「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - わが町のハンバーグ-15c

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
「…ハァ、ハァ…」「…くっ」
最後の力を込めて放った合体技だったが、奴にとどめをさすほどではなかったらしく、奴はまだ消えてはいない。
「…もう、力を使い果たしましたよ…」「私も…もう限界です」
虎は、動けなくなった二人にとどめを刺そうと、二本の剣を創造しノミ沢たちに向けて放つ。
「待ってろお前ら、すぐ助けに…ぐっ!?」(…っ!)
そろそろ限界のようで、店長たちは二人に戻る。「ッ…反作用か…動けねぇ…!」
虎の創造した剣が、二人を貫こうとした…その時だった。


突如現れた、謎の液体によってその剣は、姿を消した。


「大丈夫ですか、センパイ?」草むらから現れたのは、最近バイトとして入ってきた、新入りくんだった。
その手には、コーラの入ったペットボトル。
「し、新入りくん…何故君がここに…?」
「いやぁ、買い物帰りにたまたま通りかかったらすごいピンチだったから。ところで、敵はあの虎、かな?」
「あ、あぁ…気をつけろよ、そいついろんなもん作り出すから」
「ふぅん。じゃあ…
         作った先から溶かしちゃえばいい、かな?」

ごぽっ、ごぽぽっ。

新入りくんのもっているペットボトルのコーラが音を立てる。そして、溢れ出たコーラは、一直線に虎へと向かう。
虎は、さっきまでやっていたように盾を作り出し、そのコーラから身を守る。

だが、さっきとは違う。

そのコーラは、いとも簡単に盾を突き破り、虎に直撃する。
「どんなに硬い盾でも、溶かしちゃえば何の意味も持たないよ?」
新入りくんの顔は、笑顔だった。その虎の溶ける光景を楽しんでいるような、狂気に満ちた笑顔だった。


神に従いし創世の虎は、その盾の力を過信したがゆえに、その役目を終えた。

「さて、残るはお前一人だけだが」
「…フン、なめるなよ…このノートにはまだまだ沢山の厨nジュッ…え?」

俺たちに見せつけるかのように持っていたノートは、コーラによってあっけなく溶かされてしまった。

「……で、ノートが何だって?」
「…も、もういい!こんな体いらんわ!もう用済みだ!」
自らに対する罵声と同時に、その体から邪気が抜ける。どうやら一方的に契約を解除したようだ。
本来の人格へと戻ったらしい厨二男は…
「…?ひ、ひぃ!な、なんだぁ!?倒してないじゃないか!?どういうことだよ、邪気眼…え!?邪気…眼!?
 そ、そんな…う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」

…恐ろしい速さで、逃げて行った。
「どうします店長?追います?」「いや、あの方向なら…」
新入りくんの問いに答え、俺は携帯電話を取りだす。
「あー、もしもし?……あぁ…おう…じゃ、そういうことで頼む」
「一体、誰に電話を…」今度はこっちゃんが問う。

「なぁに、昔の知り合いにな…」


その直後、とある公園。
「はぁ、はぁ…なんで、何で邪気眼はいなくなっちゃったんだよ…!あのノートもなくなっちゃうし…!」
ぶつぶつと文句を言う厨二男の背後に、忍び寄る影が一つ。
「!?」その気配に気づき振り向いた男の顔から、血の気が引いた。


「や ら な い か」


「あ、あぁぁ…」
「お前が逃げてきた奴か…気に入った男でもない奴をヤるのは趣味じゃないけどな…
 旧友の頼みとあったら仕方ない。お前に、都市伝説とかかわるという怖さを教えてやってくれ、だとよ」
「ひ…」

夜の公衆便所(ハッテン場)に、また一つ、叫び声。

アッーーーーーーーー!


※なるべく早い段階で言っておかないと、ものすごい誤解を招いてしまうのでこのへんで注意書き。
店長は『いいおとこ』と高校が一緒だったというただの友達です。もちろん行為を行ったことはありません。


「…都市伝説反応消滅、っと…」


民家の屋根の上に、青年が一人。
この青年は、戦闘が始まった時から、ずっと見ていた。彼らの戦いを。
「まぁ、あいつはいずれ消すよう言われてたけどね」
今回は傍観者として、奴の力を探っていただけだ。まぁいざとなったら後ろから不意打ちでもしようと思っていたが。

「…なかなかおもしろそうだね、あの人たち…今度誘ってみようかな」
うわさによると、あの店長さんとやらは『組織』の勧誘を断ったと聞いた。
ということは『組織』と敵対しても何ら問題はないことになる。俺たちの集団に入っても問題はないはずである。

「…とりあえず報告に帰ろう。”疾風の空走り”!」ビュッ!
青年は、空を駆ける。鳥よりも早く、風よりも早く。
彼もまた、契約者なのだ。あの敗北した契約者と同じ―――『厨二病』と。

厨二病といっても、様々な種類の能力者がいる。
彼は、その中の「思い描いた必殺技を使える」という能力と契約している。
発動条件として、「必殺技の名前を叫ばなければならない」というものがあり、契約当初は恥ずかしかったが、今はすっかり慣れてしまった。

そして、彼は、あるものに追従する。…そう、『首塚』に。
彼もまた、将門の信念に共感し、動かされたものの一人だ。この戦いに、意義が必ずある。

青年は走る。彼らの戦う先に何があるかを確かめに…



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー