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連載 - 悪意が嘲う・操られた者達-09

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 …犬メイドが、バイクを走らせていた、その時

『-----聞こえているか?』

 街中に張り巡らせている「耳」の一つが、マステマの声をキャッチした
 場所は…どこかの住宅の中
 恐らくは、彼の住いか

「聞こえてる。どうした?」

 悪霊が拾う声は届いていると言う事を聞いていたので、ひとまず、胸に挟み込んでいる悪霊にそう答える犬メイド
 悪霊は、小さく「あ゛ー」と返事をしてくる

『お前、後付けられてるぞ』
「…やっぱりかよ」
『俗に言う黒服っぽいが、顔色悪いし額に札張ってあるし、キョンシーっぽいぞ。どうする?消すか?』

 別の悪霊を通して、こちらの後をつけている相手の姿も確認したようで、そう言ってきているマステマ
 その言葉に、犬メイドはどうすべきか、勘が得る
 ……ヘタにその相手を消しては、警戒される可能性もあるからだ
 逆に、泳がせた方が良い事もある
 どうすべきか、答えに迷っていると

『………っと、待て。後つけてきてた奴が、何かに撥ね飛ばされた』
「…………は?」

 …撥ね飛ばされた
 それは、どう言う事か、たずねようとした時

 ………ぱからっ、ぱからっ、と
 聞こえてきた、蹄の音

『あー、何か、人間乗せた白馬が』
「…蹄の音がばりばり聞こえてるよ、畜生。こっちを追いかけてきてるか?」
『あぁ、来てるな』

 ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ……
 こちらはバイクで疾走中だと言うのに、蹄の音はどんどん近づいてきている

『でも、敵意とかはないぜ?』
「……?…ひとまず、一端会話切るぞ?」

 わかった、という返事を最後に、声が聞こえなくなった
 相手が何者かは知らないが…逃げる事に集中しなければならなくなったら、会話をしている場合ではない

 ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ………

 近づき続ける音
 そして、とうとう…犬メイドが操るバイクの隣に、それは、並んだ

「----っ!?」

 それは、純白の白馬
 額から、一本の長い角を生やした…白馬だった
 ユニコーン
 それが、日本の街中を疾走している
 その事実に驚くと同時に…その背中に乗っている人物に、犬メイドは驚いた
 人形を思わせる整った容姿の西洋男性
 ……犬メイドは、この男に見覚えがあったのだ
 バイクと並走しながら……くるり
 その男は、犬メイドに熱い視線を送ってくる!!

「そこの麗しきレディ!!ぜひとも、すぐ傍の公園のベンチ辺りで、俺に膝枕を………………っ!?」

 ………男の言葉は、最後まで続かなかった
 彼を乗せていたユニコーンが、ふいに、ぽーーーい、と
 男を、前方に放り投げたのだ
 突然の事に、対応しきれなかったらしい男
 そのまま放り投げられて……はるか前方の住宅街の壁に、激突した

 ……ひひひん

 ユニコーンが小さく嘶き、犬メイドに熱い視線を送ってくる

「……えーっと……」
「あ゛ー??」

 ……あー、うん
 …その…

 あぁ、頭が痛い
 思わず頭を抱えたくなるのを、片手運転になっては危ないと、犬メイドは抑えた

「……どうして、「教会」お抱えの契約者が、日本の、それも学校町に来てるんだよ……」

 …「教会」お抱えのユニコーン契約者…ヘンリー・ギボンヌ
 彼がこの街にいる事実に、犬メイドはひたすら嫌な予感しか感じないのだった





to be … ?




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