以前、日焼けマシンの契約者が退治した、マッドガッサー
しかし、それが新たに出現した、と言う情報が入った
ここは、学校町
都市伝説が生まれやすい場所
新たな個体が生まれた、ということだろう
マッドガッサーは、男性のいない、女子供だけの家を狙う
…よって、はじめに心配になったのは、はないちもんめの契約者だった
しかし、それが新たに出現した、と言う情報が入った
ここは、学校町
都市伝説が生まれやすい場所
新たな個体が生まれた、ということだろう
マッドガッサーは、男性のいない、女子供だけの家を狙う
…よって、はじめに心配になったのは、はないちもんめの契約者だった
「それで、忠告に?」
「はい」
「はい」
幸い、と言うべきか否か
連絡に行こうとしていたところで、下校途中の彼女を見つける事ができた
並んで歩きながら、ざっとマッドガッサーについて説明する
連絡に行こうとしていたところで、下校途中の彼女を見つける事ができた
並んで歩きながら、ざっとマッドガッサーについて説明する
「…とりあえず、無闇に玄関を開けなければいいのね?」
「はい。それと、遭遇したら出来る限り、逃げ出すように」
「はい。それと、遭遇したら出来る限り、逃げ出すように」
わかったわよ、と答えてくるはないちもんめの契約者
毒ガスの恐ろしさは、以前遭遇した事件で身にしみているのかもしれない
毒ガスの恐ろしさは、以前遭遇した事件で身にしみているのかもしれない
…そうやって、話している、最中だった
「っ!あれ!」
「……!」
「……!」
黒服と、はないちもんめの、前に
ガスマスクを被った、不審者が姿を現した
すちゃ!と
マッドガッサーが、ガスの噴射口を「はないちもんめ」の少女に向けた
……不味い!?
いきなり遭遇してしまったから、対処法は用意していない
相手の毒ガスがどれだけの殺傷力を持っているかはわからないが…少女がまともに毒を喰らっては、不味い
ガスマスクを被った、不審者が姿を現した
すちゃ!と
マッドガッサーが、ガスの噴射口を「はないちもんめ」の少女に向けた
……不味い!?
いきなり遭遇してしまったから、対処法は用意していない
相手の毒ガスがどれだけの殺傷力を持っているかはわからないが…少女がまともに毒を喰らっては、不味い
「っきゃ!?」
少女を、近くにあった電話ボックスに押し込む
これだけでも、ガスの攻撃はある程度防げるはずだ
直後、マッドガッサーは、毒ガスを噴射してきて
黒服は、それをまともに吸い込んでしまった
これだけでも、ガスの攻撃はある程度防げるはずだ
直後、マッドガッサーは、毒ガスを噴射してきて
黒服は、それをまともに吸い込んでしまった
「く……!?」
ぐらり、視界が暗くなり
…黒服の意識は、そこで一度、途絶えた
…黒服の意識は、そこで一度、途絶えた
「…ねぇ、ちょっと!」
「ん……」
「ん……」
揺さぶられて、意識が戻る
マッドガッサーの毒ガスにやられて、気を失っていたようだ
とりあえず、体は動くようだが…
マッドガッサーの毒ガスにやられて、気を失っていたようだ
とりあえず、体は動くようだが…
「…すみません。ご無事ですか…」
そう、はないちもんめの契約者に声をかけながら、起き上がる
ぷるんっ
ぷるんっ
………
ぷるん?
ぷるん?
起き上がった自分の体に、若干の違和感を感じ
嫌な予感を感じながら…黒服は、自分の体を見下ろした
嫌な予感を感じながら…黒服は、自分の体を見下ろした
…そこには
男である自分には存在しないはずの、豊満なバストが存在していた
……これは、どう言う事なのか
男である自分には存在しないはずの、豊満なバストが存在していた
……これは、どう言う事なのか
「…すみません。私が気絶している間に、一体何が?」
「……あなたが毒ガスを喰らって倒れたのを見て、マッドガッサーはどこかに逃げたわよ。その後、あなたの体に変化が起きて…」
「……あなたが毒ガスを喰らって倒れたのを見て、マッドガッサーはどこかに逃げたわよ。その後、あなたの体に変化が起きて…」
…なるほど
毒ガスは毒ガスでも、性別転換と言うふざけた効果をもった毒ガスだった訳か
黒服は、小さくため息をついた
致死性の毒じゃなかったから、良かったものを…
まったくもって、迷惑な存在である
後で組織に連絡して、早めに捕縛・もしくは退治するように伝えた方がいいかもしれない
毒ガスは毒ガスでも、性別転換と言うふざけた効果をもった毒ガスだった訳か
黒服は、小さくため息をついた
致死性の毒じゃなかったから、良かったものを…
まったくもって、迷惑な存在である
後で組織に連絡して、早めに捕縛・もしくは退治するように伝えた方がいいかもしれない
「…いやに冷静ね」
「一応、対処法はわかっていますから」
「一応、対処法はわかっていますから」
毒を喰らってこうなったのならば、毒を浄化すればいい
いつも持ち歩いている、ジェラルミン製の鞄を開ける
確か、中に「ユニコーンの角の粉末」が…
いつも持ち歩いている、ジェラルミン製の鞄を開ける
確か、中に「ユニコーンの角の粉末」が…
………
……………
……………
おや?
「どうかしたの?」
「…困りましたね。ちょうど、ユニコーンの角の粉末だけ、ありません」
「…困りましたね。ちょうど、ユニコーンの角の粉末だけ、ありません」
河童の妙薬は、どちらかと言うと病気の浄化だ、毒の解毒の効果はあまり見込めない
よりによって、ユニコーンの角の粉末だけ、持ち合わせがないとは
後で、組織で在庫を確認しなければ
ごそごそと、黒服はスーツのポケットを、いくつか探る
水晶でもトパーズでもヘマタイトでもいい
何か、毒の浄化に使えそうなパワーストーンは…
よりによって、ユニコーンの角の粉末だけ、持ち合わせがないとは
後で、組織で在庫を確認しなければ
ごそごそと、黒服はスーツのポケットを、いくつか探る
水晶でもトパーズでもヘマタイトでもいい
何か、毒の浄化に使えそうなパワーストーンは…
…………
「…もしかして。毒を浄化できそうな物が、偶然にも全部なかった、とか?」
「……どうやら、そのようです」
「……どうやら、そのようです」
はないちもんめの契約者の言葉に、黒服は苦笑した
なんと言う、不幸な偶然
これでは、元の姿に戻れない
なんと言う、不幸な偶然
これでは、元の姿に戻れない
「まぁ、幸い私は都市伝説から。万が一組織本部にユニコーンの角などの在庫がなくても、一週間もてば毒は排出されて、元に戻るでしょうが…」
「…つくづく便利ね、都市伝説って」
「…つくづく便利ね、都市伝説って」
確かに、その通りなのだが
…まいった
少し動かしてみるが、女性の体は酷く不便だ
なぜか胸は必要以上に重たいし、元々、男性としても力強い方ではなかった自分の体は、ますますか弱くなってしまっているようだ
これでは、都市伝説と遭遇したさい、足手まといになってしまう確立があがってしまう
担当している都市伝説の契約者に戦わせる以上、自分だけ戦わない、と言うのは問題だと思うのだが…
本当に、もし万が一本部にもユニコーンの角の在庫がなかったら、自分は今まで以上に後ろに下がらざるを得ない
その状況に、黒服は憂鬱になる
…まいった
少し動かしてみるが、女性の体は酷く不便だ
なぜか胸は必要以上に重たいし、元々、男性としても力強い方ではなかった自分の体は、ますますか弱くなってしまっているようだ
これでは、都市伝説と遭遇したさい、足手まといになってしまう確立があがってしまう
担当している都市伝説の契約者に戦わせる以上、自分だけ戦わない、と言うのは問題だと思うのだが…
本当に、もし万が一本部にもユニコーンの角の在庫がなかったら、自分は今まで以上に後ろに下がらざるを得ない
その状況に、黒服は憂鬱になる
「…とにかく、あなたが無事で、良かったです」
そっと、はないちもんめの契約者の頭を撫でる黒服
はないちもんめの契約者は、黒服の身に起こったこの現状に、どう反応したらいいのかわからないのだろう
酷く微妙な表情を向けてきているのだった
はないちもんめの契約者は、黒服の身に起こったこの現状に、どう反応したらいいのかわからないのだろう
酷く微妙な表情を向けてきているのだった