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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 狂科学者と復讐者-01

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だれでも歓迎! 編集
 元「組織」所有の、今は既に廃棄された研究施設
 もう、誰もいないはずの、その場所にて……



「退屈~」

 ごろごろ、だらだら
 黒いスーツの上に白衣をまとうと言う、何ともちぐはぐな恰好をした少年が、古めかしい……黒い染みがたくさんついた診察台の上で、暇そうに天井を見上げている
 その天井にも、まるで血痕が飛び散ったように、ところどころ黒い染みがついている

「つ~ま~ん~な~い~!!」
「…少しは静かに出来ないのか、H-No.3」

 不平不満を、隠す事無く口にする少年に、同じ部屋にいた女性が苦言を呈した
 ごろりん
 仰向けからうつ伏せ状態になって、女性を見つめながら、少年はぷぅ、と頬を膨らませる

「だってだって。退屈なんだもん。H-No.1ばっかりズルいよ。僕も人体実験したい」

 愛らしい表情で、しかし、口にした単語は酷く物騒だ
 女性は、H-No.3と呼んだその少年の言葉に、はぁ、とため息をつく

「仕方ないだろう。今の「組織」において、我々が行うような実験は禁止されている……以前のように、堂々とはできないのだ」
「だからってさぁ~。H-No.1だけがこっそりやるなんてさぁ。僕もやりたい~」
「…お前が投与する薬は、H-No.1が使う薬と違って、変化が表に表れ易い。すぐにバレるぞ」

 ぶーぶーぶー
 子供っぽく、不満を隠さないH-No.3
 …女性の言う通り、この少年が今まで誰かに投与してきた薬は、変化が表にあらわれやすい
 たとえば、ただの人間を化け物に変えたり、ただの人間を恐ろしい化け物に変えたり、ただの人間を不気味な化け物に変えたり
 ……そんな物ばかり、作っているのだから

「ねーねー、H-No.2。H-No.1は、今、何をしてるのさ?」
「検体の回収作業中だ」
「ふ~ん、やっぱり、H-No.96?」

 そうだ、と頷く女性…H-No.2
 やっぱり、とH-No.3は、やや不満そうだ

「どうして、H-No.1はあいつを特別扱いするんだろ?結局、「組織」を裏切った失敗作じゃん」
「…あれは、H-No.1が直々に用意した、とっておきの検体だからな。我らにすら、隠されている事情があるのだろう」

 H-No.3の疑問に、淡々と答えるH-No.2
 H-No.3は、やや納得がいっていない表情だ

「せめて、僕も動きたいよ~。中立派の連中とかぶっ殺すの、僕がやっていい?結局、連中失敗してばっかりじゃん」
「……やめておけ。万が一失敗した場合、もう二度と実験を行えなくなるのだぞ?」
「う~……僕、失敗なんてしないもん」

 それでもやめておけ、とH-No.2はH-No.3を制する
 不満そうなH-No.3に……ニヤリと笑い、続ける

「H-No.1が、検体を回収し終えるまで、待て。検体の回収を終えたら、アメリカに渡る」
「ん?「アメリカ政府の陰謀論」にでも合流すんの?」
「さて、どうするかね……我々の研究データを欲する連中がいるならば、そちらと合流するまでだ」

 今の「組織」に、彼女達は魅力を感じていない
 より、堂々と、自由に実験を行える組織が存在するならば、迷わずそちらに向かう
 …自分達は、一応は「組織」の黒服と言う事になっているが、本当は違うのだ
 だから、「組織」を裏切っても、ただそれだけの理由で死ぬ事などない
 裏切る事に、戸惑いなど存在しないのだ

「H-No.1は、H-No.96の他にも、目を付けている検体を数名、入手するつもりでいるようだ。お前にも検体が回ってくるだろうから、それまで大人しくしていろ」
「…は~い」
「その内……我々も動く必要が出たならば、その時、好きにすればいい」

 H-No.2の言葉に、H-No.3はそうだよね、とようやく、機嫌をよくしてきたようだ
 ごろん
 再び、仰向けに寝転がった状態になって、鼻歌など歌い始める

「あ~、せめて穏健派の奴、一人か2人はぶっ殺しておきたいなぁ。僕らの邪魔してきて、ムカつくんだもん」
「殺しては勿体無いぞ。せめて、研究に使って、使えなくなってから廃棄しろ」

 H-No.3の言葉に、そう苦言を呈してから
 H-No.2は、H-No.1が回収予定の検体の、現時点でわかっているデータを確認していく


 ………その共通点に気付く者は
 それらを回収しようとしているH-No.1以外、誰も存在しない




to be … ?




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