○月×日 21:04 屋上
「ま、まままままままま、マッドはーんっ!」
ばぁん!!
屋上の出入り口をなかば体当たりしてあけながら、似非関西弁の女性が屋上に踊り出た
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
その後を、黒い悪魔が群れをなして追いかけてくる
屋上の出入り口をなかば体当たりしてあけながら、似非関西弁の女性が屋上に踊り出た
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
その後を、黒い悪魔が群れをなして追いかけてくる
「こっちだ!」
ぐい、とマッドガッサーは似非関西弁の女性を抱き寄せる
そして、ミサイルとともに入手していた火炎放射器を、黒き悪魔たちに向かって構えた
そして、ミサイルとともに入手していた火炎放射器を、黒き悪魔たちに向かって構えた
ごぉうっ!!
生命体Gたちは、炎によって焼き尽くされる
生命体Gたちは、炎によって焼き尽くされる
「大丈夫か?」
「なんとか…」
「なんとか…」
ぎゅう、と
物体Gの群れの恐怖が晴れないのか、震えている似非関西弁の女性
北海道出身者に、あの黒い悪魔の群れは刺激が強すぎる
物体Gの群れの恐怖が晴れないのか、震えている似非関西弁の女性
北海道出身者に、あの黒い悪魔の群れは刺激が強すぎる
ごぅ、と
強風に、似非関西弁の女性は視線を上にやる
ばさり、サンダーバードは翼を広げ、鳥のものとも人のものとも区別がつかぬ声をあげ、巨大ロボットに襲い掛かろうとしていた
強風に、似非関西弁の女性は視線を上にやる
ばさり、サンダーバードは翼を広げ、鳥のものとも人のものとも区別がつかぬ声をあげ、巨大ロボットに襲い掛かろうとしていた
「…あないなロボットまでおるんか、この街…」
「サンダーバードに戦っては欲しくなかったんだが、あんなもんがこられちゃあ、任せるしかない」
「私達だけじゃ、無理よね。あのロボット相手は」
「サンダーバードに戦っては欲しくなかったんだが、あんなもんがこられちゃあ、任せるしかない」
「私達だけじゃ、無理よね。あのロボット相手は」
手に弓矢をもったまま、スパニッシュフライの契約者も呟く
逃走用のつもりだったサンダーバードがこんなことに役に立つとは、いいやら悪いやら…
逃走用のつもりだったサンダーバードがこんなことに役に立つとは、いいやら悪いやら…
「…とりあえず、あのロボットが発射しやがったゴ……黒い悪魔がどれだけいるかわからないからな。お前はここにいておけ」
「ん…わかった」
「ん…わかった」
マッドガッサーに抱きしめられる状態になったまま、こくりと頷く似非関西弁の女性
…さて、そろそろ、休憩は終わりだ
マッドガッサーは再び、ガスの精製に集中し始めるのだった
マッドガッサーは再び、ガスの精製に集中し始めるのだった
to be … ?