「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 悪意が嘲う・デビ田-02

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 …それは、学校町内で都市伝説や都市伝説契約者による犯罪が急増し始めた、翌日の事


「あー…疲れた」
「いやー、数が多かったですね。コーク・ロア」

 よろりっ
 よろめいて歩く山田と、その隣を歩くマゾサンタ
 暴れているコーク・ロア支配型被害者達を止める、という仕事を終えてきたところである
 相手は一応は被害者、殺さずに無力化しないといけない訳で
 …疲れた
 いや、ここんとこ、休みがほとんどないせいもあるのだが

『さぼッチマエバイイダロォ?仕事ナンテヨォ』

 デビ田が、山田の中で囁いてくる
 が、サボる訳にはいかないのだ
 デビ田の囁きを無視して、山田は家に向かって歩き続ける

『ッケ、ツマンネェナァ…………ン?』


 …ふ、と
 山田の中で、デビ田が警戒するような様子を見せた


(…デビ田?どうし)
『オイッ!!今スグ逃ゲロ!!!』

 ……は?
 どう言う事なのか?
 山田が、デビ田に尋ねようとすると

「…あれ?どちらさまですか??」

 マゾが、そう声をあげた
 山田が、立ち止まり、きょとんとしているマゾの視線の先に目をやると…そこには、見覚えのない青年が立っていた
 山田を、睨みつけてきている

 …え?誰だ?
 正直、山田には見覚えのない相手だ
 それなのに、何故、睨みつけてきているんだ?

『オイ、こらへたれ!!逃ゲロッツッテンダヨ!!!』

 デビ田が、山田の中で叫び続ける


 …青年は、ゆっくりと
 山田に……否

 デビ田に、告げてくる


「…役立たずの悪魔の囁き、か。悪魔の囁きにも個体差があるのか」
「……悪魔の囁き?」
「…いや、それよりも!!」

 かっ!!と
 青年が、山田を激しく憎悪の篭った眼差しで睨み、叫ぶ!!

「女と二人で歩いているだと!?しかも巨乳美少女と!?」
「は?」
「くそくそっ!!どうしていつも俺以外が!!!」

 いきなりハイテンションで叫びだした青年の様子に、山田もマゾもあっけにとられてしまう
 …そして、青年は、憎悪の篭った眼差しで、山田を睨み続けて


「爆ぜろ」


 と、ただ一言、告げた
 次の、瞬間

「----っ!?」
「契約者!?」

 山田の体が爆発した
 己の体の爆発によって、その体が吹き飛ばされる

「突然、何を……」
「爆ぜろ」

 再び、青年が呟くと
 今度は、マゾの体が爆発した
 数回、青年は呟き続け
 その度、山田とマゾの体が爆発し続ける

 ……数分後
 いい加減、死んだと判断したのだろうか

「………」

 青年は、倒れて動かない山田とマゾを、一瞥して
 ふらり、この場を立ち去っていった




『……ヨシ、行ッタゾ』
「わかった……死んだフリ、終わって大丈夫だぞ」
「あ、そうですか?」

 むくりっ、むくりっ
 山田もマゾも、起き上がった
 この二人、基本的に不死である
 いくら爆発しても、死にはしない

「全く、何なんだ、あいつは」
「なかなか素敵な爆発でしたけどねー」

 …マゾの言葉はほっとくと、してだ
 一体、突然何だと言うのか

『…………』
(デビ田?)

 …山田の中で、デビ田が考え込んでいるような気配を、感じた
 やがて、デビ田は山田に告げる

『…オイ、へたれ。テメェニ仕事モッテキテル野郎ニ連絡シロ』
(は?)
『始末サレソウニナッテマデ、主ニ忠誠誓ウ気ハネェヤ。コウナッタラ、オレサマガ知ッテル限リデ、全部話シテヤル』


 …山田にとり憑く悪魔の囁き、デビ田は
 この日、己の契約者を、裏切る事を、決めた



to be … ?



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