「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-30h

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○月×日 22:33 二階踊り場


 たんっ、と踊り場に降り立った一同
 スロープ状になった怪談の、その向こう側…二階の、その場所に、複数の人影見つけた

「…あ、髪の伸びる黒服さん!」
「ん?……おぉ、来たか」

 Tさんの契約者の声に、黒服Hが反応した
 ひらひらと、気軽に手を振ってくる
 そして、どこかた楽しげに笑って…三階への階段の踊り場方向を見上げて、誰かに声をかけている

「…なぁ、時間が経つごとにこっちの人数は自然と増えそうな予感な訳で。お前さんにゃ不利になるぜ?」
「俺が能力を解除しない限り、三階に上れないのは変わりがないだろ?」

 聞こえてくる、一堂には聞き覚えのない、声

「もしかして……「13階段」?」
「どうやら、そうらしいな」

 契約者を抱えたまま、スロープを一気に飛び越すTさん
 そこには黒服Hと、メイド姿の少女を背負った巨大な黒犬、爆乳少女という組み合わせの一向がいて
 ……そして
 彼らが見あげる、三階への階段の踊り場
 そこに…一人の青年が立っていた
 Tさんと契約者、リカちゃんには見覚えのある姿だ
 あの黒服が見せてくれた写真で、顔は確認してる

 ----「13階段」

 Tさんや姫さんたちの姿に、「13階段」はやや動揺したような様子を見せながらも……しかし、余裕は崩さない

「何人増えようが同じだ。ここは通さないぜ」
「……やっぱり、無理みたいだ」

 降参
 そうとでも言うように、黒服Hは肩をすくめた

「だ、だから、諦めちゃ駄目ですってば!ドクターさんも助けないと…」
「あいつの能力で引っ張り込まれたら、あいつでも救出不可能だぞ、あれ。異空間制御に長けた奴がいりゃあ別だが」
「…説得に、手間取っていると言った所ですか?」

 妹ちゃんの言葉に、ザクロが困ったように…しかし、背負っているメイド少女を落とさないようにしつつ、頷く

 階段の前に増えた勢力
 それでも…「13階段」は、意地を通し続けようとしていた




to be … ?




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