…犬メイドが、バイクを走らせていた、その時
『-----聞こえているか?』
街中に張り巡らせている「耳」の一つが、マステマの声をキャッチした
場所は…どこかの住宅の中
恐らくは、彼の住いか
場所は…どこかの住宅の中
恐らくは、彼の住いか
「聞こえてる。どうした?」
悪霊が拾う声は届いていると言う事を聞いていたので、ひとまず、胸に挟み込んでいる悪霊にそう答える犬メイド
悪霊は、小さく「あ゛ー」と返事をしてくる
悪霊は、小さく「あ゛ー」と返事をしてくる
『お前、後付けられてるぞ』
「…やっぱりかよ」
『俗に言う黒服っぽいが、顔色悪いし額に札張ってあるし、キョンシーっぽいぞ。どうする?消すか?』
「…やっぱりかよ」
『俗に言う黒服っぽいが、顔色悪いし額に札張ってあるし、キョンシーっぽいぞ。どうする?消すか?』
別の悪霊を通して、こちらの後をつけている相手の姿も確認したようで、そう言ってきているマステマ
その言葉に、犬メイドはどうすべきか、勘が得る
……ヘタにその相手を消しては、警戒される可能性もあるからだ
逆に、泳がせた方が良い事もある
どうすべきか、答えに迷っていると
その言葉に、犬メイドはどうすべきか、勘が得る
……ヘタにその相手を消しては、警戒される可能性もあるからだ
逆に、泳がせた方が良い事もある
どうすべきか、答えに迷っていると
『………っと、待て。後つけてきてた奴が、何かに撥ね飛ばされた』
「…………は?」
「…………は?」
…撥ね飛ばされた
それは、どう言う事か、たずねようとした時
それは、どう言う事か、たずねようとした時
………ぱからっ、ぱからっ、と
聞こえてきた、蹄の音
聞こえてきた、蹄の音
『あー、何か、人間乗せた白馬が』
「…蹄の音がばりばり聞こえてるよ、畜生。こっちを追いかけてきてるか?」
『あぁ、来てるな』
「…蹄の音がばりばり聞こえてるよ、畜生。こっちを追いかけてきてるか?」
『あぁ、来てるな』
ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ……
こちらはバイクで疾走中だと言うのに、蹄の音はどんどん近づいてきている
こちらはバイクで疾走中だと言うのに、蹄の音はどんどん近づいてきている
『でも、敵意とかはないぜ?』
「……?…ひとまず、一端会話切るぞ?」
「……?…ひとまず、一端会話切るぞ?」
わかった、という返事を最後に、声が聞こえなくなった
相手が何者かは知らないが…逃げる事に集中しなければならなくなったら、会話をしている場合ではない
相手が何者かは知らないが…逃げる事に集中しなければならなくなったら、会話をしている場合ではない
ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ、ぱからっ………
近づき続ける音
そして、とうとう…犬メイドが操るバイクの隣に、それは、並んだ
そして、とうとう…犬メイドが操るバイクの隣に、それは、並んだ
「----っ!?」
それは、純白の白馬
額から、一本の長い角を生やした…白馬だった
ユニコーン
それが、日本の街中を疾走している
その事実に驚くと同時に…その背中に乗っている人物に、犬メイドは驚いた
人形を思わせる整った容姿の西洋男性
……犬メイドは、この男に見覚えがあったのだ
バイクと並走しながら……くるり
その男は、犬メイドに熱い視線を送ってくる!!
額から、一本の長い角を生やした…白馬だった
ユニコーン
それが、日本の街中を疾走している
その事実に驚くと同時に…その背中に乗っている人物に、犬メイドは驚いた
人形を思わせる整った容姿の西洋男性
……犬メイドは、この男に見覚えがあったのだ
バイクと並走しながら……くるり
その男は、犬メイドに熱い視線を送ってくる!!
「そこの麗しきレディ!!ぜひとも、すぐ傍の公園のベンチ辺りで、俺に膝枕を………………っ!?」
………男の言葉は、最後まで続かなかった
彼を乗せていたユニコーンが、ふいに、ぽーーーい、と
男を、前方に放り投げたのだ
突然の事に、対応しきれなかったらしい男
そのまま放り投げられて……はるか前方の住宅街の壁に、激突した
彼を乗せていたユニコーンが、ふいに、ぽーーーい、と
男を、前方に放り投げたのだ
突然の事に、対応しきれなかったらしい男
そのまま放り投げられて……はるか前方の住宅街の壁に、激突した
……ひひひん
ユニコーンが小さく嘶き、犬メイドに熱い視線を送ってくる
「……えーっと……」
「あ゛ー??」
「あ゛ー??」
……あー、うん
…その…
…その…
あぁ、頭が痛い
思わず頭を抱えたくなるのを、片手運転になっては危ないと、犬メイドは抑えた
思わず頭を抱えたくなるのを、片手運転になっては危ないと、犬メイドは抑えた
「……どうして、「教会」お抱えの契約者が、日本の、それも学校町に来てるんだよ……」
…「教会」お抱えのユニコーン契約者…ヘンリー・ギボンヌ
彼がこの街にいる事実に、犬メイドはひたすら嫌な予感しか感じないのだった
彼がこの街にいる事実に、犬メイドはひたすら嫌な予感しか感じないのだった
to be … ?