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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴-16c

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○月×日 23:08 視聴覚室横階段前


 …さて
 いつまでも、ここに留まっている訳にも行くまい
 赤い靴は、契約者の体を改めて抱き上げる

「悪いが、俺達は先に行くぞ」
「こいつをさっさと元に戻す方法を見つけないと、不便で仕方ないわ」

 うん、契約者も心配してくれているようだ
 心配してくれている、のだと思おう
 決して、女の姿だと殴りにくいとかそんな理由じゃないと信じたいものだ

「お二人だけでは、危険かもしれませんよ」

 同僚の怪我の様子を気遣っていた黒服が、顔をあげた
 まぁ、それはもっともだろう
 だが

「俺達は、いざとなれば異空間に逃げ込めばなんとかなる。問題ないさ」

 移動にはつかないが、辛うじて異空間を作り出して、そこに入り込むくらいはできるのだ
 なんら、問題はない

 軽く床を蹴って、階段を一気に飛び越える
 階段の踊り場に立って、念のため、三階に視線をやった
 …かすかに聞こえてくる足音
 誰か、複数人が、こちらに向かってきている?
 かすかに警戒はするが、ここで足踏みする訳にも行くまい
 次の階段も、一気に飛び越えようとして…

「………あぁ、そうだ!」
「?」

 二階の方から、「13階段」が声をかけてきた

「その先、防火シャッターが一箇所降りてるが……そこ、破るなよ!?絶対破るなよ!?破ったら、「13階段」をまた発動させるからな!」
「…何があるというんだ、その先に」

 また、「13階段」を発動させるとは、なんとも物騒な発言だ
 Tさんに尋ねられ……「13階段」はむすっ、とした声で答えている

「…ハーメルンの笛吹きを閉じ込めてる」

 …………あぁ
 何だか、納得してしまった
 何故、ハーメルンの笛吹きもここに来ているのか、とか、何故「13階段」から異様にハーメルンの笛ふきを嫌っているような雰囲気がするのか、とか
 そんな細かい事は、わからないが
 …ハーメルンの殺人対象は、主に子供
 ロリな契約者を持つ自分としては、あまり関わりあいたくない

「把握したわ。少なくとも、私たちはね」

 契約者が、「13階段」にそう答える
 「13階段」が頷いたのを確認して……改めて、階段を一気に飛び越え
 三階へと、突入を果たした

○月 ×日 23:12 赤い靴と契約者、三階防火シャッター前に到着









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