「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-18

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匿名ユーザー

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○月×日 23:05 屋上


 学校中に張られていた「13階段」が解除された
 …まぁ、その、黒い悪魔とか蜘蛛とか相手にはまだまだ発動中な訳だが
 とにかく…侵入者達を拒む障害は、ほぼ解除されたようなものだろう
 いつ、この屋上に連中が踏み込んでくるかわからない

 それを理解しながらも、マッドガッサーは自分が行っている行為を止めるつもりはなかった
 ……これが、本当に成功するかどうか?
 マッドガッサー自身、成功するなどと思ってはいないのかもしれない
 そもそも、このような手段は……彼が、この世で誰よりも嫌い憎んだ兄と…片割れと、何ら変わりのない考え方による方法ではないか
 だが、彼はこんな手段しか知らない
 他の手段は知らない

 化け物と
 その言葉が、今回の行動を後押しさせた
 どうせ、自分は都市伝説だ
 人間とは、決定的に違う生き物
 どんなに人間に近い姿をしていようとも、その存在は決定的に違うもので

 少なくとも、今の世界は都市伝説を「拒絶している」
 マッドガッサーは、そう考えていた
 いや、世界は、というよりは…人間が、そうなのだ
 スーパーハカーが中継していた様子で…あの「第三帝国」所属の女は、「都市伝説と人間が隣り合わせにいられる黄昏の世界」と、そう言っていた
 だが、違う
 今の世界は、そんな存在ではない
 本当に、世界が今、そんな状態であるならば
 ……自分達都市伝説を、何故人間達は恐れて拒絶する?
 何故、人間達は自分達を切り刻み、その力を得ようとする

 この世界は、都市伝説と人間が隣り合わせにいられる黄昏の世界なんかじゃない
 人間が都市伝説を恐れ、狩り立て……時に、その力を人間のものにしようと都市伝説を利用する、そんな世界

 ならば
 この世界を、変えてやろうじゃないか
 なぁに、みんな女になってしまって、自分達のものになってくれれば…世界は、そんな酷いものじゃなくなる
 みなで、仲良くいこうじゃないか?


(……まぁ、その方法も、結論も)


 …きっと、自分達以外、誰にも受け入れられないだろうが
 だが、それでも
 こんな方法しか、自分達は知らないのだ

「…マッドはん?」
「あぁ、いや…なんでもないさ。さて、後は…ミサイル一本分、だな」

 四発のミサイルの中は、全てガスで満たした
 …残りは、後一本のみ
 マッドガッサーは、ガスの精製を急ぐのだった




to be … ?


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