中央高校での決戦より三日後 「首塚」本部にて
「…よかろう。お前達の存在、気にいった」
にたり、笑う祟り神
--マッドガッサーは、ほっと息を吐いた
できることならば、同じ空間にはいたくない相手だ
だが、交渉相手なのだから、仕方ない
こう言う相手には、こちらから出向いた方がいい
--マッドガッサーは、ほっと息を吐いた
できることならば、同じ空間にはいたくない相手だ
だが、交渉相手なのだから、仕方ない
こう言う相手には、こちらから出向いた方がいい
「「あめりか政府の陰謀論」、であったか……あれは、我も好きではない」
「関わった事が?」
「…今、まさに、関わらされている最中、と言った所か」
「関わった事が?」
「…今、まさに、関わらされている最中、と言った所か」
……将門の視線が、マッドガッサーとは別の……ここにはいない、しかし、ここを見ている可能性がある、それに向けられた
その口元に、笑みが浮かぶ
その口元に、笑みが浮かぶ
「もっとも……我をも蟲毒に組み込もうとは、良い度胸だ。かような呪いなど、我が飲み込んでくれようぞ」
「……あー……」
「……あー……」
あぁ、そう言えば、あそこには蟲毒使いがいたようないなかったような…
……まぁ、いいか
これはヘタをしたら、既に「アメリカ政府の陰謀論」に対して、将門の呪いが発動していてもおかしくない
それは、マッドガッサーにとっても良い状況なのだから…放置する事にした
……まぁ、いいか
これはヘタをしたら、既に「アメリカ政府の陰謀論」に対して、将門の呪いが発動していてもおかしくない
それは、マッドガッサーにとっても良い状況なのだから…放置する事にした
「………ところで」
……と、そこに
将門と、マッドガッサー以外の声が、響いた
将門と、マッドガッサー以外の声が、響いた
「俺のこの現状に関して、説明を求む」
それは、「壁に耳あり」の契約者
あの決戦の日、うっかりとサンダーバードの足に引っかかってしまい、マッドガッサー達に持っていかれていた彼だ
…いや、今、彼は「彼」ではなくなっている
「彼女」になっていた
つまり、マッドガッサーの女体化ガスを喰らったのである、物の見事に
彼女の問いかけに、マッドガッサーは答えてやる
あの決戦の日、うっかりとサンダーバードの足に引っかかってしまい、マッドガッサー達に持っていかれていた彼だ
…いや、今、彼は「彼」ではなくなっている
「彼女」になっていた
つまり、マッドガッサーの女体化ガスを喰らったのである、物の見事に
彼女の問いかけに、マッドガッサーは答えてやる
「俺を持っていこうとした訳で、色々とムカついた。とりあえず、女体化させても罪はないと思った。反省も後悔もしていない」
「この犬耳と尻尾に関しては?」
「この犬耳と尻尾に関しては?」
犬耳と、尻尾
何故か彼女には、愛らしい犬耳と尻尾が生えていたのだ
恐らく、ダックスフント辺りの愛らしい犬耳と、尻尾が
何故か彼女には、愛らしい犬耳と尻尾が生えていたのだ
恐らく、ダックスフント辺りの愛らしい犬耳と、尻尾が
「ちょっと目を放した隙に、魔女の一撃が薬品投与してた。解除方法わかってるし別にいいかと思った」
「更に言うと、この服装は」
「更に言うと、この服装は」
彼女が身にまとう服装は、クラシックメイド
これはもう、メイド姿の旧友を笑えるような状態ではない
これはもう、メイド姿の旧友を笑えるような状態ではない
「約二名ほど、それはそれは楽しそうに着替えさせていた。女二人を止める勇気は俺にはなかった」
…まぁ、その一方は、自分の契約者であり、恋人なのだが
楽しそうだったので、止める気はなかった
楽しそうだったので、止める気はなかった
「最後に……何で俺、「首塚」に連れてこられてんの?」
「お前のとこのリーダーが、こちらと知り合いだと言うんで」
「お前のとこのリーダーが、こちらと知り合いだと言うんで」
……「MI6」の代表者は、将門と知り合いなのだ
くっくっく、と将門が楽しげに笑う
くっくっく、と将門が楽しげに笑う
「あぁ、アレとは知り合いだ。近々、またこの国に来ると言うから、酒でも飲もうかと言う事になっている」
「その時に、あっちに返せばいいだろ」
「この状態でっ!?」
「その時に、あっちに返せばいいだろ」
「この状態でっ!?」
最大限に、異議を申し立てたい様子の「壁に耳あり」の契約者
……まぁ、仕方ない
うっかりと「アメリカ政府の陰謀論」に操られてしまい、マッドガッサーを捕らえる所だったのだ
マッドガッサーとしては、この程度の扱い、問題ないと考えていた
将門も、面白いから問題ない、と考えているようで
……まぁ、仕方ない
うっかりと「アメリカ政府の陰謀論」に操られてしまい、マッドガッサーを捕らえる所だったのだ
マッドガッサーとしては、この程度の扱い、問題ないと考えていた
将門も、面白いから問題ない、と考えているようで
「なぁに、安心しろ。受け取りを拒否されたら、こちらで可愛がってやろう」
「どんな意味で!?可愛がるってどんな意味で!?」
「おや、知りたいかぁ?」
「どんな意味で!?可愛がるってどんな意味で!?」
「おや、知りたいかぁ?」
ニタリ、笑った将門
その笑みに…「壁に耳あり」の契約者は、最大限の嫌な予感を覚えた!!!
その笑みに…「壁に耳あり」の契約者は、最大限の嫌な予感を覚えた!!!
「…あー、じゃあ、俺はそう言う事で」
「ちょ!?帰るな、マッドガッサー!?あ、っちょ、ま、どこに手を伸ばして………ッ助けてーーーー!?」
「ちょ!?帰るな、マッドガッサー!?あ、っちょ、ま、どこに手を伸ばして………ッ助けてーーーー!?」
…「首塚」本部にて、盛大に女性の悲鳴があがったが
特に、問題はなかったと言う
特に、問題はなかったと言う
to be … ?