「………どう言う事だ?」
その、通達を耳にして
その男は、不機嫌に眉を歪ませた
その男は、不機嫌に眉を歪ませた
白衣を着た、20代後半ほどの男
180を超えた長身ではあるが、普段はどこかやる気なさげな表情をしているせいで、あまり他人に威圧感を与える事はない……の、だが、今は不機嫌全開なその表情で、見る者に強烈な威圧感を与える
肩より少し下まで伸ばされた髪は、うなじの辺りで適当に紐でくくられていた
校長を前に咥えタバコをしたままのその姿は、生徒から呼ばれる「不良教師」のあだ名に相応しい
180を超えた長身ではあるが、普段はどこかやる気なさげな表情をしているせいで、あまり他人に威圧感を与える事はない……の、だが、今は不機嫌全開なその表情で、見る者に強烈な威圧感を与える
肩より少し下まで伸ばされた髪は、うなじの辺りで適当に紐でくくられていた
校長を前に咥えタバコをしたままのその姿は、生徒から呼ばれる「不良教師」のあだ名に相応しい
「通達した通りの事だよ、荒神君」
そんな、不良教師を前に
中央高校校長、出道 桐男はさらりと答えた
中央高校校長、出道 桐男はさらりと答えた
「生徒交換、と言う名目で、都市伝説契約者が三人ほど、転入してきます」
「…それが、全て俺の担任しているクラスに割り当てられる、と?」
「…それが、全て俺の担任しているクラスに割り当てられる、と?」
苛立ちを隠す様子のない不良教師……荒神
しかし、校長は笑顔を崩さない
しかし、校長は笑顔を崩さない
「えぇ。幸い、同じ学年ですからね」
「…そう言う問題か………この学校の都市伝説関連の厄介事、全て俺に押し付けるつもりか」
「まぁまぁ。君なら大丈夫さ」
「…そう言う問題か………この学校の都市伝説関連の厄介事、全て俺に押し付けるつもりか」
「まぁまぁ。君なら大丈夫さ」
気楽な様子の校長
荒神は、苛立ちを隠さずに、白衣の内側から、一本の試験官を取り出した
何か、中に液体の入ったそれを……ぽい、と
校長に向かって投げつける
荒神は、苛立ちを隠さずに、白衣の内側から、一本の試験官を取り出した
何か、中に液体の入ったそれを……ぽい、と
校長に向かって投げつける
直後
試験官の中に入っていたニトログリセンが、爆発した
試験官の中に入っていたニトログリセンが、爆発した
軽く、校長室を揺らす轟音
しかし
しかし
「…………っち」
「まったく、君は容赦がない」
「まったく、君は容赦がない」
校長は、無傷だった
それだけではない
周りの机も椅子も、何もかも
全てが、無傷
爆発など、まるでなかったかのように……ただ、壊れた試験官のカケラだけが、周囲に散らばっていた
それだけではない
周りの机も椅子も、何もかも
全てが、無傷
爆発など、まるでなかったかのように……ただ、壊れた試験官のカケラだけが、周囲に散らばっていた
「頼むよ。校舎が壊れた時は、私がどうにかするから」
「……………それ以外、どうにかできないのか」
「いやぁ、私の契約都市伝説は、攻撃的な能力ではないからね」
「……………それ以外、どうにかできないのか」
「いやぁ、私の契約都市伝説は、攻撃的な能力ではないからね」
からからと笑う校長
荒神は、舌打ちして……ぐしゃり、タバコを握りつぶす
荒神は、舌打ちして……ぐしゃり、タバコを握りつぶす
「…わかった。引き受けよう。だが、給料の面その他について、後で要相談だ」
「それくらいは、わかっているさ。元々、無茶を言ってきたのは教育委員会だしな」
「それくらいは、わかっているさ。元々、無茶を言ってきたのは教育委員会だしな」
……これから、ますます厄介な日常が続く事を理解して
荒神は、深々とため息をついたのだった
荒神は、深々とため息をついたのだった
終われ