首なしライダー 21
変なガスによって女の姿になってから数日が経過したが
一向に元の男の姿に戻らない
一向に元の男の姿に戻らない
……やれやれ、いつになったら元の男の姿に戻れるのだろうか…
俺はバイクを運転しながら昼の町を走る
時折、町の大通りから脇道に逸れて路地裏などを覗き込みながら、俺はある都市伝説を探していた。
……ここもハズレか
とある建物の間の薄暗い路地裏を探したが、都市伝説どころか人すらいないようだ。
とある建物の間の薄暗い路地裏を探したが、都市伝説どころか人すらいないようだ。
俺の体を女の体にしやがったのはどうやら[マッドガッサー]って名前の都市伝説らしい。
俺は携帯を取出し、朝野から送られてきた情報を確認する
本来マッドガッサーとは外国の都市伝説で、毒のガスで人を殺すらしい
姿は全身黒ずくめで顔にはガスマスクを着けている
姿は全身黒ずくめで顔にはガスマスクを着けている
……普通に町を歩いていたら間違いなく怪しまれる格好だよな?
俺をこんな姿にしたマッドガッサーを見つけてボコボコにすれば元に戻る方法を吐くかもしれない…いや、吐いてもらわなきゃ困る
もしも吐かなかったら…その時はいっそのこと首を刈ってやろうか
相手が死ねば確実に元の姿に戻るだろ………たぶん
俺はバイクにまたがり、再び大通りを移動する
そして
俺はガソリンスタンドの横にある細い道に入っていく黒ずくめの人物を発見した。
顔にはガスマスク
奴だ!!
マッドガッサーらしき人物は辺りを注意深く確認した後、路地裏に入っていった。
建物の間にある道にはバイクが入れないため、俺はバイクを降りてマッドガッサーの後を追おうと路地裏に入る
路地裏はゴミや物で元々狭い道がさらに狭くなっており死角も多いため、注意しながら奥に進まなきゃはならないな…
マッドガッサーらしき人物は、俺のだいぶ前を歩いており、すぐに道の角を曲がり俺の前から姿を消した。
……あの角を曲がって一気に相手を襲えば勝てるな
俺はマッドガッサーが曲がった曲がり角を一気に曲がって
その先にいるはずのマッドガッサーを襲おうとしたのだが………
その先にいるはずのマッドガッサーを襲おうとしたのだが………
曲がり角を曲がろうとした瞬間、突然男性が飛び出して来た。
やばい!
俺は咄嗟に止まって男性とぶつかるのを防いだ。
「くけけけけけけ」
危ない危ない、もう少しで男性とぶつかる所だった…
…男性にもケガはないようだ
「くけけけけ」
男性はそのまま俺の横を通り過ぎて行った。
しかし…なんか変な笑い方をする人だなさっきの人
そんな事を思いながら慌ててマッドガッサーを追おうとすると
そんな事を思いながら慌ててマッドガッサーを追おうとすると
ピピピピッピピピピッ!!
足下から謎の電子音が鳴り響く
足下を見てみるとそこには何故か携帯電話が落ちていた。
さっきの変な笑い方する人が落としたのだろうか?
幸い、さっきの人はまだ俺の少し後ろを歩いているので、今ならまだ渡す事が出来る
俺は携帯を拾い、さっきの男性に渡そうとしたのだが……
瞬間、なんとその携帯電話が光り、そしていきなり爆発しやがった!
「くけけけけけ!」
―――――――――――
「くけけけけけ!」
首なしライダーが拾った携帯電話が爆発すると同時に
爆発する携帯電話の契約者は自分の手に持つ携帯電話から他の携帯電話に電話をかけまくる
爆発する携帯電話の契約者は自分の手に持つ携帯電話から他の携帯電話に電話をかけまくる
すると路地裏の至るところに設置された携帯電話が着信し、爆発する
鳴り響く爆発音と着信音
「くけけけけけけ!」
爆発が路地裏にあった物やゴミを吹き飛ばしていく!
………
数秒後、爆発の納まった路地裏には
ボロボロになった首なしライダーが横たわっていた。
数秒後、爆発の納まった路地裏には
ボロボロになった首なしライダーが横たわっていた。
「おいおい…さすがにこれはやりすぎじゃね?」
「くけけけけけけ!」
横たわったまま動かない首なしライダーと、爆発によって破壊された路地裏を見ながら
マッドガッサーは、首なしライダーが着けていた壊れた青色のヘルメットを拾い上げ呟いた。
マッドガッサーは、首なしライダーが着けていた壊れた青色のヘルメットを拾い上げ呟いた。
以上?