……血が、止まらない
その事実に、朝比奈 秀雄は小さく舌打ちした
妖刀 村正
…その使い手に、卵の一つでも植え付けたかったのだが
………いや、あれには、卵を植え付けたところで、そう簡単に孵るとは思えない
それでも、ためしに植え付けてみるべきだったか?
まぁ、いい
学校町にいる限り…悪魔の囁きの卵を、あの男がその身に植え付けられる可能性はいくらでもあるのだ
自分の手駒にならなかったとしても、勝手に学校町で暴れてくれればいい
その行動が、翼の心を追い詰め…………翼を、洗脳しやすい状態へと、追い込んでいくことになるのだから
その事実に、朝比奈 秀雄は小さく舌打ちした
妖刀 村正
…その使い手に、卵の一つでも植え付けたかったのだが
………いや、あれには、卵を植え付けたところで、そう簡単に孵るとは思えない
それでも、ためしに植え付けてみるべきだったか?
まぁ、いい
学校町にいる限り…悪魔の囁きの卵を、あの男がその身に植え付けられる可能性はいくらでもあるのだ
自分の手駒にならなかったとしても、勝手に学校町で暴れてくれればいい
その行動が、翼の心を追い詰め…………翼を、洗脳しやすい状態へと、追い込んでいくことになるのだから
朝比奈の横を歩くクールトーは、既に再生を終えている
朝比奈という契約者を得たことで、強い再生力を手に入れた
朝比奈がいる限り……クールトーは、死なない
朝比奈のもつ悪意が、クールトーに力を与え続ける
朝比奈という契約者を得たことで、強い再生力を手に入れた
朝比奈がいる限り……クールトーは、死なない
朝比奈のもつ悪意が、クールトーに力を与え続ける
人気のない路地を歩き続ける、朝比奈の前に…一人の、西洋人男性が姿を現した
まるで、人形を思わせる、整った顔立ちの青年だ
まるで、人形を思わせる、整った顔立ちの青年だ
「ボス、お怪我を?」
「…そうだ。治せ」
「ハイ、いますぐに」
「…そうだ。治せ」
「ハイ、いますぐに」
青年の隣に………馬が、現れた
純白の毛並みを持ち、その額から、一本の長く、鋭い角が生えた、馬が
それはゆっくりと朝比奈に近づき…その角の先が、朝比奈の傷口に触れる
純白の毛並みを持ち、その額から、一本の長く、鋭い角が生えた、馬が
それはゆっくりと朝比奈に近づき…その角の先が、朝比奈の傷口に触れる
次の瞬間 朝比奈の傷口が…高速で、再生し始めた
まるで、初めから傷など存在しなかったかのように……傷が、消える
まるで、初めから傷など存在しなかったかのように……傷が、消える
「終わりました」
角を触れさせていた馬が、朝比奈から離れた
傷の具合を確かめ…いや、もう傷などないのだが…朝比奈は笑う
傷の具合を確かめ…いや、もう傷などないのだが…朝比奈は笑う
「よくやった。引き続き、好きに行動しろ」
「了解いたしました……………死ね、全てのビッチ共」
「了解いたしました……………死ね、全てのビッチ共」
青年は笑って、馬を引き連れて朝比奈の前から姿を消す
朝比奈によって悪魔の囁きを植え付けられたあの青年は、どこまでも己の欲望に忠実に動き続ける
ゆえに、元からの性格なのか、それとも契約の影響なのか……非処女を嫌うあの青年は、それを殺し続けるのだろう
朝比奈は、それをけっして止めはしない
悪意をばら撒くというその行動を止める理由など、どこにも存在しないのだ
契約による拡大解釈により、毒物の解毒だけではなく、傷の治療すらできるようになったあの能力は、便利だ
まぁ、それなりに重鎮してやってもいいだろう
役に立つ、うちは
役に立たなくなったなら……その時は、使い捨てるだけだ
朝比奈によって悪魔の囁きを植え付けられたあの青年は、どこまでも己の欲望に忠実に動き続ける
ゆえに、元からの性格なのか、それとも契約の影響なのか……非処女を嫌うあの青年は、それを殺し続けるのだろう
朝比奈は、それをけっして止めはしない
悪意をばら撒くというその行動を止める理由など、どこにも存在しないのだ
契約による拡大解釈により、毒物の解毒だけではなく、傷の治療すらできるようになったあの能力は、便利だ
まぁ、それなりに重鎮してやってもいいだろう
役に立つ、うちは
役に立たなくなったなら……その時は、使い捨てるだけだ
朝比奈は暗く笑い、クールトーを引き連れてこの場を後にした
今宵もまた、学校町では悪意がばら撒かれ続ける
たった一人の、どこまでも身勝手な願いの為に
たった一人の、どこまでも身勝手な願いの為に
to be … ?