「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-59f

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
 ぼしゅっ
 一郎君によって打ち返された巨大な雪玉が、一瞬で溶ける
 「日焼けマシンで人間ステーキ」の熱の力によって溶けた雪玉は、液体すら残さず一瞬で蒸発した

「ったく……家ん中まで雪玉飛ばしてくんなっ!?それと、そろそろ遅い時間だから家ん中入れ」
「「「はーい!」」」

 わきゃわきゃわきゃ
 素直に家屋の中に入ってくるちみっこたち
 …気絶している厨2病は、旧日本兵達が担架で運んできた
 このまま、寝室に連れて行くのだろう

「まったく…」

 はぁ、とため息をつく翼
 なお、今の格好は遊女姿である
 露出は少ないが色気がやばい

「…望、そろそろやめないか?」
「駄目」

 即答された
 いつまで続くんだ、この辱めの地獄は

「いや、あれだ。そろそろ将門様とか黒服も風呂あがってくるはずだし、やめ」
「別に、続けても良いと思うがなぁ?」

 ………
 …………
 ……………

「っま、将門様!?」
「かわいらしい姿ではないか」

 くっくっく、と楽しげに笑って翼を見下ろす将門
 風呂上りだからか、いつもの甲冑姿ではない
 なんとも楽しげに楽しげに、翼を見下ろしてきていて

「…さて、この状況は、どこから止めればいいものでしょうか」
「黒服っ!?」

 っちょ!?
 黒服も、風呂から上がってきていたようで
 翼の現状に、やや頭痛を覚えているようだった
 …色々と見られたくなかった!?

「とりあえず、将門公。今のあの子に近づかな」
「誰か、こいつを取り押さえよ」
「は~い!」

 てちちちち
 ちみっこが一人、黒服に向かって、駆ける!

「おぶさりてぇー!」
「っ!?」

 掛け声と共に、黒服の背中にひっつくちみっこ
 ----ずん!!と
 押しつぶされたかのように、黒服の体が畳に沈む

「黒服っ!?」
「っく……おんぶおばけの契約者ですか!?」
「あたりー」

 きゃっきゃっきゃっ
 おんぶおばけの契約者のちみっこは、無邪気に黒服の背中にくっついている
 黒服は身動きできない
 …翼を手助けできない

「大丈夫よ、流石に黒服の前で際どい格好はさせないから……多分」
「多分って言った!?」
「安心せい、流石に童子の前ではそう際どい事はせんからなぁ?」
「…将門公、そう言う問題ではありません」

 ……事態進展せず
 むしろ、悪化の一方をたどるのみ

 結局、ちみっこ達が全員完全に寝静まるまで、この騒ぎが続いたのは秘密である


終われ



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー