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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-16b

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匿名ユーザー

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○月×日 23:08 視聴覚室横階段前


「…むぅ、まだ目を覚まさないのかい?」
『はい…打ち所が悪かったのでしょうか?』

 いまだ目を覚まさぬバイトちゃん
 その様子に、流石に心配になってきた様子のザクロ
 バイトちゃんは、ザクロの背中の上で意識を失ったままだ

 …と、そこに
 ぽ~ん、と「13階段」が、何かを放り投げた
 ぱし、とドクターはそれをキャッチする

「何だい?これは」
「気付け薬だ。魔女の一撃が作った物だから、効くと思うぜ」
「おや、いいのかい?」

 あぁ、とぶっきらぼうに答える「13階段」
 …「爆発する携帯電話」が、気を失ったままのバイトちゃんを心配そうに見ているものだから、気になって仕方なかったのだろう
 「13階段」が気付け薬を持っていたのは、「爆発する携帯電話」が発作で万が一気絶した時に備えてだ

「それでは、ありがたく使わせてもらおうか」

 どう言って、ドクターは気付け薬の蓋を開けた
 そっと、その香りをかがせるようにバイトちゃんの顔に近づけ……


「----------がはっ!?」


 ごろんごろんごろん!!!
 瞬時に意識を取り戻したバイトちゃんが、ザクロの背中から落ちて廊下を転がる!!

「え!?ど、どうしたの!?」
「…ふむ、どうやら、気付け薬の匂いが強烈すぎたようだな」
『~~~わ、私の鼻までおかしくなりそうです…』

 気付け薬は、意識を失った者の意識を匂いで取り戻させるものだ
 …少々、強力すぎたようである

「……良かった。こいつに使う機会なくて」

 意識は戻ったものの、匂いに悶え苦しむバイトちゃんの様子に
 ぼそり、「13階段」は呟いたのだった





とぅーびー??







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