---それは、太歳星君が目覚める、その、少し、前
聞えて来たのは、馬の蹄の音
その音に、犬メイドは最高潮に嫌な予感を感じた
その音に、犬メイドは最高潮に嫌な予感を感じた
ひひーん!と言う、嘶きと共に
ヘンリーとエリカを乗せたユニコーンが、犬メイド達の前に、飛び込んできた!
ヘンリーとエリカを乗せたユニコーンが、犬メイド達の前に、飛び込んできた!
「マステマ、お待たせ!」
「…乙女、無事か!?」
「---って、なんでそいつまで来てるんだ!?」
「…乙女、無事か!?」
「---って、なんでそいつまで来てるんだ!?」
ヘンリーが来たのは予想外だったのだろう
マステマが、盛大に突っ込んだ
すとん、とユニコーンから降りながら、エリカはあっさりと答えてくる
マステマが、盛大に突っ込んだ
すとん、とユニコーンから降りながら、エリカはあっさりと答えてくる
「ここに来る途中会ったから、目的地が一緒だってわかって乗せてもらってきちゃった」
「乙女の頼みだしな!」
「乙女の頼みだしな!」
ひっひん
えぇい、頷きあうな、処女厨共め
っつか、来るな
こんな現場に来るな
っつか、来るな
こんな現場に来るな
動けない状態であるのだが、犬メイドは頭を抱えたくなった
本格的に、呼吸する国際問題状態となっているヘンリー
だが、本人には、その自覚が薄い
本格的に、呼吸する国際問題状態となっているヘンリー
だが、本人には、その自覚が薄い
ある程度説明すれば理解するかもしれないが、その為にはどれだけ説明すれば良いだろうか
あぁ、頭が痛い
あぁ、頭が痛い
「とりあえず、こっちを何とかしなくちゃね」
そっと
エリカの左手が、犬メイドに触れた
直後………犬メイドは、体の自由を取り戻す
エリカの左手が、犬メイドに触れた
直後………犬メイドは、体の自由を取り戻す
「かは……っ」
「大丈夫か?」
「大丈夫か?」
起き上がった犬メイドに、気遣う視線を向けてきたヘンリー
気色悪い、そんな視線向けるな
いくら体が女になっても、メンタル面は男のままだと言うのに
気色悪い、そんな視線向けるな
いくら体が女になっても、メンタル面は男のままだと言うのに
「…さて、問題はこっち、よね」
じ、と、水鏡を見下ろすエリカ
少し、困ったような表情を浮かべている
少し、困ったような表情を浮かべている
「……エリカ、それにヘタに触るなよ?そっちの処女厨も、ヘタに触るな」
「わかってるわ」
「…中にいる乙女が気になるが……さすがに、危険性は認識しているさ」
「わかってるわ」
「…中にいる乙女が気になるが……さすがに、危険性は認識しているさ」
エリカは肩をすくめ、ヘンリーもやや興奮している様子のユニコーンを宥めながら、頷く
…流石のこの二人も、状況を認識しているのだ
…流石のこの二人も、状況を認識しているのだ
…かすかに、右手に力をこめながら
エリカは、小さく呟く
エリカは、小さく呟く
「……いざとなったら、私が何とかやってみるわ」
神すら殺す、何もかも問答無用で壊す右手を握り緊めて
エリカは、水鏡を鋭く、睨み付けた
エリカは、水鏡を鋭く、睨み付けた