業火 01
「ぐ……ああ……」
「なんだ……こいつも違うのか」
「なんだ……こいつも違うのか」
とある町の一角。
ビルとビルに挟まれた路地裏に、その二人はいた。
ビルとビルに挟まれた路地裏に、その二人はいた。
「や、やめてくれ……殺さないで……」
縮こまり、震えながら命乞いをする男。
その周囲は火事にでもあったかのように焼け、溶け、そして焦げている。
その中心、男と対峙するかのように、一人の少年が立っていた。
彼は、男を見降ろし……そして、ふっと笑った。
その周囲は火事にでもあったかのように焼け、溶け、そして焦げている。
その中心、男と対峙するかのように、一人の少年が立っていた。
彼は、男を見降ろし……そして、ふっと笑った。
「安心しろ、殺しやしない」
少年は、巨大な炎を、その手に出現させ
「――――ま、再起不能なくらいにはすっけどよ」
男へ向けて、軽く放った。
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「この町にもいない、か」
裏路地から十メートルほど離れた外。
男からはぎ取った金品で服をジャラジャラと言わせながら、少年は繁華街を歩いていた。
右手には、一枚のリスト。
左手には、一本のペン。
その左手で、彼はリストに書かれた文字に一本の線を引いていく。
既にその半分以上が埋められたリスト。
そこに、新たな一本が刻み込まれた。
男からはぎ取った金品で服をジャラジャラと言わせながら、少年は繁華街を歩いていた。
右手には、一枚のリスト。
左手には、一本のペン。
その左手で、彼はリストに書かれた文字に一本の線を引いていく。
既にその半分以上が埋められたリスト。
そこに、新たな一本が刻み込まれた。
「次は、と……」
リストの線でまだ埋められていない、文字のみが書かれた部分。
その一部を彼は読み……少し、眉をひそめた。
その一部を彼は読み……少し、眉をひそめた。
「何だ、こりゃ……随分と多いな」
――――そこに記された地名は、学校町。
「人体発火現象に、日焼けマシンで人間ステーキ……その他もわらわらじゃねぇか」
――――彼が狙うのは、炎を操る都市伝説。
「こりゃ、期待できそうだ……」
にやり、と笑って
少年は、ゆっくりと歩み続けた……。
少年は、ゆっくりと歩み続けた……。
【終】