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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-23a

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匿名ユーザー

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「……つまらんな。所詮、連中はあの程度か」

 遠くから、遠くから、彼らの様子を観察していた男が、なんともつまらなそうに呟いた
 灰色のコートを身に纏った、壮年一歩手前の、中年の男だ
 その表情は、どこまでも冷徹で、慈愛と言うものを知らないかのような表情だ

「だが、あの戦闘能力は欲しいな………あの青年につけていた悪魔の囁きが外れたのは、惜しい…」

 あの連中を、手駒として使いたい
 だが、それは少々、難しそうである
 心に隙がなければ、悪魔の囁きの「卵」は孵化しない
 何とかして、コーク・ロア支配型の能力でこちらの手駒にでもできないだろうか…

「……まぁ、いい。時間はたっぷりとある……」

 くるり、男は踵を返す
 男の顔に、笑みが浮かんだ
 この世の邪悪を全て凝縮したような、そんな笑顔を

「…この街を起点として………全て、手に入れてやる」

 マッドガッサー達の騒動に紛れての実験の結果から、これからの行動を決めるとしよう
 楽しげに笑う灰色のコートの男
 その男の後ろを……一匹の犬が、付き従ってついていく
 尾なしの犬は、男の後をついて歩いて……ニヤリ、笑った






to be … ?





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