「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある組織の構成員の憂鬱-43a

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○月×日 20:25 校庭


「はい……はい、了解いたしました。もしかしたら、携帯の電源はいっそ、切っていた方が安全かもしれませんね」
『かもしれん…ところで、黒服さんは、今、どこに』

 ごぅんっ!!!

『…今の爆音は!?』
「すみません、こちらは交戦中でして……!」
「ひ~~~~っひっひっひっひっひ!!」

 魔女の高笑いが響き渡る
 はないちもんめを影に庇いながら、黒服はプールのフェンスの影から様子を窺った

「…あんたたちだけでも、先に校舎に入った方がいいんじゃないのか?」

 手に、水でできた銃を構えた少年が、呟くようにそう言って来た
 少年の傍らには、おかっぱ頭の少女がいて、その二人を庇うように、白衣を来た男性が、魔女の一撃の様子を窺っている

「ですが…」
「…あんたの家族がいるんだろ。急いでおけ………それと」

 ぐしゃり
 白衣の男性は、タバコを握りつぶし、続ける

「…俺の弟も、中にいる。合流した方がいいんだろう?」
「………すみません」

 黒服は男性に謝罪し…はないちもんめの少女の手をとった

「…窓からの侵入は、高さなどから考えると少々難しいですね。正面玄関に向かいましょう」
「えぇ」

 地を蹴り、黒服と少女は走り出す
 それと同時に、男性と少年、おかっぱ頭の少女は校庭に踊り出た

「ひっひっひ、逃がすと思うかい?」
「…俺達は逃げない」

 少年が、魔女に向かって発砲する
 と、同時に、おかっぱ頭の少女がプール脇のトイレから水を呼び出し、魔女に向かって襲い掛からせる

「ひっひっひぃ!だぁめぇ、届かなぁい!!」

 ひらり、ひらり
 魔女の一撃は笑い、攻撃を交わし続けている
 少年の銃弾は届くようだが、魔女は身軽に飛び回ってそれを交わしている
 魔女が投げる魔法薬は、男性が懐から取り出す試験管を投げつける事によって、直接浴びる事を防いでいるようだが…

「黒服」

 少女に、手を握られた
 …そうだ、彼らがくれたチャンスなのだから
 今、自分たちは確実に…校舎内に入り込まなくては

「…絶対に、離れてはいけませんよ?」
「わかってるわ。あなたこそ、絶対に無茶をしないでよ?」

 少女の言葉に、黒服は頷く
 水の轟音、銃の発砲音、そして爆発音を背景に
 二人は、正面玄関に向かって校庭を壁沿いに走り抜けた








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