…空を、無数のサンタが飛びまわっている
「組織」に報告があったのは、早朝…いや、まだ真夜中の三時頃
彼が叩き起こされて、こうやて任務に出向いた今の時刻は…四時
まったく、何が悲しくてクリスマスイブの日に、こうやって仕事しなければならんのだ
「組織」に報告があったのは、早朝…いや、まだ真夜中の三時頃
彼が叩き起こされて、こうやて任務に出向いた今の時刻は…四時
まったく、何が悲しくてクリスマスイブの日に、こうやって仕事しなければならんのだ
「…んでぇ?あのサンタ集団、何やらかしたんだ?」
「あ、そ、その…」
「あ、そ、その…」
--まったく
彼、モンスの天使契約者の新たな担当黒服は、どうにも頼りない
何でも、「夢の国」騒動以降に黒服となった、新人らしい
能力も戦闘向きではないし…何故、こんなお荷物にしかなりそうにない黒服が、自分の担当になったのか
モンスの天使契約者はため息をつく
彼、モンスの天使契約者の新たな担当黒服は、どうにも頼りない
何でも、「夢の国」騒動以降に黒服となった、新人らしい
能力も戦闘向きではないし…何故、こんなお荷物にしかなりそうにない黒服が、自分の担当になったのか
モンスの天使契約者はため息をつく
「えっと、彼らは「恐怖のサンタ」です…人に、精神的なダメージを負わせるプレゼントを、配るそうです」
「なるほどなぁ…」
「なるほどなぁ…」
具体的に、どんなものかは知らないが
まぁ、不愉快である事に変わりはあるまい
それに、あんなに堂々と飛び回られていては、都市伝説の存在を隠したがる「組織」としては都合が悪い
まぁ、不愉快である事に変わりはあるまい
それに、あんなに堂々と飛び回られていては、都市伝説の存在を隠したがる「組織」としては都合が悪い
「連中を蹴散らせばいいんだな?」
「えっと、できれば、威嚇程度にして、説得を…」
「えっと、できれば、威嚇程度にして、説得を…」
知るか
そんな事では、生ぬるい
あぁいう連中は…叩き潰すに限るのだ
そんな事では、生ぬるい
あぁいう連中は…叩き潰すに限るのだ
「きゃっ!?」
ばさり
現れた、モンスの天使達
きゃあきゃあきゃあ、とモンスの天使契約者に群がる
現れた、モンスの天使達
きゃあきゃあきゃあ、とモンスの天使契約者に群がる
「お呼びですか?ご主人様~!」
「お仕事?お仕事?」
「何すればいいですか?お役に立てますか?」
「…飛び回るサンタ共を、撃ち落せ!!」
「お仕事?お仕事?」
「何すればいいですか?お役に立てますか?」
「…飛び回るサンタ共を、撃ち落せ!!」
シンプルな命令を下す、モンスの天使契約者
モンスの天使達は、可愛らしい笑顔を浮かべて
-----じゃきんっ!!
それぞれが、銃を構えた!!
モンスの天使達は、可愛らしい笑顔を浮かべて
-----じゃきんっ!!
それぞれが、銃を構えた!!
「おまかせください、ご主人様!」
「サーチ、アンド、デストローーーイ!」
「落としちゃえ落としちゃえ!」
「誰が一番多く落とせるかな?かな??」
「一杯落としたら、ご褒美くれますか~?」
「あぁ、そうだな」
「サーチ、アンド、デストローーーイ!」
「落としちゃえ落としちゃえ!」
「誰が一番多く落とせるかな?かな??」
「一杯落としたら、ご褒美くれますか~?」
「あぁ、そうだな」
ご褒美
その単語に、天使達はキラリーン!と瞳を輝かせる!
その単語に、天使達はキラリーン!と瞳を輝かせる!
「よぉし!頑張るぞぉ!」
「み~んなみ~んな落としちゃえ!」
「撃ち落せー!皆殺しー!!」
「み~んなみ~んな落としちゃえ!」
「撃ち落せー!皆殺しー!!」
ばさり
銃を持った、ミニスカ美少女天使達が夜空に舞う
3分もしないうちに……銃声が、所々、鳴り始めて
銃を持った、ミニスカ美少女天使達が夜空に舞う
3分もしないうちに……銃声が、所々、鳴り始めて
「さぁ、やっちまえ天使達。みんな撃ち落せ!!!」
恐怖のサンタなんぞ、俺たちが片付けてやる!!
モンスの天使契約者は、自信満々に、マンションの屋上で戦う天使達を見詰めて
モンスの天使契約者は、自信満々に、マンションの屋上で戦う天使達を見詰めて
「…えっと…こ、これって、どちらにせよ、天使達が目立っちゃって…本末転倒なような…?」
…そんな、新たな担当黒服である、黒服Cの言葉など
モンスの天使契約者の耳に、入っちゃいないのだった
モンスの天使契約者の耳に、入っちゃいないのだった
続く予定はない