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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - モンスの天使-13b

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 ……混沌が続く、「組織」本部内にて

「…Sさん、私たちも、皆さんの手伝いしなくていいんでしょうかぁ?」
「少し、待て……調べたい事がある。それが終わってから…」

 ぱら、ぱら、と資料をめくる、黒服S
 紗江良の心配そうな視線を受けながら、見ているその資料は…朝比奈 秀雄に関する物
 この騒動の発端となった男の資料だ
 朝比奈 秀雄は、何らかの強い意志を持って行動し、この騒動を起こしている
 ……ならば、その目的は?
 自己顕示欲が強く、支配欲が強いらしい、という話は聞いている
 ………だが、それだけではないのではないか?
 それを感じ取った紗江良の勘に従い、黒服Sは資料を改めて確認する事にしたのだ
 何せ、学校町には来たばかりの二人
 朝比奈 秀雄に関する情報も、まだ口頭でしか聞いていなかったのだから

「……朝比奈 秀雄………施設の出身か……」

 今では、ハーメルンの笛吹きが起こした事件で、責任者が代替わりした、とある施設
 赤ん坊の頃、その施設に入れられた秀雄は、4歳の時に朝比奈家に引き取られている
 ……最も、その引き取られ先も、あまり良い環境ではなかったようだ
 性格の大元が作られたのは、ここでか
 秀雄はそこで、引き取り先の朝比奈家にふさわしくあるべく、エリートコースを進んでいっている

「…あらぁ?この女の人の写真は?」
「うん?……セットになって資料が纏められている、という事は、朝比奈 秀雄の関係者、だろうな」

 横から覗き込んできていた紗江良が、その写真に気づいた
 若い、女性の写真だ
 それをじっと見つめて………紗江良がぽつり、呟く

「この、女の人……その、朝比奈 秀雄、って人の、大切な人だったんじゃないでしょうか?」
「……大切な人だった、か」

 紗江良の勘が、それを過去系で告げてきている
 Sは、秀雄の資料とセットになっていた、その資料も目を通す

「…………門条 晴海………19年前に死亡しているな。死亡原因は………………」

 …その、死亡原因を、目にした瞬間
 黒服Sは……やや、嫌悪感を感じたような表情を浮かべた
 不思議に思った紗江良が、その欄を覗き込もうとした、その時


 悲鳴が、二人の耳に届いた


「え?今の悲鳴はぁ…」
「…隣の、仮眠室かっ」

 二人は、悪魔の囁き騒動で忙しい黒服達の邪魔にならないよう、人気のない仮眠室の隣で資料を確認していた
 確か、その仮眠室には…前日に、意識を失った黒服Cが、そのまま寝かせられていたはず
 二人は急いで、隣の部屋に飛び込む

「どうした、C!?」
「いやぁあああああああああああっ!?ふ、二人の全裸筋肉が女の人を!女の人を!!??」
「「本当に何があった!?」」

 思わず、ダブルで突っ込むSと紗江良
 …どうやら、何らかの悪夢で目が覚めたようだ
 ぷるぷると、黒服Cはその小柄な体を震わせている

「大丈夫ですかぁ?」
「ぁ……は、はい……」

 紗江良に声をかけられ…こくり、頷くC
 どうやら、少しは落ち着いたようだ

「一体、何があって意識を失っていたんだ?」

 触れれば、自分の能力でわかる事ではあるが
 一応、本人に確認を取るS
 …それを、聞いて…Cの顔に、恐怖の色が浮かんだ

「ぁ………そ、そうです。あ、あの、朝比奈 秀雄の動きは……っ!?」
「今、学校町全体で、朝比奈 秀雄とその部下達によると思われる騒ぎが起きている。朝比奈 秀雄の元には、D-No.962が向かったと聞いているが…」
「---っだ、駄目です!!」

 半ば、悲鳴じみた声をあげたC
 カタカタと、体を震わせて………それを、口にする

「だ、だって……朝比奈 秀雄の、三つ目の、都市伝説は………っ、あ、あんなの………か、勝てるはずが、ないです……っ」
「………?」

 …どう言う事だ?
 悪いと思いながらも、SはそっとCに触れて、彼女が手に入れてしまった情報を、読み取ろうとした
 そして

「………な!?」

 見えた、その事実に
 彼女が感じた恐怖を、理解した





to be … ?




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