…教会の前に立ち
不調な体を落ち着かせるように、深呼吸する天地
不調な体を落ち着かせるように、深呼吸する天地
……大丈夫だ
自分は、あの失敗作とは違うのだ
自分は、うまくやれる……!
自分は、あの失敗作とは違うのだ
自分は、うまくやれる……!
天地の意思に答え、モンスの天使達が姿を現す
そのモンスの天使達が、心配そうな表情を浮かべている事に…天地は、気付いていない
そのモンスの天使達が、心配そうな表情を浮かべている事に…天地は、気付いていない
「………やれ!」
「「「「…は~い!!」」」」
「「「「…は~い!!」」」」
じゃきん!と
天地の指令に、モンスの天使達はいつも通りの明るい声をあげて、銃器を構えた
教会へと接近していき、狙いをつけて…
天地の指令に、モンスの天使達はいつも通りの明るい声をあげて、銃器を構えた
教会へと接近していき、狙いをつけて…
その時
教会の扉が…そっと、開いて
そこから
何かの発射口が、顔を出して
教会の扉が…そっと、開いて
そこから
何かの発射口が、顔を出して
ぶしゅうううううううううううううううううううううう!!!と
発射されたガスが、天使達を一瞬で包み込んだ
発射されたガスが、天使達を一瞬で包み込んだ
「な…!?」
悲鳴をあげる間もなく、ばたばたと倒れていく天使達
死んでいる訳ではない
体が麻痺しているのだろうか、ぴくぴくと蠢いている
死んでいる訳ではない
体が麻痺しているのだろうか、ぴくぴくと蠢いている
「…襲撃を予想できたなら、対応する事は簡単だ」
マッドガッサーが、ガスマクスを外しながら、教会から姿を現す
その後ろには、木刀を構えた葵の姿がある
マッドガッサー達の前に、す、と誠が2人を護るように踊り出た
---っだん!と
教会から飛び出したマリが、天地の後ろを取る
その後ろには、木刀を構えた葵の姿がある
マッドガッサー達の前に、す、と誠が2人を護るように踊り出た
---っだん!と
教会から飛び出したマリが、天地の後ろを取る
「そして、襲撃されたからには…俺達は、容赦しないぞ」
「っち……!」
「っち……!」
退路を立たれた状況に、舌打ちする天地
…姿を現した、中に
目標とする相手は、いない
…姿を現した、中に
目標とする相手は、いない
「…俺の目標は、H-No.96だけだ!」
「そんな名前の奴、ここにはいねぇよ」
「そんな名前の奴、ここにはいねぇよ」
ぶぅぅぅぅん…と、黒焦げた蝿が、天地の傍を飛びまわり始める
天地の言葉に、マッドガッサーははっきりと、言い切った
天地の言葉に、マッドガッサーははっきりと、言い切った
「俺達の仲間に、ナンバーで呼ばれるような奴はいない…全員、名前があるんだよ」
「……っ煩い!」
「……っ煩い!」
熱い
体が、熱い
だが……体が、軽い
体が、熱い
だが……体が、軽い
「……H-No.96は、その中だな………?先生に目をかけられた、癖に……「組織」を裏切った、失敗作が!!俺が、殺す!!!」
体についていたストッパーが外れたような錯覚
地を蹴り、天地は教会の入り口へと、駆け出した
地を蹴り、天地は教会の入り口へと、駆け出した
「っ!?」
天地のスピードが、予想外だったのだろう
マッドガッサーが、驚いたような表情を浮かべたのを確認する
強引に、教会の中に入ろうとしたが…誠が鋭い蹴りを繰り出し、それを阻止する
誠の蹴りをギリギリのところで避け、天地は後方へと跳んだ
マッドガッサーが、驚いたような表情を浮かべたのを確認する
強引に、教会の中に入ろうとしたが…誠が鋭い蹴りを繰り出し、それを阻止する
誠の蹴りをギリギリのところで避け、天地は後方へと跳んだ
まだだ
まだ、遅い
スピードが足りない
もっと、早く……………
まだ、遅い
スピードが足りない
もっと、早く……………
「天地!」
…目標が
教会から…顔を、出した
天地は、彼を睨みつける
教会から…顔を、出した
天地は、彼を睨みつける
「っちょ、辰也はん、あんたは下がって…」
「天地!お前、その動き………薬を投与されたな?その力を使うな!」
「天地!お前、その動き………薬を投与されたな?その力を使うな!」
うるさい
誰が、お前の指示など聞く者か
H-No.96…辰也を睨み付けたまま、天地は叫ぶ
誰が、お前の指示など聞く者か
H-No.96…辰也を睨み付けたまま、天地は叫ぶ
「お前に出来て俺に出来ないはずがない………っ、先生が、俺に合わせて投与してくれたんだから……俺に出来ないはずがない!」
再び、教会の入り口へと接近する
姿を現した天地に、一撃を喰らわせようと、腕をあげて
姿を現した天地に、一撃を喰らわせようと、腕をあげて
「……っあの野郎っ!」
が
天地の一撃を…辰也は、軽く体を動かしただけで、避けてしまった
がしり、天地の腕を掴む
振り払おうとしたが、予想外に強い力に、振り払えない
天地の一撃を…辰也は、軽く体を動かしただけで、避けてしまった
がしり、天地の腕を掴む
振り払おうとしたが、予想外に強い力に、振り払えない
「誠、こいつを取り押さえてくれ……恵!ジャッカロープに、薬の精製を……」
「…っの、放し…………!?」
「…っの、放し…………!?」
…誠に、取り押さえられようとした、その時
がくん、と
天地が、膝をついた
天地が、膝をついた
「………あ、れ………?」
「----っ!!」
「----っ!!」
熱い
体が、熱い
思考の芯まで…熱くて
思考に、霧がかかったような錯覚
体が、熱い
思考の芯まで…熱くて
思考に、霧がかかったような錯覚
小さく咳き込む天地
その口から、血が溢れ出す
その口から、血が溢れ出す
「え……どう、して……」
「…ッ天地!」
「…ッ天地!」
限界を超えて投与された、薬の副作用が現れたのだ、と
天地は、それに気付く事無く
どんどんと、体の自由が利かなくなり……思考が、闇に飲み込まれていく
天地は、それに気付く事無く
どんどんと、体の自由が利かなくなり……思考が、闇に飲み込まれていく
「そんな……そん、な…どうし、て…………せん、せ……」
混乱する思考の中
天地の意識は、闇に飲み込まれて
天地の意識は、闇に飲み込まれて
……誰かが
手を伸ばしてくれたような、そんな錯覚を、覚えて
手を伸ばしてくれたような、そんな錯覚を、覚えて
「……い、ちゃ……」
かすかに、懐かしさを感じながら
天地の意識は……完全に、闇に飲み込まれてしまった
天地の意識は……完全に、闇に飲み込まれてしまった
to be … ?