「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 電子レンジで猫をチン!-51

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
【電磁人の韻律詩51~恋路の見る夢~】

私は夢を見ていた。
思い出すのはどこか遠い昔の記憶。
どこか?
どこかじゃない。
私が小さい頃過ごしていた軍の施設。
そうだ、私は――――じゃない。
そうだ、私は―――説じゃない。
そうだ、私は――伝説じゃない。

私は人間だった。

都市伝説の力で兵器として何人も何人も。
何人も何人も戦闘員も非戦闘員も容赦無く殺した。
命乞いされてもその言葉の意味も理解せずに殺した。

今まではそれが私のやった事じゃないと思っていた。
私の契約者のやったことで、私は悪くないと思っていた。

でも駄目だ。

今ならはっきり解る。
あれだけ人を見て、人として人と生きてきた今なら解る。
あんなことは人がしちゃ駄目なことだ。化け物のすることだ。




小さな村を一つ消した。
信じている神様が違うからという理由で戦争をする人間の手伝いをして。
そんな人間達の戦争を商売にしている人間達の命令で。
簡単だった。
少し能力を使うだけでまるで花火みたいに人が死んだ。
人の命があんな簡単に失われて良い訳がない。

泣き叫ぶ子供を殺した。
皆やりたがらないからやってあげた。
褒められて、嬉しかった。
私は喜んでいた。
私は……喜んでいたんだ。

私は駄目な人間なんだ。私みたいなのが人で良い訳無い。

駄目な人間な私は駄目な人間なりに殺された。
サムライみたいな男にゴミみたく殺された。
死にかけて、それでも戦おうとしたところで、都市伝説に飲まれた。
そして何時の間にか、私は都市伝説になっていた。

化け物になるのが報いとして丁度良かった。
化け物だったら、私はまだ生きていて良かったのに。

あんなことをしておいてどの面下げて生きていけばいいのだ。

何も考えなかったのが私の罪だ。
何も考えなかった私は何をすればいいのだろう。
恐らく何もしないのが一番良い。でもそれは……





「―――――――あ。」

目が覚めた。
病院のベッド。
組織の病院じゃない。

「さっき明日君が血相変えて君を連れてきていたよ。」
「え……。」
「また戦っていたのかい?君たちも本当に無茶するねえ。
 すぐ戻ってくるから待っていろだってよ?」
「う……。」
「うむ……、まだショックが残っているか。」

言葉が出ない。
どうすればいいのか解らない。
誰かに命令して欲しい。
ああしろ、こうしろ、そう言ってくれれば私はその通りに出来るのに。
楽なのに。でも駄目だ。また思考停止。
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
ワタシハヒトリジャナニモデキナイ

「私は一旦この部屋を離れるが……。何か有ったら言ってくれよ。」

太宰さんはそのまま行ってしまった。






私は一人。
私は一人?
解らない誰かに命令して貰わないと。
行動原理がない。
私は行動原理を持つなと言われた。
私は恋路じゃない。
だから知らない、恋路は明日真の為に動けた。
でも私は何をすればいいのか解らない。
都市伝説である恋路は明日真の為に力を尽くした。
契約者を守りたいと思った。
人間の私は名前もない私はどうすれば良いのか解らない。
私に出来ることはない。
私は私は私は私はアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止思考停止
ワタシハヒトリデココニイル
ワタシハヒトリタッタヒトリ
私は再び目を閉じる
私は一人で夢を見る
【電磁人の韻律詩51~恋路の見る夢~fin】

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー