「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 悪意が嘲う・マドカの話-06

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「……そうかい、あの馬鹿亭主の居場所、わかったんだね」

 かつん、かつん、とヒールを鳴らし、朝比奈 マドカは人気のない繁華街を歩いていた
 ……この時間帯、繁華街に人気がない、など「あえりえない」
 よって、何らかの都市伝説の効果が働いているのだろう

 …と、もしくは

 今、マドカに向かってきているような、だらだらと涎を流し、牙をむき出して襲い掛かってくる犬達や
 麻薬中毒の症状を見せながら、雄叫びをあげて突進してくる者達が、出没しているような状況だ
 一般人は、皆逃げ出したのかもしれない

 そう考えながら、マドカは連絡を寄越してきた青年と、携帯で話をしながら……つい、と軽く腕をふった


 直後、周囲は強い光に包み込まれて
 次の瞬間……犬も、襲い掛かってきた者達も、皆、体の一部を地面や周囲の壁に埋め込まれ、身動きが取れなくなっていた


「あぁ?いや、なんでもないさね。正当防衛だし」

 悲鳴が向こうにも聞えたようで、何かあったのかと聞かれたが、マドカはそう返す
 かつん、かつん、と
 平然と、埋め込んだ者達の横を通り過ぎていく

「ありがとうね、教えてくれて…………これで、あの馬鹿亭主、ぶん殴りにいけるよ」

 そう言って、通話を切るマドカ
 ふぅ……と、自分を落ち着けるように、深呼吸する

 今、学校街のあちこちで起きている、この状況
 ……恐らく、朝比奈 秀雄が原因なのであろう、とマドカは考える
 遠くから、時折爆発音すら聞えてきており、あちらこちらで激しい戦いが行われているのだろう

 だが、その全ては
 恐らくは、朝比奈 秀雄一人を倒せば……一気に、終結に向かうはずだ

「…だったら、さっさとあの馬鹿亭主をはたき倒すべきだよねぇ?」

 そう呟き、うん、とマドカは納得して
 山田という青年から連絡を受けた……その、元亭主が潜んでいるという、雑居ビルに向かって
 一人、歩き出したのだった


to be … ?



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