「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-19

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匿名ユーザー

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○月×日 23:17 クラブハウス


「………おや」

 己の契約者の携帯電話が、着信を告げている
 長い髪の老婆との会話を打ち切り、魔女の一撃は携帯を手にする
 ……「13階段」から?

「私だよ。どうかしたのかい?」
『お前の契約者、もう起きたか?』
「…?いや、主はまだ」
「----起きてる」

 むくり
 魔女の一撃の契約者が、体を起こした
 まだ少し辛そうだが、意識ははっきりしているようだ
 魔女の一撃から携帯をとりあげ、契約者は「13階段」の話に耳を傾ける

「辰也、どうした?突破されたのか?」
『あぁ……それはまぁ、マッドガッサーの奴も想定内だったとしてだ。ちょっと、不味い事になるかもしれない』
「…どう言う事だ?………………うん」

 しばし、話に耳を傾け…
 …やがて、魔女の一撃の契約者は、不愉快そうに表情をゆがめた

「わかった。見つけ次第叩きのめせばいいだな」
『そうなんだが…お前、大丈夫なのか?』
「問題ない…柔な鍛え方はしてない」

 よろり、と
 膝枕させられていた体勢から、立ち上がった魔女の一撃の契約者
 魔女の一撃も、それに続いて立ち上がる

「こっちは任せろ…だから、校舎周辺については、任せたぞ」
『わかった』

 …通話を切る
 魔女の一撃は、笑って箒を手にした

「主と一緒に、学校周辺を探ればいいんだねぇ?」
「あぁ。行くぞ」

 魔女の一撃は、笑みを浮かべて箒にまたがる
 ……あぁ、良かった
 悪魔の囁きから解放された主
 その精神状態が心配だったが…少なくとも、今は大丈夫そうだ
 後で、親友と改めて顔を合わせた時…どうなるか、それはまだ、わからないが

「…ひっひっひ、それじゃあ、またねぇ?いつか、ゆっくり話しましょお?」
「そうじゃな、機会があればのぅ」

 長い髪の老婆に、別れを告げて
 魔女の一撃は、契約者を後ろに乗せて…箒に乗って、空へと飛び上がった

 ………万が一の時の、保険をかけるために


to be … ?


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