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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 花子さんと契約した男の話-52g

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「よぉ、龍一」
「おかえりなさ………あ、翼さん?」

 母校の学園祭に姿を現した翼
 誠や辰也、恵も一緒だ
 様々な事情で学園祭という物を体験した事のない辰也と恵に、学園祭の雰囲気を味合わせてやりたいという思いもあって、翼が誘ったのだ

 それと、色々あって知り合った龍一のクラスが、どんな出し物をするのかも気になっていたのだ
 聞いても、意地でも答えてくれなかったし

「うん、まぁ、どうして答えなかったかは納得した」
「…理解していただけて、嬉しいです」

 翼達を席に案内しつつ、淡々と答えてくる龍一
 目元を覆い隠す長い前髪のせいで、表情はよく見えないが…まぁ、苦笑しているのは、わかる

「なぁに、安心しろ。俺達の世代だって、女装喫茶とかやって、翼のじょs」

 っご!!と
 余計な事を口走ろうとした誠が、翼に盛大に殴られた
 常人では目に捕らえることすら出来ないだろう、神速の右ストレート
 くけ!?と恵がややびっくりしているが、まぁ、問題はない

「獄門寺くーん、ちょっと、こっちー」
「……わかった、天倉、今行く………それでは、注文が決まりましたら、声をかけてください」

 堕天使を思わせる、少々露出の高いメイド服を着た少女に呼ばれ、そちらに向かっていく龍一
 その後姿を、翼は実の弟でも見るように眺める

「ったた…手加減しろよ、翼」
「お前はこの程度じゃ、たいしてきいてねぇだろ」

 殴られた事を抗議する誠に、翼は無碍に言い切った
 まぁ、実際、その通りである
 わりと盛大に殴られたのに、誠は対してダメージを受けた様子はない

「まぁ、誠が変態なのはいつもの事としてだ。ずいぶんとはっちゃけてるんだな、学園祭ってのは」
「うん、まぁ、この学校限定な気がするけどな、ここまで凄いのは」

 やや人酔い気味の恵を気遣いつつの辰也の言葉に、苦笑する翼
 自分達が高校生だった頃から、この学校の学園祭のノリは変わっていない

「…ん~、龍一、思ったより忙しそうだな。龍一とも周ろうかとも思ってたけど、無理っぽいな」
「!?翼、お前、俺よりも年下の方が好みk」

 ごがっ!!と
 再び、誠が翼に殴られた
 先ほどよりも、わりと容赦ない拳だったが、やはりあんまりダメージはない
 とっさに急所をさける誠の技量が凄いのだ

「違うっつの。あいつ、お袋の実家と、関わりがある家の奴だから……そのことで気負いすぎてるとこあるし、少し、面倒見てやりたいんだよ」
「ん?日景家に関わりあるっつぅと…あぁ、なるほど」

 納得している様子の誠
 父親と兄が弁護士をやっているせいか、学校町の旧家について、詳しいのだ

「気負いすぎ、な…まぁ、ガキらしくない雰囲気はあるかね」
「…ん……何かを、一生懸命…我慢してる、ようにも見える」

 龍一の様子をうかがいながら、辰也と恵は口々に、そう評した
 …その評価は、さほど外れている訳でも、ない





 獄門寺という家に生まれた事を
 龍一は、必要以上に気負いすぎている


 そして
 都市伝説と関わった事実も、また
 必要以上に、意識して



 それが、龍一を縛り続けている事に
 翼は気付きながらも、まだ、何もしてやれない





to be … ?



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