「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 悪意が嘲う-05

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 …学校町から、犬が姿を消した
 それは当然、朝比奈の耳にも入る

「………報告を、終わります」

 セイレーンの契約者が、朝比奈に報告を終えた
 朝比奈は静かにその報告に耳を傾けていたが…
 …やがて、そこか楽しそうに暗く笑った

「わかった。お前は引き続き、卵をばら撒け」
「…了解いたしました」

 小さく、頭を下げるセイレーンの契約者
 開け放たれた窓に近づき
 …そして、その両腕が、セイレーンの羽根へと変わった
 首に巻いていた鳥の羽の襟巻きが、彼女の体と一体化したような錯覚を与える

「それではぁ~~~♪街を飛んで、卵をばら撒きまぁ~~~~~~~す♪」

 歌うように、そう言って…彼女は、窓から飛び立っていった
 朝比奈の足元で伏せていたクールトーは、その後ろ姿を見送り、ニヤリと笑う

「…さて」

 くつくつと、笑う朝比奈
 その背後には…無数の小さな檻が、積まれていた
 それら一つ一つに……犬が、閉じ込められていた
 それらの犬は、どれも様子がおかしい


 …まるで、狂犬病にでも、かかってしまっているかのように


「さて、クールトー。今度からはこの武器を使え」

 朝比奈の言葉に、クールトーはますます笑った
 邪悪の塊そのものが、犬の姿をとっているような
 それが、このクールトーだった
 そして、このクールトーが契約者に選んだ朝比奈も、また……悪意がそのまま、人間になったような男だった


「犬など、いくらでも手に入る……武器は、いくらでもある。この程度で邪魔はさせんぞ」


 命を、カケラも尊重していない言葉
 彼にとって、犬はクールトーの、使い捨てのきく武器でしかなかった


「……翼が、私の言う事を聞くようになるまで。誰にも邪魔はさせん」

 暗く呟かれた呟きは
 暗闇の中、吸い込まれるように消えていった


to be … ?





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