12月23日 深夜
とある民家の屋根に、男が二人。
一方は、長細い体のどこにでもいそうな大学生。
もう一方は、髭を長く生やし、茶色っぽく長い髪を持ち…現代には適応できそうにない服装をしている男。
一方は、長細い体のどこにでもいそうな大学生。
もう一方は、髭を長く生やし、茶色っぽく長い髪を持ち…現代には適応できそうにない服装をしている男。
「…もうすぐですね、先生」長細いのが、古代風ファッションの男に話しかける。
「あぁ、一年に一度の宴のときだ」先生と呼ばれた男は満足そうに答える。
「全く…人類にとっても喜ばしい日だというのに、先生を崇めることなくデートなど…」
「まぁ良いだろう。私の誕生日だということなどとうの昔に忘れ去られたことだ。
時代というのは、流れるからこそ発展していく」
「まぁ良いだろう。私の誕生日だということなどとうの昔に忘れ去られたことだ。
時代というのは、流れるからこそ発展していく」
「流石先生…有り難いお言葉、ありがとうございます」
屋根の上でただでさえ不安定だというのに先生に向けて跪く長細。
「…しかし、私の神聖なる誕生日に暴れまわる輩だけは、放っておくことはできない。この日に暴れまわるとは即ち、神であった私に刃向かうということだ」
「全くです。神聖な日に暴れるなど言語道断!そんな奴にこそ天罰を加えるべきです」
「全くです。神聖な日に暴れるなど言語道断!そんな奴にこそ天罰を加えるべきです」
「その通り。よって…今年も、ゆっくりはしてられない。
……今宵、私は再び神となる!合言葉は…」
「「ルベルグンジ!」」
時代に忘れられながら、今なお残る彼の魂。
死せる聖地よりも遠く離れるこの怪奇の集う街で、聖夜に神が舞いおりる。
生誕の日を荒らす輩に、自らにされたものと同じ罰を与えるために…
死せる聖地よりも遠く離れるこの怪奇の集う街で、聖夜に神が舞いおりる。
生誕の日を荒らす輩に、自らにされたものと同じ罰を与えるために…