「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 悪意が嘲う-11

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だれでも歓迎! 編集
 気づいた時には、何もかもが手遅れだった
 気づいた時には、もう、全てが終わった後だった

 彼女を助けられなかった
 彼女の人生が、化け物共に弄ばれるのを、止める事ができなかった


 ----復讐を
 化け物共に、復讐を
 私から、彼女を奪った化け物共に復讐しよう


 そして、今一度
 私の世界に、彼女を取り戻してみせる


 その為に生きてきた
 その為に、全てを踏みつけにしてきた

 もう、後戻りなどできない



 -----後戻りするつもりなど、ない








 雑居ビルの天井を突き破り、首を伸ばす
 …どうやら、「黄金伝説」のドラゴン達の力を極限まで引き出した自分の体は、四階建て雑居ビルの高さでは収まらないほど巨大になったらしい
 ばさり、背中の羽根を広げる
 飛び立ちはしない
 叩きのめす相手はすぐ傍にいるのであるし、自分が飛び立った風圧で翼が吹き飛んでは困る
 …日景家が所有している「小瓶の魔人」
 それが要求を聞き入れるのは、恐らく、日景の家の血筋の人間からの要求のみ
 「小瓶の魔人」に己の願いを叶えさせる為に、翼は絶対に必要な存在なのだから

 ゆっくりと、見下ろす
 己が天井を突き破った事で、落下してくる天井で化け物達が下敷きになっていれば良かったのだが…残念ながら、無事なようだった
 あまり、大きな破片が生じなかったのが原因だろう
 あの化け物も、マドカも、死んではいない
 マドカの方は多少、傷を負っているようにも見えるが、致命傷には至っていない
 化け物にいたっては、完全に無傷

 ……忌々しい
 「組織」の狗の化け物も
 化け物の力を手に入れていた、マドカも
 どちらも、忌々しい
 二人とも破壊し尽くし、この世から消してしまおう

 ゆっくりと、息を吸い込む
 己の体内で、灼熱の炎を生成する
 人間など、この炎を受ければ、一撃でその命、散らすだろう

 こちらの動きに、化け物達が警戒した動きを見せる
 …化け物が、翼を庇うように、その前に立った

 気に食わない
 化け物の癖に、家族ゴッコなど
 こちらの息子を奪っておいて、家族ゴッコを貫くつもりか

 怒りに任せ、炎を吐き出そうとして
 --っぱん、と
 何かが、己の顔に当たった

「…………?」

 視線をそちらに向ければ、背中から純白の羽根を生やし、重火器を手にした少女達が、こちらに向かって真っ直ぐに飛んできていた
 …恐らく、天使に属する都市伝説
 その目を見た限り、自我があるようには見えない……完全に、契約者の操り人形として存在しているか、もしくは、量産型で自我を持たない、と言ったところか

 どちらにせよ、忌々しい
 化け物風情が、邪魔をするな

 じろりと、迫ってくる天使達を睨みつける
 あぁ、邪魔だ
 死んでしまえ

 極限の威力まで生成した炎を、天使達に吐きつける
 一瞬で、少女の姿をした天使達は、炎に包み込まれて
 灰すら残さず、焼き尽くされていった

 いい気味だ、化け物め
 化け物如きが、私の邪魔をするな

 誰にも邪魔などさせない
 私の願いを叶える邪魔をする者など
 誰一人、生かしておくものか






 アァ、ソウサ
 邪魔スル連中ナンテ、殺シテシマオウゼ?
 己ノ願イヲ叶エル為ナラバ
 何ヲ犠牲ニシタッテ構ワナインダカラナァ
 ………ナァ?ゴ主人様ヨォ??





to be … ?




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