ガラガラ、と窓が開き、それはすぐに閉められた。
入ってきたのは、夢のチャージに行っていた裂邪と獏。
日付はとっくに変わっているが、時刻はまだ真夜中。
音に気づいたのか、目をこすりながらミナワが起きてしまった。
入ってきたのは、夢のチャージに行っていた裂邪と獏。
日付はとっくに変わっているが、時刻はまだ真夜中。
音に気づいたのか、目をこすりながらミナワが起きてしまった。
(ミナワ>ふぇ?・・・あ、ごしゅじんさま、おでかけでいらっしゃいましたか?
(裂邪>・・・悪魔かよ・・・あのやろぉ・・・
(裂邪>・・・悪魔かよ・・・あのやろぉ・・・
彼はそう呟いた。 ミナワには何の事か分からなかったが、
裂邪の代わりに変身を解除したバクが答えた。
裂邪の代わりに変身を解除したバクが答えた。
(バク>さっき、平将門に会ったんだバク・・・
(ミナワ>え!? 「首塚」のですか!? お怪我は!?
(裂邪>今度も話しただけだ・・・デジャヴュだよ、全く・・・
(ミナワ>え!? 「首塚」のですか!? お怪我は!?
(裂邪>今度も話しただけだ・・・デジャヴュだよ、全く・・・
その時、月明かりでできた影から、黒いローブがスッと現れる。
(シェイド>コノ間ノ「組織」ノ者トノ一件ノコトカ。
(裂邪>あ、シェイd―――待て、お前ずーっと俺の影の中にいたのか?
(シェイド>・・・アァ。オ前モ知ッテイルダロウ? 我々ハ契約者ノ影ニ―――
(裂邪>違う! 何故あいつと出会った時に出てこなかった!?
(シェイド>何ダ、ソウイウコトカ・・・仮ニ出タトシテモ、私ガ出タトコロデ何ニナルト?
(裂邪>あ、シェイd―――待て、お前ずーっと俺の影の中にいたのか?
(シェイド>・・・アァ。オ前モ知ッテイルダロウ? 我々ハ契約者ノ影ニ―――
(裂邪>違う! 何故あいつと出会った時に出てこなかった!?
(シェイド>何ダ、ソウイウコトカ・・・仮ニ出タトシテモ、私ガ出タトコロデ何ニナルト?
それもそうだがよ、と苛立ちながら呟く裂邪。 そこへウィルも話に加わる。
(ウィル>しかし、これで旦那も面倒なことに巻き込まれそうでい。
(裂邪>既に面倒だよ。「組織」に「首塚」・・・今度は何がくるってんだ?
だが一番ムカツクのは将門の横にいたあのガキだ!
何が悲しくてこの俺がガキに脅されなきゃなんねぇんだ!?
ありゃ正義以上にむかついたね! あぁ今考えただけでもはらわたが煮えくり返る・・・!
(ミナワ>・・・そんなに気に入らなかったんですか?;
(バク>オイラもあのガキだけは二度と会いたくないバク。 勿論将門にも会いたくないバクけどね。
(裂邪>ったく、次会う時は真剣に・・・
(裂邪>既に面倒だよ。「組織」に「首塚」・・・今度は何がくるってんだ?
だが一番ムカツクのは将門の横にいたあのガキだ!
何が悲しくてこの俺がガキに脅されなきゃなんねぇんだ!?
ありゃ正義以上にむかついたね! あぁ今考えただけでもはらわたが煮えくり返る・・・!
(ミナワ>・・・そんなに気に入らなかったんですか?;
(バク>オイラもあのガキだけは二度と会いたくないバク。 勿論将門にも会いたくないバクけどね。
(裂邪>ったく、次会う時は真剣に・・・
突然裂邪が話すのを止めたかと思うと、
今の今までキレまくっていたにもかかわらず、冷静になって再び話しだした。
今の今までキレまくっていたにもかかわらず、冷静になって再び話しだした。
(裂邪>・・・なぁ、あいつらを超えようと思ったら、どうしたらいい?
(ウィル>悪い事は言わねえ、やめておきなせえ。 相手が悪すぎるぜい。
(シェイド>ウィルノ言ウ通リダ。
(裂邪>でもよ! 俺は世界征服を―――
(シェイド>貴様ノ目的ハ百モ承知。 ダガ、貴様ハマダ若イノダ。
時ト場合ヲ考エテ行動スルノモ、支配者トナル為ニ必要ナ技能ダ。 違ウカ?
(ウィル>悪い事は言わねえ、やめておきなせえ。 相手が悪すぎるぜい。
(シェイド>ウィルノ言ウ通リダ。
(裂邪>でもよ! 俺は世界征服を―――
(シェイド>貴様ノ目的ハ百モ承知。 ダガ、貴様ハマダ若イノダ。
時ト場合ヲ考エテ行動スルノモ、支配者トナル為ニ必要ナ技能ダ。 違ウカ?
久しぶりに冷静なシェイドの説教を受け、うつむく裂邪。 そしてやや自嘲気味に笑う。
(裂邪>・・・ウヒヒヒ・・・情けねぇなぁ、俺・・・
(ミナワ>ご主人様・・・
(ウィル>安心なせえ旦那。 時間がたてば、旦那も強くなっていきやすぜ!
(バク>そもそもオイラ達が弱いままな訳が無いバク。
都市伝説は人間と違ってどんどん強くなるんだバク!
(ミナワ>そうですよ! でも、今はお休みになってはいかがでしょうか? お疲れでしょう?
(裂邪>あぁ、んじゃそうしy待て、今何時だ?
(ミナワ>えっと・・・午前3時です。
(ミナワ>ご主人様・・・
(ウィル>安心なせえ旦那。 時間がたてば、旦那も強くなっていきやすぜ!
(バク>そもそもオイラ達が弱いままな訳が無いバク。
都市伝説は人間と違ってどんどん強くなるんだバク!
(ミナワ>そうですよ! でも、今はお休みになってはいかがでしょうか? お疲れでしょう?
(裂邪>あぁ、んじゃそうしy待て、今何時だ?
(ミナワ>えっと・・・午前3時です。
裂邪は頭を抱える。
(バク>バク? 主、どうかしたかバク?
(裂邪>・・・今日・・・学校だ・・・
(裂邪>・・・今日・・・学校だ・・・
あぁ・・・と残念そうな声をあげる四天王達。 しかし裂邪はどんな時でも前向きな奴だった。
(裂邪>よし、お前らPSP出せ。 「モンハン」やろ。
実はPSPを4台持っている裂邪。 小遣いで買ったり懸賞で当てたりして集めたのだ。
ウィルは両手が無い所為で使えないので、裂邪・シェイド・ミナワ・バクが所有している。
ウィルは両手が無い所為で使えないので、裂邪・シェイド・ミナワ・バクが所有している。
(シェイド>コノ夜遅クニ「モンスターハンターポータブル2ndG」ヲヤルノカ?
(裂邪>逆に考えろ。 『朝早くに』、だ。
(バク>しょうがないバクね~。
(ウィル>今日は何を狩るんでい?
(ミナワ>あ、すみません、私G級のミラボレアスを狩りたいんですが・・・
(裂邪>ミラボか。 よし、みんな何で行く? 早く決めろよ、俺全武器使ってるから迷うんだよ。
(シェイド>私ハ太刀ダナ。
(ミナワ>私は弓で行きます。
(バク>オイラはライトボウガンだバク。
(裂邪>よし、じゃあ狩猟笛で。
(バク>ハァ!? ミラボ相手にサポートバクか!?
(シェイド>オ前契約者デモ許セヌコトガアルノダゾ?
(裂邪>何を言う! 狩猟笛も立派な戦力だ! 今その力を見せてやる!
(裂邪>逆に考えろ。 『朝早くに』、だ。
(バク>しょうがないバクね~。
(ウィル>今日は何を狩るんでい?
(ミナワ>あ、すみません、私G級のミラボレアスを狩りたいんですが・・・
(裂邪>ミラボか。 よし、みんな何で行く? 早く決めろよ、俺全武器使ってるから迷うんだよ。
(シェイド>私ハ太刀ダナ。
(ミナワ>私は弓で行きます。
(バク>オイラはライトボウガンだバク。
(裂邪>よし、じゃあ狩猟笛で。
(バク>ハァ!? ミラボ相手にサポートバクか!?
(シェイド>オ前契約者デモ許セヌコトガアルノダゾ?
(裂邪>何を言う! 狩猟笛も立派な戦力だ! 今その力を見せてやる!
・・・3乙したのは裂邪だった。 そして、シェイドと獏に袋叩きにあったのもまた、裂邪だった。
ちなみに裂邪はこの日、遅刻こそしなかったものの、体育の授業に寝不足が祟って倒れたとか・・・
ちなみに裂邪はこの日、遅刻こそしなかったものの、体育の授業に寝不足が祟って倒れたとか・・・
(裂邪>(あの祟り神め・・・早速祟りやがった・・・)
...END