○月×日 21:05 校庭
「おい………おい、しっかりしろ!」
「……んんぅ」
「……んんぅ」
ゆっさゆっさ
やや乱暴に揺さぶられ、魔女の一撃は目を覚ました
目の前には、マリの姿がある
やや乱暴に揺さぶられ、魔女の一撃は目を覚ました
目の前には、マリの姿がある
「マリかい……ひっひ、油断してたわ」
「蝦蟇の油を使ったからダメージは消えてるはずだぞ」
「…そうだねぇ」
「蝦蟇の油を使ったからダメージは消えてるはずだぞ」
「…そうだねぇ」
あの車にぶつかられ、気を失っていた魔女の一撃
ダメージは残っていないが、少々クラクラする
ダメージは残っていないが、少々クラクラする
「…ひっひ、やってくれたもんだよ」
ドアから這い出たのだろうか
倒れている車の運転手である女性を見やる魔女の一撃
どうやら、あちらは気を失っているようだ
車の中にもう一人、少女の姿も見える
倒れている車の運転手である女性を見やる魔女の一撃
どうやら、あちらは気を失っているようだ
車の中にもう一人、少女の姿も見える
「…こいつら、叩き潰しても構わねぇな?」
牙を、爪を、剥き出しにしながらマリ・ヴェリテは呟いた
そのマリを、魔女の一撃が止める
そのマリを、魔女の一撃が止める
「ひっひっひ、やめておきなさぁい?一応、あんまり死人は出さない方向なのよぅ?」
「………っち」
「ひっひ、そんな顔しちゃだぁめぇ。殺しはしないけどぉ……楽しい事しましょぉ?」
「………っち」
「ひっひ、そんな顔しちゃだぁめぇ。殺しはしないけどぉ……楽しい事しましょぉ?」
かちゃり
懐から、魔法薬を取り出す魔女の一撃
ついでに、ロープも取り出す
懐から、魔法薬を取り出す魔女の一撃
ついでに、ロープも取り出す
「手伝ってくれるぅ?」
「……まぁ、いいだろ。車の中のガキも引きずりだせばいいんだな?」
「起こさないようにねぇ?……あらぁあ、車の中に拳銃とサブマシンガンもあるじゃなぁい。マッドガッサーのためにもらっていきましょうかぁ?」
「武器はそれなりに手に入れてるが……ま、取り上げる意味でも、持っていくか」
「……まぁ、いいだろ。車の中のガキも引きずりだせばいいんだな?」
「起こさないようにねぇ?……あらぁあ、車の中に拳銃とサブマシンガンもあるじゃなぁい。マッドガッサーのためにもらっていきましょうかぁ?」
「武器はそれなりに手に入れてるが……ま、取り上げる意味でも、持っていくか」
ニヤリ、マリが笑みを浮かべる
ひっひっひ、と魔女の一撃も、意地悪く笑い続けていた
ひっひっひ、と魔女の一撃も、意地悪く笑い続けていた
……数分後
校庭の一角の、大きな木に、一人の女性と一人の少女がぶら下げられていた
なぜか、二人ともロープで菱縛りに縛られていて、しかも……ネコミミが生えていた
校庭の一角の、大きな木に、一人の女性と一人の少女がぶら下げられていた
なぜか、二人ともロープで菱縛りに縛られていて、しかも……ネコミミが生えていた
ネコミミである
どう見ても、ネコミミである
人間の耳もそのままでネコミミとはこれ以下に
ぶらん、ぶららん
なんとも奇妙な状態で…上田とメルの二人は、宙ぶらりんにぶら下げられた状態になっているのだった
どう見ても、ネコミミである
人間の耳もそのままでネコミミとはこれ以下に
ぶらん、ぶららん
なんとも奇妙な状態で…上田とメルの二人は、宙ぶらりんにぶら下げられた状態になっているのだった
とぅーびー?