○月×日 20:25 校庭
「はい……はい、了解いたしました。もしかしたら、携帯の電源はいっそ、切っていた方が安全かもしれませんね」
『かもしれん…ところで、黒服さんは、今、どこに』
『かもしれん…ところで、黒服さんは、今、どこに』
ごぅんっ!!!
『…今の爆音は!?』
「すみません、こちらは交戦中でして……!」
「ひ~~~~っひっひっひっひっひ!!」
「すみません、こちらは交戦中でして……!」
「ひ~~~~っひっひっひっひっひ!!」
魔女の高笑いが響き渡る
はないちもんめを影に庇いながら、黒服はプールのフェンスの影から様子を窺った
はないちもんめを影に庇いながら、黒服はプールのフェンスの影から様子を窺った
「…あんたたちだけでも、先に校舎に入った方がいいんじゃないのか?」
手に、水でできた銃を構えた少年が、呟くようにそう言って来た
少年の傍らには、おかっぱ頭の少女がいて、その二人を庇うように、白衣を来た男性が、魔女の一撃の様子を窺っている
少年の傍らには、おかっぱ頭の少女がいて、その二人を庇うように、白衣を来た男性が、魔女の一撃の様子を窺っている
「ですが…」
「…あんたの家族がいるんだろ。急いでおけ………それと」
「…あんたの家族がいるんだろ。急いでおけ………それと」
ぐしゃり
白衣の男性は、タバコを握りつぶし、続ける
白衣の男性は、タバコを握りつぶし、続ける
「…俺の弟も、中にいる。合流した方がいいんだろう?」
「………すみません」
「………すみません」
黒服は男性に謝罪し…はないちもんめの少女の手をとった
「…窓からの侵入は、高さなどから考えると少々難しいですね。正面玄関に向かいましょう」
「えぇ」
「えぇ」
地を蹴り、黒服と少女は走り出す
それと同時に、男性と少年、おかっぱ頭の少女は校庭に踊り出た
それと同時に、男性と少年、おかっぱ頭の少女は校庭に踊り出た
「ひっひっひ、逃がすと思うかい?」
「…俺達は逃げない」
「…俺達は逃げない」
少年が、魔女に向かって発砲する
と、同時に、おかっぱ頭の少女がプール脇のトイレから水を呼び出し、魔女に向かって襲い掛からせる
と、同時に、おかっぱ頭の少女がプール脇のトイレから水を呼び出し、魔女に向かって襲い掛からせる
「ひっひっひぃ!だぁめぇ、届かなぁい!!」
ひらり、ひらり
魔女の一撃は笑い、攻撃を交わし続けている
少年の銃弾は届くようだが、魔女は身軽に飛び回ってそれを交わしている
魔女が投げる魔法薬は、男性が懐から取り出す試験管を投げつける事によって、直接浴びる事を防いでいるようだが…
魔女の一撃は笑い、攻撃を交わし続けている
少年の銃弾は届くようだが、魔女は身軽に飛び回ってそれを交わしている
魔女が投げる魔法薬は、男性が懐から取り出す試験管を投げつける事によって、直接浴びる事を防いでいるようだが…
「黒服」
少女に、手を握られた
…そうだ、彼らがくれたチャンスなのだから
今、自分たちは確実に…校舎内に入り込まなくては
…そうだ、彼らがくれたチャンスなのだから
今、自分たちは確実に…校舎内に入り込まなくては
「…絶対に、離れてはいけませんよ?」
「わかってるわ。あなたこそ、絶対に無茶をしないでよ?」
「わかってるわ。あなたこそ、絶対に無茶をしないでよ?」
少女の言葉に、黒服は頷く
水の轟音、銃の発砲音、そして爆発音を背景に
二人は、正面玄関に向かって校庭を壁沿いに走り抜けた
水の轟音、銃の発砲音、そして爆発音を背景に
二人は、正面玄関に向かって校庭を壁沿いに走り抜けた