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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 残された思いの読み手-05

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匿名ユーザー

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軽食を済ませ、3人はフェアリー・モートから出た。
店員の服装に驚いた2人だったが、出された料理は美味しく、紗江良だけで無くSも満足そうだ。

「予想以上に美味かったな」
「本当に、美味しかったです。天地さん、ありがとうございますぅ」
「いや、別に良いさ。俺も人伝に聞いただけで、此処まで美味いとは思って無かったしな」

天地の方も、想像以上の味だったので自慢げに答え。この店の事を教えてくれた友人に、心の中で感謝した。
ガイドを頼まれたと言うのに、初めから店を紹介できない、なんて事に成らずに済んだのだから。
そうか、
と返してSは言う。

「じゃあ、腹ごなしも兼ねて、適当にぶらつくか」
「目的地が有る訳じゃあ、無いですからねぇ」


こうして、3人は当ても無く学校町を歩き回る事になった。
とは言っても、この町を都市伝説関係者が移動するのだ。何も無いなんて可能性は低いだろう。
現に、
英国紳士風の男性が、幼女に声を掛け、別の幼女に蹴り倒されているのを目撃したり。
某、歴史上の有名人にそっくりの男性が居たり。
魔女っ子を連れた男に、行き成り現れた赤い服の少女が抱きつき、殴り飛ばされていたりした。
さらに、

「よう、兄ちゃん達。俺達とイイ事しないかい?」
「優しくして、ヤりまーす」

紗江良が勘を働かせ回避していたのが、悪意や敵意だけだったのが悪かったのだろうか。
一応は、純粋な思考(善悪を超越したガチホモ思考)を持っている《兄貴》や《いいおとこ》は感知できなかった様で遭遇してしまい。

「ぶっ飛ばせ、天使達」

天地が《モンスの天使》達を、間髪入れずに呼び出して吹き飛ばす。
この頃には既に暗くなり、人が少なくなっていたので、この判断に2人とも意見は無かった。
そんな事が当って、1日目の学校町観光は終りを迎えた。

学校町に居る間の宿は、町を見て回っていた際にSが、適当に見繕っていたので問題は無かった。
そのホテルは、所謂ラブホテルと呼ばれる物なのだが誰も何も言わない。
何処か常識からズレている天地は勿論だが、紗江良も日本中を行き来している時に、何度か利用したので慣れている。
ちなみに、

「そんじゃあ、明日の朝になったら、迎えに行くぜ。
 ……天使を1人、護衛に置いとく手も有るが本当に良いのか?」
「《モンスの天使》も女の子だ。こう言う場所に泊まらせるのは、悪いだろうさ」

この様な会話が、天地が帰る際に交わされた。



2日目も同じように、色々な事が有った。

登校途中と思われる少女に、同じ顔の少女と背の高い少女が絡んでいたり。
昼食に入った店で、Gが料理として出されて居るのを目撃したり(3人は、普通の料理を頼んだのでセーフ)。
某ファーストフード店の店長(?)2人が、バトルを繰り広げて居たり。
昨日の赤い服の少女が、別の男性に抱きつき燃やされて居たりだ。

途中、紗江良がある屋敷の前で立ち止まり、不思議そうに首を傾げたのに気付いた天地が尋ねる。

「如何したんだ?」
「いえ。何だか変な感じがして、気配は沢山するのに生気が感じない?」
「この屋敷は、何かあるのか?」
「いいや、そんな話は聞いた事ねぇけど」

問題行為の多い天地の事だ、聞かされていない話が有っても不思議は無く。
ましてや此処は、学校町だ、組織も把握していない契約者も居るだろう。下手に突っついて敵を増やすのは良くない。
《女の勘》は、放っておいても構わないと言っているので、紗江良も気にしない事にした。
こうして2日目も終了。



そうして、3日目の朝を迎えた時に紗江良が何かに勘付いた。
具体的な事は分らないが、学校町で何かが起こると言う物で、如何も良い事では無いらしい。
今の情勢で起こりそうな事と言えば、《悪魔の囁き》関連の可能性は一番大きい。

「潮時、だな。大事になる前に本部に行くとするか」
「お、じゃあ俺の護衛も終りか?」
「そうなるか。少しの間だったが迷惑を掛けたな。感謝するよ」
「いや、良いって。取り合えず、本部までは送ってくよ」
「そうですか。それなら、よろしくお願いしますねぇ」

新たな脅威の情報を持って、Sと紗江良の2人は組織本部へと向かった。

続く

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