○月×日 21:14 食堂横階段前
「……あ、れ?」
ふらりっ
「骨を溶かすコーラ」の契約者の体が、一瞬ふらついた
ぽふり、白衣の男はその体を片手で受け止める
「骨を溶かすコーラ」の契約者の体が、一瞬ふらついた
ぽふり、白衣の男はその体を片手で受け止める
「だ、大丈夫ですか?」
「平気だよ、ちょっと、くらっと来ただけだから」
「平気だよ、ちょっと、くらっと来ただけだから」
長い髪の少女の言葉に、にっこり答える「骨を溶かすコーラ」の契約者
しかし、彼はTさんとの戦闘で、かなり体力を消耗しているのだ
それに加えて、先程の精密作業
相当な精神力を消耗している
それでも、この青年は兄の傍にいる為に、青年は平気な顔をするのだが
しかし、彼はTさんとの戦闘で、かなり体力を消耗しているのだ
それに加えて、先程の精密作業
相当な精神力を消耗している
それでも、この青年は兄の傍にいる為に、青年は平気な顔をするのだが
「さて、二階に、白衣のにーちゃんが契約している都市伝説がいるんだよな?合流した方がいいのか?」
Tさんの契約者が、白衣の男…不良教師に、そう尋ねた
が
が
「いや、化学準備室にいるにはいるが……鬱陶しいから、別に回収しなくても構わない」
「酷っ!?」
「酷っ!?」
思わず突っ込んでいるTさんの契約者
…恐らく、花子さんの契約者がいたら、まったく同じツッコミをしていた事だろう
…恐らく、花子さんの契約者がいたら、まったく同じツッコミをしていた事だろう
「…とりあえず、二階に行くんだろう?さっさと行った方がいいんじゃないのか?」
「そ、そうだな」
「そ、そうだな」
色々と突っ込みたい事があるような表情をしつつ、銀髪の男性やTさんたちがスロープを昇りだす
不良教師も、弟を連れてその後に続いた
不良教師も、弟を連れてその後に続いた
「…に、しても、兄さんは優しいね」
「……何がだ」
「相手は屋上にいるんだから、多分、上の階の方が敵が多いだろうし罠も多いだろうからね。だから、生徒をついてこさせなかったんでしょ?」
「………」
「……何がだ」
「相手は屋上にいるんだから、多分、上の階の方が敵が多いだろうし罠も多いだろうからね。だから、生徒をついてこさせなかったんでしょ?」
「………」
その問いかけに答える事なく、不良教師はスロープを登る
踊り場を超えて……彼らは、無事に二階へと到着した
踊り場を超えて……彼らは、無事に二階へと到着した