ぎしゃー
てちてちふみふみてちてちふみふみ
てちてちふみふみてちてちふみふみ
最近、子ライオンは、うつ伏せになって力尽きている山田の背中に乗って、てちてち行ったり来たりして遊ぶ事を覚えた
もしかしたら、子ライオン的には遊んでいるのではなく別の意図があるのかもしれないが、少なくとも山田にはそれは伝わっていない
とりあえず、この背中に乗られての行ったり来たりが微妙にマッサージ効果を伴っている為、山田は子ライオンの好きにやらせていた
…たまに、背中に乗ったまま寝られると、起き上がれなくて困るのだが
もしかしたら、子ライオン的には遊んでいるのではなく別の意図があるのかもしれないが、少なくとも山田にはそれは伝わっていない
とりあえず、この背中に乗られての行ったり来たりが微妙にマッサージ効果を伴っている為、山田は子ライオンの好きにやらせていた
…たまに、背中に乗ったまま寝られると、起き上がれなくて困るのだが
『ッハ、情ケネェナァ?ぺっとニ足蹴ニサレテテ抵抗ナシカヨ』
「うるせぇ」
「うるせぇ」
聞こえてきたデビ田の声に、そう答える山田
いいじゃないか
たまに、テレビで飼い主の背中に乗ってマッサージしてくる犬とか猫とか見るし
いいじゃないか
たまに、テレビで飼い主の背中に乗ってマッサージしてくる犬とか猫とか見るし
『知ッテルカァ?動物ガコウヤッテ飼イ主ノ上ニ乗ッテキテルノハ、飼イ主見下シテル証拠ナンダゼェ?』
「元からこいつ偉そうだし」
『身モ蓋モネェヨッ!?』
「元からこいつ偉そうだし」
『身モ蓋モネェヨッ!?』
デビ田の突っ込みの言葉も無視し、力尽きている山田
かーなーり、疲労が溜まっているようである
そろそろ、休みをとった方が良いのではないだろうか
まぁ、仕事の入り具合にもよるだろうが
かーなーり、疲労が溜まっているようである
そろそろ、休みをとった方が良いのではないだろうか
まぁ、仕事の入り具合にもよるだろうが
……しゃぎゃぎゃー
てちてちふみふみ
てちてちふみふみ
力尽きている山田の背中の上をてちてち力強く踏みしめ続けている子ライオン
その、子ライオンの、都市伝説としての、気配に
その、子ライオンの、都市伝説としての、気配に
(…アー、ヨリニヨッテ、コイツガココニ居ヤガッタカヨ。別ニコッチハ、我主トノ関ワリナイカラばれネェダロウガ……ヤッベェナァ。今ノオレサマノ現状ガ我主ニばれタラ、オレサマ消サレルヨナァ…)
…そんな事を考える、デビ田の思考は
とり憑いている対象である山田にすら、届いていない
とり憑いている対象である山田にすら、届いていない
(…オレサマ消サレル事ニナッタラ、コノへたれモ巻キ込マレル事確実ダナ。サァテ、本当ニドウシタモンカ)
どうせ、いつかは消える身だ
都市伝説として、悪魔の囁きの一体としてばら撒かれただけに過ぎない存在である自分は、自我があるとは言え、あまりにも脆く弱い存在だ
たまたま、とり憑いた対象が異様な丈夫さを持っている為、とり憑いた対象が死亡する事によって一緒に消える事はないが………死ぬ程のダメージを食らっても生きているせいで、そのダメージが自分にも返ってくるのはさておき
だとしても、他の要因で、自分はいつ消えるかわからない
だが
都市伝説として、悪魔の囁きの一体としてばら撒かれただけに過ぎない存在である自分は、自我があるとは言え、あまりにも脆く弱い存在だ
たまたま、とり憑いた対象が異様な丈夫さを持っている為、とり憑いた対象が死亡する事によって一緒に消える事はないが………死ぬ程のダメージを食らっても生きているせいで、そのダメージが自分にも返ってくるのはさておき
だとしても、他の要因で、自分はいつ消えるかわからない
だが
(……消エタクネェナァ)
そんな事を、何時の間にか考えるようになっていた、事実に
一番驚いていたのは、デビ田自身だった
一番驚いていたのは、デビ田自身だった
続くかどうかはわからない