○月×日 23:17 クラブハウス
「………おや」
己の契約者の携帯電話が、着信を告げている
長い髪の老婆との会話を打ち切り、魔女の一撃は携帯を手にする
……「13階段」から?
長い髪の老婆との会話を打ち切り、魔女の一撃は携帯を手にする
……「13階段」から?
「私だよ。どうかしたのかい?」
『お前の契約者、もう起きたか?』
「…?いや、主はまだ」
「----起きてる」
『お前の契約者、もう起きたか?』
「…?いや、主はまだ」
「----起きてる」
むくり
魔女の一撃の契約者が、体を起こした
まだ少し辛そうだが、意識ははっきりしているようだ
魔女の一撃から携帯をとりあげ、契約者は「13階段」の話に耳を傾ける
魔女の一撃の契約者が、体を起こした
まだ少し辛そうだが、意識ははっきりしているようだ
魔女の一撃から携帯をとりあげ、契約者は「13階段」の話に耳を傾ける
「辰也、どうした?突破されたのか?」
『あぁ……それはまぁ、マッドガッサーの奴も想定内だったとしてだ。ちょっと、不味い事になるかもしれない』
「…どう言う事だ?………………うん」
『あぁ……それはまぁ、マッドガッサーの奴も想定内だったとしてだ。ちょっと、不味い事になるかもしれない』
「…どう言う事だ?………………うん」
しばし、話に耳を傾け…
…やがて、魔女の一撃の契約者は、不愉快そうに表情をゆがめた
…やがて、魔女の一撃の契約者は、不愉快そうに表情をゆがめた
「わかった。見つけ次第叩きのめせばいいだな」
『そうなんだが…お前、大丈夫なのか?』
「問題ない…柔な鍛え方はしてない」
『そうなんだが…お前、大丈夫なのか?』
「問題ない…柔な鍛え方はしてない」
よろり、と
膝枕させられていた体勢から、立ち上がった魔女の一撃の契約者
魔女の一撃も、それに続いて立ち上がる
膝枕させられていた体勢から、立ち上がった魔女の一撃の契約者
魔女の一撃も、それに続いて立ち上がる
「こっちは任せろ…だから、校舎周辺については、任せたぞ」
『わかった』
『わかった』
…通話を切る
魔女の一撃は、笑って箒を手にした
魔女の一撃は、笑って箒を手にした
「主と一緒に、学校周辺を探ればいいんだねぇ?」
「あぁ。行くぞ」
「あぁ。行くぞ」
魔女の一撃は、笑みを浮かべて箒にまたがる
……あぁ、良かった
悪魔の囁きから解放された主
その精神状態が心配だったが…少なくとも、今は大丈夫そうだ
後で、親友と改めて顔を合わせた時…どうなるか、それはまだ、わからないが
……あぁ、良かった
悪魔の囁きから解放された主
その精神状態が心配だったが…少なくとも、今は大丈夫そうだ
後で、親友と改めて顔を合わせた時…どうなるか、それはまだ、わからないが
「…ひっひっひ、それじゃあ、またねぇ?いつか、ゆっくり話しましょお?」
「そうじゃな、機会があればのぅ」
「そうじゃな、機会があればのぅ」
長い髪の老婆に、別れを告げて
魔女の一撃は、契約者を後ろに乗せて…箒に乗って、空へと飛び上がった
魔女の一撃は、契約者を後ろに乗せて…箒に乗って、空へと飛び上がった
………万が一の時の、保険をかけるために
to be … ?