………かつん
落ち込んでいる、サキュバスの耳に…足音が、届いた
ふ、と顔をあげると…一人の女性が、サキュバスと、セイレーン契約者たる鳥井 静香に、近づいてきていた
落ち込んでいる、サキュバスの耳に…足音が、届いた
ふ、と顔をあげると…一人の女性が、サキュバスと、セイレーン契約者たる鳥井 静香に、近づいてきていた
かつん、かつん
ヒールを鳴らし、ゆっくりと近づいてくる女性
咥えタバコをしていて、少々若作りと言った印象の服装をしている
ヒールを鳴らし、ゆっくりと近づいてくる女性
咥えタバコをしていて、少々若作りと言った印象の服装をしている
ゆっくり、ゆっくりと
女性は、二人に近づいて
女性は、二人に近づいて
「あ、ちょっと……」
ぐい、と
乱暴に、気絶している鳥井の胸倉を、掴みあげた
乱暴に、気絶している鳥井の胸倉を、掴みあげた
「………おら、起きなっ、泥棒猫っ!!!」
ゆっさゆっさゆっさ!!
乱暴に、鳥井の体を揺さぶる女性
うぅ…と、苦しげに、鳥井は目をあける
乱暴に、鳥井の体を揺さぶる女性
うぅ…と、苦しげに、鳥井は目をあける
「んん~……酷い目にあったわ~~~ぁ…………………!?あ、あんたはぁ~~……」
「久しぶりだねぇ?」
「久しぶりだねぇ?」
あっけに取られているサキュバスを前に、どうやら女性と鳥井は、知り合いらしい
…そして
サキュバスには、わかった
女性が、激しい怒りのオーラを背負っている事に……!
…そして
サキュバスには、わかった
女性が、激しい怒りのオーラを背負っている事に……!
「…どうしたの、かしらぁ~~~?私ぃ~~~♪この通り、そこの女にヤられちゃってぇ、ボロボロなのよぉ~~~♪」
「……そんな事、知ったこっちゃないね………よくもまぁ、人の亭主を奪い取ってくれたねぇ?」
「……そんな事、知ったこっちゃないね………よくもまぁ、人の亭主を奪い取ってくれたねぇ?」
激しい、激しい、怒りのオーラ
それを前に口を挟める余裕は、サキュバスには、ない
ただでさえ、生肉放置してしまったことで、落ち込んでいたのだ
これ以上のやっかい事は勘弁、と言ったところなのかもしれない
それを前に口を挟める余裕は、サキュバスには、ない
ただでさえ、生肉放置してしまったことで、落ち込んでいたのだ
これ以上のやっかい事は勘弁、と言ったところなのかもしれない
…女性の、言葉に
鳥井は、ほんの少し、寂しそうに笑う
鳥井は、ほんの少し、寂しそうに笑う
「……ふふぅ…♪大丈夫よぉ~~~………ご主人様はぁ、結局ぅ~~~~♪私の事なんてぇ、ちぃっとも見ていてくれなかったんだからぁ~~~……♪」
「よく言うねぇ?泥棒猫」
「ほんとよぉ~~~?結局ぅ、ご主人様にとってぇ~~~……私何てぇ、ただの道具なんだものぉ~~~~♪」
「よく言うねぇ?泥棒猫」
「ほんとよぉ~~~?結局ぅ、ご主人様にとってぇ~~~……私何てぇ、ただの道具なんだものぉ~~~~♪」
…どうやら、サキュバスにエナジードレインされた事によって…鳥井に憑いていた悪魔の囁きも、巻き込まれてエナジードレインされてグロッキー状態のようだ
通常ならば、表に出て着そうなところなのだが、出てくる様子はない
通常ならば、表に出て着そうなところなのだが、出てくる様子はない
「ご主人様はぁ~………もう、いない女の人の事ばっかりでぇ~……♪他の女性なんて、みぃんな、それ以下なんだからぁ……」
「…………」
「……まぁ~……♪あんただけはぁ、ちょっとだけぇ、違ったみたいだけどぉ……♪」
「…………」
「……まぁ~……♪あんただけはぁ、ちょっとだけぇ、違ったみたいだけどぉ……♪」
ばさ、と
力なく、羽根になっている腕を動かす鳥井
…結局
彼女もまた、朝比奈 秀雄に利用されていた被害者でしかないのだろう
力なく、羽根になっている腕を動かす鳥井
…結局
彼女もまた、朝比奈 秀雄に利用されていた被害者でしかないのだろう
「…まぁ、そこにだけは…同情してやっても、いいかねぇ」
っふ、と
一瞬、女性の表情が、曇って
…………が
一瞬、女性の表情が、曇って
…………が
その表情は、即座にまた、怒りによって彩られた
「でも、それとこれとは話が別さね。歯ぁ食いしばりな」
「え?……え、ちょっとぉ~~~~~!?」
「あ、え、ち、ちょっと待った…」
「え?……え、ちょっとぉ~~~~~!?」
「あ、え、ち、ちょっと待った…」
何か、ヤバそうな気配を感じ
サキュバスは、女性を止めようとしたのだが
サキュバスは、女性を止めようとしたのだが
「あぁん!?」
「………いえ、なんでもないです」
「………いえ、なんでもないです」
鬼の形相で睨まれて、止まった
無理
止めるとか、無理
止めるとか、無理
「っや、ち、ちょっと待ってぇ~~!?私ぃ、もう、抵抗しないからぁ~~~~!!??」
「だが断る…………あんたが泣いても!!!あたしは!!殴るのを止めないっ!!!」
「だが断る…………あんたが泣いても!!!あたしは!!殴るのを止めないっ!!!」
ごっがっがすっばきっどかぐしゃべきばきっ!!!
……周囲に、ひたすら何かを殴りまくった音が、響いたようだが
その真相は、女性と、鳥井と、全てを見てしまったサキュバスしか、知らない
その真相は、女性と、鳥井と、全てを見てしまったサキュバスしか、知らない
とぅーびー??