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連載 - 悪意が嘲う・マドカの話-07

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 ………かつん
 落ち込んでいる、サキュバスの耳に…足音が、届いた
 ふ、と顔をあげると…一人の女性が、サキュバスと、セイレーン契約者たる鳥井 静香に、近づいてきていた

 かつん、かつん
 ヒールを鳴らし、ゆっくりと近づいてくる女性
 咥えタバコをしていて、少々若作りと言った印象の服装をしている

 ゆっくり、ゆっくりと
 女性は、二人に近づいて

「あ、ちょっと……」

 ぐい、と
 乱暴に、気絶している鳥井の胸倉を、掴みあげた

「………おら、起きなっ、泥棒猫っ!!!」

 ゆっさゆっさゆっさ!!
 乱暴に、鳥井の体を揺さぶる女性
 うぅ…と、苦しげに、鳥井は目をあける

「んん~……酷い目にあったわ~~~ぁ…………………!?あ、あんたはぁ~~……」
「久しぶりだねぇ?」

 あっけに取られているサキュバスを前に、どうやら女性と鳥井は、知り合いらしい
 …そして
 サキュバスには、わかった
 女性が、激しい怒りのオーラを背負っている事に……!

「…どうしたの、かしらぁ~~~?私ぃ~~~♪この通り、そこの女にヤられちゃってぇ、ボロボロなのよぉ~~~♪」
「……そんな事、知ったこっちゃないね………よくもまぁ、人の亭主を奪い取ってくれたねぇ?」

 激しい、激しい、怒りのオーラ
 それを前に口を挟める余裕は、サキュバスには、ない
 ただでさえ、生肉放置してしまったことで、落ち込んでいたのだ
 これ以上のやっかい事は勘弁、と言ったところなのかもしれない

 …女性の、言葉に
 鳥井は、ほんの少し、寂しそうに笑う

「……ふふぅ…♪大丈夫よぉ~~~………ご主人様はぁ、結局ぅ~~~~♪私の事なんてぇ、ちぃっとも見ていてくれなかったんだからぁ~~~……♪」
「よく言うねぇ?泥棒猫」
「ほんとよぉ~~~?結局ぅ、ご主人様にとってぇ~~~……私何てぇ、ただの道具なんだものぉ~~~~♪」

 …どうやら、サキュバスにエナジードレインされた事によって…鳥井に憑いていた悪魔の囁きも、巻き込まれてエナジードレインされてグロッキー状態のようだ
 通常ならば、表に出て着そうなところなのだが、出てくる様子はない

「ご主人様はぁ~………もう、いない女の人の事ばっかりでぇ~……♪他の女性なんて、みぃんな、それ以下なんだからぁ……」
「…………」
「……まぁ~……♪あんただけはぁ、ちょっとだけぇ、違ったみたいだけどぉ……♪」

 ばさ、と
 力なく、羽根になっている腕を動かす鳥井
 …結局
 彼女もまた、朝比奈 秀雄に利用されていた被害者でしかないのだろう

「…まぁ、そこにだけは…同情してやっても、いいかねぇ」

 っふ、と
 一瞬、女性の表情が、曇って
 …………が

 その表情は、即座にまた、怒りによって彩られた

「でも、それとこれとは話が別さね。歯ぁ食いしばりな」
「え?……え、ちょっとぉ~~~~~!?」
「あ、え、ち、ちょっと待った…」

 何か、ヤバそうな気配を感じ
 サキュバスは、女性を止めようとしたのだが

「あぁん!?」
「………いえ、なんでもないです」

 鬼の形相で睨まれて、止まった

 無理
 止めるとか、無理

「っや、ち、ちょっと待ってぇ~~!?私ぃ、もう、抵抗しないからぁ~~~~!!??」
「だが断る…………あんたが泣いても!!!あたしは!!殴るのを止めないっ!!!」

 ごっがっがすっばきっどかぐしゃべきばきっ!!!


 ……周囲に、ひたすら何かを殴りまくった音が、響いたようだが
 その真相は、女性と、鳥井と、全てを見てしまったサキュバスしか、知らない




とぅーびー??



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