「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある警察幹部の憂鬱-03

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 ーーーーー頭が痛い
 全く、何度も注意していると言うのに、彼と来たら…

「ま、今回の事については、うっかりとこっちの問題でもあったんで。あんまり虐めないでやれや」

 窓枠に腰掛、その黒服が笑う
 しゅるり、髪を伸ばすその不気味な様子に慣れてしまった自分が嫌だ

「「組織」は都市伝説の存在を隠匿する存在でしょう?何故、あんな存在が野放しになっているので?訴えますよ?勝ちますよ?」
「あれは色んな意味で例外だ。上層部ですらコントロールできない最強変態だぞ。ぶっちゃけ俺はあいつに関わりたくない」
「変態、というのなら、あなたも同じでは」
「人類皆平等に変態だ。その考えでいけば、あいつは色々と突き抜けてる、色んな意味で」

 肩をすくめる黒服
 つまりは、どうにもならないと言う事か
 …ますます、頭が痛い

「ま、そんな顔するなや。そいつも無事だったんだし、いいだろ?」
「…常に、無事ですむとは限りません」
「なぁに、意外と何とかなるもんさ」

 …勝手な事を
 苦々しい表情で睨みつけてやれば、黒服は笑う

「そいつは、都市伝説契約者なんだ。俺達の側に、一歩足を踏み入れた存在だ…お前さんがコントロールできる範囲から、とっくにでちまってるよ」

 あぁ、知っている
 わかっている
 でも、それでも



 私は、身内から都市伝説の被害者を、出したくはないのだ



fin









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