
何やら、とても幸せな事があったはずなのに…覚えていない
そして、何故だろう
とても幸せな事のはずだったのだけれども、同時に、恥ずかしいような気がするのは
思い出したいはずなのに、思い出したくないような
そんな、奇妙な感覚を少女は覚える
「…アルコール成分、って言ったわね?」
…とりあえず
膝枕状態がどこか恥ずかしくなって、少女は体を起こした
はい、と黒服は頷いてくる
膝枕状態がどこか恥ずかしくなって、少女は体を起こした
はい、と黒服は頷いてくる
「ジュースと間違えて、お酒を飲んでしまわれたようですね…甘い果実酒などもありましたから、そのせいでしょう」
「…そう、なのかしら?」
「…そう、なのかしら?」
首をかしげる少女の姿に、黒服は小さく苦笑してきた
…酒を飲んだ、という記憶すら、ないのだが
知らないうちに酔ってしまって、黒服に迷惑をかけてしまったのか?
そう考え
…酒を飲んだ、という記憶すら、ないのだが
知らないうちに酔ってしまって、黒服に迷惑をかけてしまったのか?
そう考え
「…覚えていなくて、申し訳ないんだけど。私、あなたに何かした?」
と、そう、少女は黒服に尋ねた
………
…………
……………
…………
……………
沈黙が、場を支配する
「……いえ、何も」
「何故視線をそらすのっ!?」
「何故視線をそらすのっ!?」
一体、何が!?
何があったと言うのか!?
聞きたいような、聞くのが怖いような…っ!?
少女が、ややパニック状態になっていた、その時
何があったと言うのか!?
聞きたいような、聞くのが怖いような…っ!?
少女が、ややパニック状態になっていた、その時
「お?目、覚ましたのか?」
ひょこりっ
2人がいた部屋に、金髪の青年が顔を覗かせて来た
2人がいた部屋に、金髪の青年が顔を覗かせて来た
…この部屋、調理場のすぐ隣の部屋だったのである
青年としても、少女の事が心配だったので、すぐに様子を見られるよう、介抱場所として、黒服にこの部屋を教えていたのだ
青年としても、少女の事が心配だったので、すぐに様子を見られるよう、介抱場所として、黒服にこの部屋を教えていたのだ
「はい、酔いも醒めているようですし、大丈夫かと」
「そうか。良かったな」
「そうか。良かったな」
ほっとしたように笑う青年
…その青年の、姿に
何か、とてもいい事を、この青年に邪魔されたような予感がして
少女は、やや剣呑に、青年を睨むのだった
…その青年の、姿に
何か、とてもいい事を、この青年に邪魔されたような予感がして
少女は、やや剣呑に、青年を睨むのだった
終われ