○月×日 20:15 中央高等学校 グラウンド横の塀
「ここですか?」
「あぁ」
「あぁ」
不良教師から、連絡があった
…どうにも、俺たちの通っている高校で、何か問題が起きているらしかった
それも、マッドガッサー関連で
早速、花子さんに頼んでトイレで移動しようとしたのだが…花子さんの転移が、作動しない
転移を封じる、何らかの処理を施されてしまったらしい
仕方なく、不良教師と公園で待ち合わせ合流し、ここまで来たのだ
…どうにも、俺たちの通っている高校で、何か問題が起きているらしかった
それも、マッドガッサー関連で
早速、花子さんに頼んでトイレで移動しようとしたのだが…花子さんの転移が、作動しない
転移を封じる、何らかの処理を施されてしまったらしい
仕方なく、不良教師と公園で待ち合わせ合流し、ここまで来たのだ
「正門から入らないの?」
「…警備システムが、連中に乗っ取られている可能性がある」
「…警備システムが、連中に乗っ取られている可能性がある」
ぽつり、不良教師が口にした
あぁ、確かに……相手が、学校に篭城しているというのなら、警備システムは一番厄介な存在のはず
だと言うのに、ここを篭城先に選んだと言う事は、即ち…
…警備システムが、相手に乗っ取られている可能性があると言うことだ
あぁ、確かに……相手が、学校に篭城しているというのなら、警備システムは一番厄介な存在のはず
だと言うのに、ここを篭城先に選んだと言う事は、即ち…
…警備システムが、相手に乗っ取られている可能性があると言うことだ
「正門と裏門には、監視カメラがあるからな。侵入を察知されるかもしれん」
「じゃあ、塀を乗り越えれば…時間はかかるけど」
「まぁ、待て……確か、この辺りだったはずなんだが…」
「じゃあ、塀を乗り越えれば…時間はかかるけど」
「まぁ、待て……確か、この辺りだったはずなんだが…」
ごそごそと、何か塀を探っている不良教師
一体、何をしていると言うのか
俺が、疑問に思っていると
一体、何をしていると言うのか
俺が、疑問に思っていると
「…あ、けーやくしゃ、誰か来るよ」
「え……」
「え……」
確かに、こちらに向かって走ってくる、人影二つ
黒いスーツを纏った…多分、不良教師と同じくらいの年齢の男と、花子さんと同じか、それよりは年上と言った感じの女の子だ
マッドガッサーの仲間じゃないといいなぁ、と思いつつ、軽く警戒していると
黒いスーツを纏った…多分、不良教師と同じくらいの年齢の男と、花子さんと同じか、それよりは年上と言った感じの女の子だ
マッドガッサーの仲間じゃないといいなぁ、と思いつつ、軽く警戒していると
「…おや、あんたか」
「あなたも、いらしていましたか…」
「あなたも、いらしていましたか…」
あ、不良教師の知り合いか?
んじゃ、大丈夫か
んじゃ、大丈夫か
「…誰?」
黒スーツの男の傍らにいる女の子は、不良教師を知らないようで
こちらに対して、警戒の眼差しを向けてくる
こちらに対して、警戒の眼差しを向けてくる
「大丈夫ですよ、この方々は」
黒スーツの男が、柔らかく微笑んで、女の子にそう言っている
女の子は…一応、頷いてきたが、表情の厳しさは変わらない
女の子は…一応、頷いてきたが、表情の厳しさは変わらない
「警備システム、に関してですが…本当なのですか?」
「あぁ。校内は監視カメラだらけだ」
「あぁ。校内は監視カメラだらけだ」
塀を探りながら、不良教師は黒服の言葉に答えている
「…まずくない?チャラ男のことだから、それ、絶対知らないし気づいてないわよ?」
「……正門から、堂々と入った可能性がありますね。あの子が侵入した事は既に知られているかもしれません」
「あんたたちの仲間が、先に中に入っているのか?」
「……正門から、堂々と入った可能性がありますね。あの子が侵入した事は既に知られているかもしれません」
「あんたたちの仲間が、先に中に入っているのか?」
俺が問い掛けると、黒スーツの男がはい、と頷いてきた
…だから走ってきたのか、と俺は考える
仲間が先に校舎内に入っているのなら…危険な状況になっているかもしれない
急ぐに決まっている
…だから走ってきたのか、と俺は考える
仲間が先に校舎内に入っているのなら…危険な状況になっているかもしれない
急ぐに決まっている
「……よし、あった!!」
がこんっ!
塀の一部が……外れた
グラウンド側に向かって、人一人通るくらいの穴ができる
……おぉう!?
塀の一部が……外れた
グラウンド側に向かって、人一人通るくらいの穴ができる
……おぉう!?
「何これ?」
「抜け穴だ。昔、授業サボる時によく使った」
「待てや、不良教師」
「抜け穴だ。昔、授業サボる時によく使った」
「待てや、不良教師」
昔から不良教師だったのかこのやろう
抜け穴知ってたのはいい事だが、堂々と知ってた理由を言うな
ほら、花子さんが首を傾げているじゃないか!!
抜け穴知ってたのはいい事だが、堂々と知ってた理由を言うな
ほら、花子さんが首を傾げているじゃないか!!
「とにかく、行くぞ」
不良教師が、そう言ってさっさと穴を通っていく
俺も、花子さんと一緒に慌てて後を追った
出たのは…テニスコートの脇、か
こっから校舎の入り口までは…くそ、遠いな
大体育館の出入り口から入った方が近いか?
俺も、花子さんと一緒に慌てて後を追った
出たのは…テニスコートの脇、か
こっから校舎の入り口までは…くそ、遠いな
大体育館の出入り口から入った方が近いか?
「…みー?ねぇねぇ、けーやくしゃ」
「ん?どうした、花子さん」
「あそこ」
「ん?どうした、花子さん」
「あそこ」
す、と花子さんが指を刺す
その先には………魔女っ娘?
その先には………魔女っ娘?
「っいけません、魔女の一撃です。彼女の視界内に入るのは危険です」
「…でも、視界に入らずに…ってのは、無理みたいよ?」
「…でも、視界に入らずに…ってのは、無理みたいよ?」
黒スーツの男の傍らにいる女の子が、そう口にした
確かに、そうだ
あの魔女っ娘、グラウンドの上をぐるぐると飛んでいる
…視界に入らずに、は不可能だ
確かに、そうだ
あの魔女っ娘、グラウンドの上をぐるぐると飛んでいる
…視界に入らずに、は不可能だ
「じゃあどーするの?」
かっくん、と首を傾げてくる花子さん
えーと、あれだ、その
…これしかないよなぁ
えーと、あれだ、その
…これしかないよなぁ
「正面突破…突っ切るしかないか」
「確かに、な」
「確かに、な」
全員で目配せしあう
1,2…………3!!!
俺達は、一斉に走り出した
1,2…………3!!!
俺達は、一斉に走り出した
「ひ~~~ひっひ!おやおやぁ?みぃ~~っつけたぁ!!」
魔女は笑う、けたけた笑う
さぁさ、獲物で遊んでやろう
ギックリ腰を起こさせるのは簡単だから…ちょいと、遊んでやるのだ
懐から、小さな小瓶を取り出して
さぁさ、獲物で遊んでやろう
ギックリ腰を起こさせるのは簡単だから…ちょいと、遊んでやるのだ
懐から、小さな小瓶を取り出して
「そぉれっ!!」
ぽ~い、と魔女はそれを投げ捨てる
くるくる、くるくる
それは、放射線を描いて、グラウンドを突っ切ろうとしている連中に向かっていって
くるくる、くるくる
それは、放射線を描いて、グラウンドを突っ切ろうとしている連中に向かっていって
…その時
白衣の男が、ふと子から何かを取り出し…その小瓶に向かって、投げつけた
白衣の男が、ふと子から何かを取り出し…その小瓶に向かって、投げつけた
ごぅんっ!!
爆発音が鳴り響き、瓶は目標値に届く前に爆発した
「…あらぁ?面白いことするじゃないのぉ」
ひっひ、と魔女はますます笑う
…ならば、とことん楽しませてもらおうではないか!!
魔法薬はいくらでもある
面白い効果が起きるものを、どんどんと投げつけてやろうではないか!!
…ならば、とことん楽しませてもらおうではないか!!
魔法薬はいくらでもある
面白い効果が起きるものを、どんどんと投げつけてやろうではないか!!
「-----っ何よ、今の!」
黒スーツの傍らにいた女の子が叫ぶ
マジで何だ、さっきのは!?
不良教師が懐から液体が入った試験管を取り出して、魔女っ娘がこっちに投げつけようとしていたものに向かって、投げつけたのだ
二つがぶつかった瞬間……あの爆発だ
マジで何だ、さっきのは!?
不良教師が懐から液体が入った試験管を取り出して、魔女っ娘がこっちに投げつけようとしていたものに向かって、投げつけたのだ
二つがぶつかった瞬間……あの爆発だ
「ニトログリセリン。護身用だ」
「護身用にニトログリセリンを持ち歩く危険人物がいてたまるかぁあああっ!!!???」
「護身用にニトログリセリンを持ち歩く危険人物がいてたまるかぁあああっ!!!???」
全力を持って突っ込む
何を考えているかっ!この不良教師はぁああああああ!!??
何を考えているかっ!この不良教師はぁああああああ!!??
「…まぁ、魔女の一撃に見付かった時点で、侵入は知られるのですが…これで、校舎内のマッドガッサーの仲間にも、完全に知られましたね」
黒スーツの男が、軽く頭痛を感じたようにそう呟いた
うん、俺もちょっと頭痛い
何をしでかしてくれてんだ、この不良教師
みー?と首を傾げている花子さんの手を握りつつ…俺達は、ひとまずプール脇の影に隠れようと、走り続けるのだった
うん、俺もちょっと頭痛い
何をしでかしてくれてんだ、この不良教師
みー?と首を傾げている花子さんの手を握りつつ…俺達は、ひとまずプール脇の影に隠れようと、走り続けるのだった