トイレの花子様 08
機関の端末室に篭り、私はある情報を探していた。
都市伝説が人間になる方法。
私の友人であり観察対象者の密かな願い。本人の口から人間になりたいとは聞いていない。
だから無駄になるかもしれないのだが。
都市伝説が人間になる方法。
私の友人であり観察対象者の密かな願い。本人の口から人間になりたいとは聞いていない。
だから無駄になるかもしれないのだが。
メ「めぼしい収穫はありませんね。」
もともとガセなんかがよく混ざりこむ都市伝説だ。それが更に人間になる方法となると、情報はかなり少なくなる。
謎のボス「私は独り事で言ったんだけどな。ちょっと気分転換に喫茶店でも言ってきたらどうだね?」
50歳ほどの渋いおじ様はそういってメモをすっと渡す。
メ「るーもあ?」
謎のボス「なんでも都市伝説が来店するらしい。サタデイ・ウェイティングバー・アバンティみたいに聞き耳を立てれば何か分かるかもよ?」
メ「調べたんですか?」
謎のボス「いいや。娘がオシャレな喫茶店だから一緒に行こうって言っててな。偶然分かったんだよ。」
メ「機能【娘が「お父さんのと一緒に洗濯しないで!」とか「私より先に風呂入らないで」って言われた】って言ったじゃないですか。」
50歳の大人が泣かないでください。女の子はそういうものなんですよ。
・ ・ ・ ・ ・
メ・花「「きーみは誰とキスをする?」」
メ「わーたし?」
花「それとも わたしィ?」
メ「わーたし?」
花「それとも わたしィ?」
なぜこんな事になったんだ。しかも最終回バージョン。
メ・花「「はやく決めろ!!」」
どむ!俺は倒れた。
花「都市伝説リア充、完全に沈黙。」
メ「私しぇりる派!ところで、次のミッションですが。」
メ「今回は、都市伝説でもありますが、現実的な犯罪でもあります。また相手も組織的です。
ですから公安と機関が大々的にバックアップします。」
ですから公安と機関が大々的にバックアップします。」
花「で、今回の敵は?」
メ「ダルマ屋です…。」
ダルマ屋。人を誘拐して、四肢を切り落として見せ物小屋に置くと言う。
男「それなら公安や警察だけで何とかするものでは?裏で政治家と繋がってるとかですか?」
メ「いえ、警察に圧力をかけるモノはありません。
都市伝説がマフィアに飼われているのです。そこで協力を依頼するわけです。」
都市伝説がマフィアに飼われているのです。そこで協力を依頼するわけです。」
なるほど。納得。でも今の花子様にはツライ、戦力的というより精神的に…。
男「質問。トイレは?」
メ「こちらのほうで仮説トイレを大量に用意します。数が多ければ、仮設トイレでも一定の能力は得られるでしょう。」
花「場所は?」
メ「某港の倉庫群です。場所柄、大量の仮説トイレを輸送しても不信では無いでしょう。」
花「…わかった受けるわ。ただ…なんでもない。」
気乗りはしてないようだが、大丈夫だろうか。
敵のタチの悪さから、まず間違いなく血生臭いことになる。花子様の精神が持つか、もしくはバーサクしてしまうかもしれない。
絶対に花子様にとって悪いことが起きる。嫌なフラグのハリネズミみたいな事件をあっせんしてきやがる。
機関入りしたのは間違いだったのかもしれないと、すこし鬱になる。
敵のタチの悪さから、まず間違いなく血生臭いことになる。花子様の精神が持つか、もしくはバーサクしてしまうかもしれない。
絶対に花子様にとって悪いことが起きる。嫌なフラグのハリネズミみたいな事件をあっせんしてきやがる。
機関入りしたのは間違いだったのかもしれないと、すこし鬱になる。
・ ・ ・ ・ ・
私が入手した情報。都市伝説が人間になる方法。
【人間を※す事】
それも1人や2人では足りない。その人数はその都市伝説の有名さに比例して増える。
なるほど、情報が見つからないわけだ。人外の存在に嫌になっても、人間になるために鬼の所業をする。
化け物にならないために化け物の行いをする。花子様が歩ける道ではない。
いくらピーヶ月加算されるとは言え、花子様は17歳の少女。
気丈な振る舞いや、Sな言動をしても相手が悪人でなければ、決して相手にトラウマを残すほどの傷は与えない。
なんだかんだで意外に繊細で鋭敏な心の持ち主なんだ。と私は思っている。
【人間を※す事】
それも1人や2人では足りない。その人数はその都市伝説の有名さに比例して増える。
なるほど、情報が見つからないわけだ。人外の存在に嫌になっても、人間になるために鬼の所業をする。
化け物にならないために化け物の行いをする。花子様が歩ける道ではない。
いくらピーヶ月加算されるとは言え、花子様は17歳の少女。
気丈な振る舞いや、Sな言動をしても相手が悪人でなければ、決して相手にトラウマを残すほどの傷は与えない。
なんだかんだで意外に繊細で鋭敏な心の持ち主なんだ。と私は思っている。
メ「ん…悪人なら?」
相手が悪人という正統性を持たせれば、大丈夫?
私は始めてできた友人のために思考をめぐらせた。
結局、この情報は帰還のデータベースから見つかったもので、ルーモアで得た情報ではないのだが、いいお店だったので、今度あの2人に教えてあげよう。
・ ・ ・ ・ ・
駄目だ。やっぱり花子様に教えられない。花子様には…
ボス「ほう、見つかったのかい?ふむ…それにうってつけのミッションを花子様チームに頼みたいんだが。」
ダルマ屋。悪人の集団だ。たしかにこれを皆殺しにすればこの人間になる条件は満たせるが…
ボス「私は研究を兼ねてと言った。都市伝説たちに気を使いすぎるのは赦せないな。」
その言葉には、「お前に拒否権は無い。断ればお前も、あの2人も安全を保障しない。」という空気を持たされていた。
メ「…わかればよろしい。」
そういってボスは去っていった。
ボス(そうさ、都市伝説に気を使ったら、つけ上がるに決まっている。人間様に立てつこうなど・・・)